チューリップの基本情報
チューリップはユリ科の植物
チューリップの開花時期は?
チューリップの開花時期は3月から5月で、品種や植える時期によって3期に分けられます。
早生種:3月下旬~4月中旬
中生種:4月中旬~4月下旬
晩生種:4月下旬~5月上旬
開花時期が異なる品種を組み合わせることで、春の間ずっとチューリップを愛でることができるんですよ!
和名(漢字)は?英語に翻訳すると?
チューリップの学名は「Tulipa gesneriana(ツゥリッパ・ゲスネリアーナ)」といい、その由来はトルコ語の頭巾「Tulipan」だと言われています。チューリップ(tulip)はその「Tulipa」を英語にしたものなんですよ。
そして和名もあります!
それが『鬱金香(ウコンコウ)』。日本で知っている方はほとんどいないのではないでしょうか?
大昔には「チューリップバブル」が起こっていた!
チューリップは1600年代の大昔に、オスマン帝国という異国の地からオランダに輸入されました。その花の美しさに魅了される人は多く、あまりの人気から他の国からも注文が入るほど球根の値段が高騰。ピーク時には、珍しいチューリップは6,000ドル~8,000ドルの高値がつくこともあり、金よりも価値があったといいます。
しかし1637年 2月 3日に、球根の値段がピーク時の100分の1以下まで急落したことでオランダ経済は大混乱に陥りました。このことは「世界最古のバブル経済事件」として歴史に残るほどの大事件だったんですよ。
色や種類がとっても豊富!
チューリップ とひとことで言っても、その種類や色は非常に豊富です。現在は品種改良も進み、海外品種も合わせると約8,000種ほどはあると言われているんですよ!花びらの形から咲き方まで実に様々で飽きもきませんし、組み合わせ次第でオリジナリティのある花壇を作ることができます。一生かかっても全種類とはお目にかかれない、それがまた魅力となっているお花なんです。
《色別》チューリップの花言葉は?
チューリップ全般の花言葉は「思いやり・博愛」「魅惑」です。
でも花言葉は、色によってまた少しつづ変わってくるんですよ。
今回は色別に、チューリップの花言葉をもっと詳しく見ていきましょう!
チューリップの定番カラー「赤」
赤色のチューリップの花言葉は「愛の告白」や「真実の愛」です。
やはり“赤=愛”の意味なのでしょう。とはいえ、チューリップのまあるい優しいフォルムから感じ取れるのは、情熱的な激しい愛というより、時間をかけて育んでいく温かな愛情のような気がします。
恋する乙女カラー「ピンク」
ピンクのチューリップの花言葉は「愛の芽生え」「誠実な愛」です。
愛のはじまりのときめく恋といったらやはり“ピンク”が思い浮かぶ方は多いですが、同時に“誠実な”といった意味も含むのは、チューリップらしいですよね。
ビタミンカラーの「黄色」
黄色のチューリップの花言葉は「叶わぬ恋」です。
元気カラーな印象が強いですが、甘酸っぱい意味もあるようです。
純粋さが伝わるカラー「白」
高貴なイメージのあるカラー「紫」
紫色のチューリップの花言葉は「永遠の愛」です。
ミステリアスなカラーと相まって、ちょっと大人な恋を思わせますね。
陽気な雰囲気を出してくれるカラー「オレンジ」
ぱっと明るい雰囲気で包み込んでくれるオレンジのチューリップの花言葉は「照れ屋」です。
チューリップには、こういった「恋」や「愛」を遠まわしに表現した花言葉もあるんですよ!
お花では珍しいカラー「黒」
チューリップの花束 | プレゼントする時のポイント
チューリップの花束は色別にご紹介した花言葉をうまく活用すると、一緒に“想い”も伝えられる素敵な贈り物になります。女性にチューリップの花束をプレゼントする場合は、小花や他のお花も組み合わせると良いでしょう。華やかさや可愛らしさが増しますよ。
また男性にプレゼントする場合は、あえてチューリップだけで統一するのがオススメです。シンプルで控えめな印象の花束は、男性が持ち歩いていても違和感がありません。
初心者さんでも大丈夫!チューリップの育て方
植える時期・季節は?
チューリップは園芸初心者さんでも、比較的簡単に育てられる丈夫なお花です。そんなチューリップの球根は、紅葉が綺麗な季節の10月末ころから12月末までには植えるようにしましょう。
チューリップは土の中で寒さを経験することで芽が形成されると言われています。植える時期が極端に遅くなってしまうと、茎の部分が短くなったり、お花が最終的に咲かないものも出てきますので注意しましょう。
植えるときに必要なものは?~鉢植えの場合~
今回は一人暮らしの方でも取り入れやすい「鉢植え」バージョンでご紹介しますね。
・チューリップの球根
・園芸用の土
・プランターなどの鉢
・鉢底に入れる石
・鉢底用のネット
・球根用の肥料
・ハンドスコップ
・じょうろ
園芸用の土は、できればチューリップ・球根花専用のものを使うといいですよ。
ぐっと育ちが良くなります!
球根の植え方は?
育て方のポイント
*育てる場所*
チューリップは、6〜8週間ほど5℃程度の低温で芽を形成する準備期間が必要です。そのため室内ではなく、ベランダなどの室外で管理するようにしましょう。
*水やり*
水やりは、基本的に鉢土が乾いた時にするようにしましょう。
お水のやりすぎは球根を腐らせてしまいますからね。
とはいえ、水枯れはしやすいので、1回にあげる量は、鉢底からお水が出てくるくらいたっぷりで!
ポイントは“ゆっくり”と水をあげること。一気にあげてしまうと土が充分に水分を吸う前に流れ落ちてしまいます。
また、同じ箇所に水をかけ続けるのではなく、数分間時間をあけ、数回に分けてまんべんなくかけてあげてください。
*肥料*
まずどの植物に対しても言えることですが、基本的に肥料の与えすぎは「肥料やけ」のもととなり、結果的に球根を腐らせてしまう場合があります。ですので、購入した肥料の説明をよく読んで、量を守って使うようにしてくださいね。また肥料は、球根を植える時と芽が出始める春頃に与えてあげるのがベストです。
寄せ植えポイント
水耕栽培もできるって知ってた?
チューリップは水耕栽培もできますよ!
まず外皮を剥いた球根をお水が入った容器に入れ、芽が出てくるまで冷暗所で育てます。そして、芽が出てきたら日の当たる場所で育ててあげてください。
お水は濁る前に定期的に取り替えてくださいね。
球根を傷つけないよう扱うことがポイントです。
チューリップの球根の増やし方
富山のチューリップ畑に行ってみよう!
*砺波チューリップ公園*
*チューリップ四季彩館*
チャンスがあるならオランダのチューリップ畑へ!
*キューケンホフ公園*
チューリップで心うるおう暮らし作り
チューリップは育て方も意外と簡単で、暮らしを彩りたいときにオススメのお花です。現在では通信販売などでも様々な種類の球根を買うことができるので、ぜひ気になる方は調べてみてくださいね!
細長く丸みのある形のチューリップは多年草の仲間で、正式には「ユリ科チューリップ属」の植物です。
ユリと同じように球根があり、育て方も似ているんですよ。