今年はどんな一年でしたか?
まずはどんなことがあったか見直してみましょう
あなたにとって、今年はどんな一年でしたか?自然災害も多く、つらいこともたくさんあった一年でした。今年もきっとたくさんの経験をして、多くの事柄や感情を学んできたことでしょう。
カレンダーや手帳、アルバムなどを見返してみると、どんなことが起こったか、より鮮明な記憶が蘇ってきます。日記などをつけていない人でも、スマートフォンのカメラロールを眺めてみるといろいろなことが思い出されますよ。
人は「できなかったこと」に目を向けがち
さまざまな出来事を振り返っていく中で、「失敗したこと」はどうしても記憶に強く残ります。そのときの恥ずかしかった感情や周りの視線なども絡めて、覚えているものですよね。
一方、失敗の記憶に比べて、小さな成功体験というのは案外、忘れ去られてしまうものなんです。自分以外が知らない成功体験は特に、すぐに記憶から消されてしまいます。
「できたこと」だってたくさんあるはず!
でも毎日の暮らしの中で、「できたこと」は実はたくさんあるはず。なにかを達成したり、新しいことにチャレンジしたりといった大きな成功体験のほかにも、同じマンションの人に挨拶できた、お金を使わない一日を過ごせたといった小さな成功だってたくさんありますよね。
なにかが「できた」喜びは、人をより高みへと引き上げる特別なちからを持っています。でも、多くの人は小さな成功体験を、その瞬間だけの喜びで終わらせてしまうものなのです。
振り返ることで成長する
成功体験を振り返る
人は自分の成功体験を振り返ることで、自分に自信を持つことができるようになります。誰だって、成功を褒められたらうれしいものですよね。自分で自分の成功を振り返ることは、自分を認めてあげることにつながります。
自己肯定感が自分を高める
自己肯定感が強い人は、メンタルが強いとされています。失敗さえも、マイナスの感情としてではなく、次はこうしようと新たな方法を模索する手段としてとらえることができるのです。
成長のチャンスを逃さない
成功体験を振り返ることで、どうしてそれが成功したのか、という点に気づきが及ぶようになります。では、どのような行動をとっていたら、さらに良い結果を生み出すことができたのかを考えることで、すこしずつ成長していくことができるというわけです。
毎日の成功を振り返ってみよう
振り返りノートをつくる
成功の積み重ねを可視化するために、成功の振り返りノートをつくってみましょう。お気に入りのノートや書き味の良い素敵なペンを振り返り専用の文具にすると書きたい気持ちがアップします。
一日の終わりにその日を振り返る
毎日、寝る前に一日にあった成功体験を振り返っていくと良い気持ちになって眠りにつくことができます。これから始める人は今年一年を大きく振り返って、気づいた成功体験をまずは書き出してみましょう。
気づいたときに付箋に書き留める
ちょこちょこ気づいたときに書いていくスタイルなら、より多くの成功体験を見つけることができます。外出先などで振り返りノートに書き記せないときは、付箋などを活用するのがおすすめ。ふとしたときに気づいた小さな成功体験を覚えておくことができます。
書いた付箋は、手帳やカードケースなどに一時的に貼っておき、帰宅したら、振り返りノートにそのまま貼り付けておけばOKです。付箋がブロックになっているタイプのものなら、反対側にぺたりと貼り付けて、重ねていっても大丈夫。要は、自分の素敵な体験を忘れないシステムができあがっていればいいわけです。
「振り返り」を考える時間をつくろう
定期的な熟考が大切
振り返りノートはしっかりと活用してこそ、意味があるものになります。書き留めた成功体験について、しっかりと考える時間を定期的にとるようにしましょう。それは一か月に一度でもいいですし、一週間に一度でもよいでしょう。自分の暮らしにあったペースで熟考する時間を設けます。
成功のポイントはどこだったのか
なぜ、その行動は成功したのかを考えてみます。事前の準備がしっかりとされていたから、よく寝て体調がよかったからなど、多角的に成功に至った理由を考えてみましょう。
理由はひとつではないかもしれません。これらを考えるうちに、同じような局面に当たったとき、成功する道筋が見えてきます。
行動を見直してみよう
もっと効率的にできないか
「事前の準備がしっかりとされていたから」成功した場合、さらに準備段階で周りに周知徹底されていたら、もっと行動がスムーズにいったのではないか、といった風にひとつひとつ丁寧に検証していきます。いろいろな可能性に思い当たったら、それも併せてノートに書きこんでしまいましょう。
まったく別の方法を考えてみる
別のアプローチの仕方を考えてみると、そのことに対する視野が格段に広がります。自分の中の引き出しを増やすことは、新たな成功体験への近道になります。
自分にできる最善の方法を常に更新していく
ひとつの成功体験に対して、いろいろなやり方があるという気づきは、さらに違った方法をまだまだ見つけていけるという気づきへと発展します。そのときの自分にできる最善の方法はどんどん変わっていくものです。
今日の自分の最善と来週の自分の最善はまた違ったものになるのは当たり前ということです。来週の自分の最善が今日の自分の最善よりも一段階、上のものになっていると嬉しいですね。
自分のありたい姿に近づけていこう
今回の成功体験の次を考える
さらに成功体験を積み重ねていくために、自分の理想とする暮らしぶりへの組み込み方を考えてみましょう。たとえば、「週末に窓の掃除ができた」という成功体験だったら、次は、それをまた実現させるために「毎週末に窓の掃除をする」という行動の予定を考えてみるということです。
「なんとなく」ではなく「やるとき」を決める
これまで「なんとなく」やって成功していたことについては、もうワンステップ進めて、次にやるときは「いつ」やるのかを明確にしてみましょう。そうすることで実現が明確になっていきます。「毎週末、窓の掃除をする」という予定だったら、さらに明確な時間を入れて、「土曜日の朝の9時には窓の掃除をする」といった具合です。
具体的な行動につなげていく
「土曜日の朝の9時に、窓の掃除をする」ということを決めたら、ぜひ、頑張って窓の掃除を実現させてみましょう。自分で予定を立てたことを実現できるようになると、それがさらなる成功体験につながっていきます。
自分を高める「よい習慣」を身につけて
昨日よりもよい自分に
「よい習慣」の積み重ね
人はついつい、楽な方、簡単な方へと流れていきがちです。でも、小さな成功を繰り返し積み重ね、「習慣化」していくことができると、より大きな成功へと道が拓けていきます。
ポジティブに明るい毎日を送るために
自分の理想を明確に、より良く生きる
今年を振り返って、来年につなげていきましょう
来年は今年よりもさらに良い一年になるよう、成功体験を振り返ってみるのはいかがですか?人には良いときも悪いときもあります。いろいろなときがある中で、ポジティブに楽しい毎日を送れるよう、すこしずつ努力していきたいものですね♪
失敗から学ぶことは多いものですが、失敗にはどうしてもマイナスの感情が伴います。失敗を反省するのではなく、自らの成功体験を積み重ねることで成長していこうという考え方があるのをご存知ですか?成功を振り返って、素敵な次の一年へとつなげていきましょう。