また、友達同士での会話において、本音で話しができていますか?自分はもちろん相手も本音を出せているでしょうか…。
どうして「本音」を言いづらいんだろう
仕事において自分の本当の考えが別のところにあっても、他の人の意見に同調してしまうことは良くあること。特に上司など、職位が上の人が意見を発した場合、その傾向が強いのではないでしょうか。
みんなが同調ムードの中、一人だけ違う意見を言うことは、勇気がいりますね。なぜなら、「1人だけおかしな考えの人がいる」と排除される事を恐れてしまうからです。
友達との会話においても、「そうだよね」と話を進める方がテンポよく楽しくいられるでしょう。本音では「違う」と思っていても、その場の雰囲気に水を差してまで本音を言う必要はないと思うこともあるでしょう。
本音を出さないことにもデメリットがある
だからと言っていつも同調してばかりだと、あの人には自分の考えがない、意見がないと言われてしまうことも…。本音が全く見えないと、腹を割って話せる相手ではないと思われる可能性もあるでしょう。
仕事においても友達においても、本音を出さないことが全てを円滑に進めてくれるわけではありません。人と関わる上で、本音とは要所要所で必要なものではないでしょうか。
本音で話してみよう
本音というと、「〜とは思わない、本当は〜したくない」など他と反対のことやマイナスのイメージを持ってしまいがちです。でも、「私もそう思う、本当は〜を応援したい」のような本音だってありますよね。
自分の本音がもしかしたら他の人も心の中では思っていることなのかもしれないし、全く新しい気づきであるかもしれません。自分が話す本音によって新たな展開が開けることもあるでしょう。
では「本音」を言う際、気をつけるべきこととはなんでしょうか。
提案の形で述べる
どんな内容であれ、「私はそんなのおかしいと思う」のように誰かの意見を頭から否定してしまうと、否定された方は受け入れがたく感じるものです。それだけで反感を持たれてもおかしくありませんよね。
「それもいい案ですね。」と一度受け止めてから「こんな考えもありますよ」と提案する形で本音を述べてみましょう。
「分かり合えない」ということが、わかることもある
一人ひとりいろんな考えを持っているはずで、みんなが同じ考えであることの方が不自然ですね。議論をしていれば全く違う考えに出会うことも当然あり得ます。
そんな時、説き伏せる必要はありません。違う考えもあることを伝えればいいのです。時には分かり合えないこともあるでしょう。そんな時は「あの人の考えはおかしい」ではなく、「分かり合えないことがわかった」で良いのです。
みんなに好かれる必要は、ない。
周りと意見が違うとはじき出されるのではないか、仲間外れになるのではないかと心配する人がいるかもしれません。でも、自分の本音を閉じ込めてまで好かれたい相手でしょうか。
さらに、相手が自分をどう思っているか、というのは相手の問題であって、自分でどうこうできる問題ではありません。自分の本音を閉じ込めてまで、相手が自分をどう思っているのかを気にする必要はありませんよね。
おわりに
常に本音で生きていくことは大人になると難しいものです。でも、言い方や受け止め方の意識を変えるだけで、本音を言うことに対する怖さや不安が薄れるような気がしませんか?
本音を言うことで波風が立つことがあるかもしれません。でも、そこを乗り越えてより一層深い信頼や友情が得られることもあるでしょう。自分の本音、ちゃんと話してみませんか?
職場において、考えを述べたり意見を求められる場面というのは多々あるものですね。そんな時、自分の本当の気持ちや考え=「本音」をしっかりと伝えられていますか?