その中で、どうしてあの時こっちを選んだんだろう、どうしてもっと頑張らなかったんだろうなど、苦々しく思い出されることがある方も、いるのではないでしょうか。
どうしてあの時…
例えば、バイトに明け暮れていた学生時代を思い出し、もっと勉強したり長い休みを使って世界を旅して回りたかったと後悔したことはないでしょうか。
社会人になりたての頃を思い出し、どうしてこっちの部署を希望したんだろう、本当はやりたいことがあったのに…と過去の選択に対して後悔することはないでしょうか。
時間の使い方や物事の選択同じく、人との関わり方についても過去を振り返りたくなるものです。同じ時間を共に過ごした友達をもっと大切にすれば良かった、もっといろんなところに出かけて多くの人と知り合いたかった、と後悔したことはないでしょうか。
過去の自分にとってベストだったはず
人によって内容は違っても、過去を振り返ってなんであの時…と思ってしまうことがひとつやふたつあるものですよね。でも、それらは全て、「今の自分」だからそう思えることです。
年齢を重ね、経験を積んだからこそ過去の自分を悔やみたくなってしまいますが、当時の自分も懸命に考えていたはず。きっとその時の自分にとって「良い」と思ったことをしているはずですよね。
どうして過去を悔やみたくなるんだろう
過去を悔やんでも仕方ない、と頭ではわかっています。もちろんやり直しはできないということも…。それでもなお後悔したくなるのは今の自分が思い描いたものと違っているから、ではないでしょうか。
自分の人生をやり直せないのと同じくらい、今に不満があるならなんとかすべき、ということは本当はわかっているのです。でも、今を大きく変えるよりも過去のせいにする方がラクですよね。
ラクだけれど、過去を悔やんだり今に満足しないまま毎日を過ごすのはとてももったいないと思いませんか?悔やむということは、「本当はこうなりたかった」という強い思いがあるはずです。
思い描いた自分になるために。
自分がやりたいと思っていたこと、なりたい姿はどんなものでしょうか。どうしてあの時…と過去を悔やむのではなく、今を変えていきませんか?
仕事や家庭があれば当然時間もお金も限られていると思います。でも、何もかも自由じゃない時のほうが工夫をしたり知恵を絞りますよね。今の自分ならこの方法がベスト、というように制約があるからこそつけられる道筋もあるはずです。
まずは自己分析
まずは自分の気持ちを整理しましょう。本当にしたい事はなにかを明確にした上で、今の自分がそれを叶えるためにはどうすべきかを具体的に探っていきます。
今までに得てきた経験や知識で、時間の確保や費用の面で可能か不可能かも判断できると思います。完全に叶えることは無理でも、他の方法を探ったり現状とうまくバランスを取るのも「今の自分」だからできることではないでしょうか。
ライフプランを立てよう
そして、自分の人生を全体的に俯瞰してみましょう。元気にそして自由に過ごせる時間はあっという間です。過去を悔やんでる暇はありません。思い描く自分が過ごすライフプランを大まかに計画立ててみましょう。
おわりに
過去に対して迷いも悔いもなければ幸せですが、なかなか難しいことですよね。でも、過去を悔やむのは自分が成長し変化したから。大きく変わった自分なら、過去を悔やむのではなく今を変えていけるはずです。
今の自分に満足できれば、「あの過去があったから今の私がある」と思えるはずです。過去に戻ってやり直しはできないけれど、今を良くすることで過去も良く思えるようになるでしょう。
もし過去を悔やんでるなら、今を変えてみませんか?
仕事をしたり家庭を持ったあと、ふとした時に学生時代や独身時代を懐かしく思い返すことはありませんか?楽しかった思い出はもちろん、大変だったことや今では笑い話になっていることが、きっとあるでしょう。