季節の変わり目は日頃、お世話になっている生活家電をきれいにするチャンスです。ついつい、そのまま使ってしまいがちな家電は掃除やメンテナンスをきちんと行うことで、より効率的に使うことができるようになります。

家電の掃除というと、なんだか大ごとのように思えてしまいますが、時間を測ってみると実はそれほど長い時間はかからないことが分かります。一度に全部の家電の掃除を終わらせる必要はありません。一日にひとつ、気になっている家電を掃除してあげましょう。すっきりとした気分になって、また次の家電もきれいにしたくなりますよ。

掃除の際に一本あると便利なのが、アルコール除菌剤です。お洒落なブロガーさんのおうちでは、ジェームスマーチンのものやパストリーゼなどがよく使われています。キッチン家電にも使えるものをチョイスしておくと、安心ですね。

表面のほこりを落とすのに便利なのが、ハンディモップです。全体の汚れをささっと落としてから、拭き上げるとさっぱりと仕上がります。

綿棒は細かなパーツの多い家電の掃除には必須アイテムです。アルコールスプレーなどを含ませてから、ボタンやダイヤルの隙間を拭くとすっきりします。

歯ブラシは目の細かいネット状のものを掃除するのに便利です。家電には案外ネット状のものが多いので、使い古した歯ブラシを用意しておくと活躍してくれます。

今年の夏はサーキュレータ―や扇風機が大活躍でしたね。空気を動かすお手伝いをしてくれたこれらの家電には埃もいっぱいです。

普段からハンディクリーナーを使って表面の埃を取るようにしておくと、いつでも気持ちの良い風を感じることができます。毎日、ひと撫でしてあげるだけでも埃が溜まりにくくなります。

しっかりとしたお手入れをするときは、外側をはずして、中のファンを丁寧に拭き上げてあげましょう。はずせるパーツはすべてはずしてしまうと、より細かなところまで掃除できます。埃が詰まっているところには綿棒やピンセットなどを使って、埃をきれいに取り除きましょう。

エアコンも大活躍した家電のひとつです。室内の空気を吸い込むときに埃が中に入るので、定期的に埃を取り除く必要があります。また、エアコン内部で結露したときにカビが発生してしまうこともあります。季節の変わり目にはぜひすっきりさせてあげましょう。

空気清浄機を使うおうちも増えてきました。空気清浄機はタイプによって、加湿器や除湿器とセットになっているものなど、いろいろなものがありますよね。説明書を読んで、製品にあったお手入れをするのが大切です。

こちらのタイプは空気清浄のみのタイプ。中のフィルターを掃除機できれいに吸い取るだけでお手入れが完了します。一年に一度、フィルターごと交換になるので、いつフィルターを交換したか手帳に書いておくといいですね。

加湿器や除湿器とセットになっているタイプのもののときは、内部のタンクも清潔にしておきましょう。水洗いできるフィルターやパネルなどがあるときは、クエン酸を溶かしたぬるま湯を使って浸け置きし、しっかりと水洗いして乾燥させましょう。

トースターの内部の掃除には、セスキ炭酸ソーダが有効です。キッチンペーパーなどにセスキ炭酸ソーダを染みこませ、汚れのひどい部分にパックします。しばらく放置したあと、しっかりと水ぶきして仕上げましょう。

コーヒーの豊かな風味を楽しむためにも、コーヒーメーカーは日常的にきちんとお手入れしておきたい家電のひとつです。水垢やコーヒーのかすが溜まりやすいので、隅々まで丁寧に掃除しましょう。

まず、はずせるパーツはすべてはずし、開けるところはすべて開きます。コーヒーかすは毎回、捨てるものですが、周辺部分もきちんと掃除しておくことで、清潔を保てます。

水垢がついているところには、クエン酸がよく効きます。クエン酸を溶かした水を給水タンクに入れて、ドリップを行い、その後、2，3度、きれいな水でドリップをするとすっきりします。コーヒーマシンによっては、専用の洗浄用タブレットなどがある場合もあります。取り扱い説明書をよく読んでから掃除するようにしましょう。

洗濯機はついお手入れを怠りがちになってしまう家電のひとつです。夏に大活躍した洗濯機は、嫌な臭いが出る前にお手入れしておきたいですね。

洗濯槽の洗浄には、専用のクリーナーを使うと便利。一回分の洗浄剤がセットになっているものが販売されています。また、過炭酸ナトリウムといわれる酸素系漂白剤を使うのも人気の掃除方法のひとつです。酸素系漂白剤は、40度から50度くらいのお湯で効果が高まります。熱すぎないお湯を使うのがポイントです。

槽洗浄コースがあるときは、取扱説明書に従って行うと簡単です。専用コースがないときは、水位をもっとも高水位に設定し、五分ほど攪拌したあと、一晩そのまま放置します。その後、普通に洗濯、すすぎ、脱水を行います。ごみ取りフィルターに、黒い汚れがたくさんつくので、洗浄後、いちばん最後にきれいにしておくようにしましょう。

製氷機は自動製氷機用の洗浄剤を使って、掃除するのが一般的です。専用洗浄剤を使わないときは、クエン酸でも代用できます。クエン酸を溶かしただけだと、洗浄が終わっているのかどうかよくわからないため、食紅を溶かして色をつけておくとわかりやすくなります。

専用洗浄剤はあらかじめ、ピンク色などの色がついています。こちらの洗浄剤は、水を400㏄くわえて製氷を行うだけで、簡単に製氷機の掃除ができるという優れものです。

氷の色が完全につかなくなるまで、繰り返し製氷を行います。自動製氷機はとても便利なアイテムですが、きちんとお手入れしておかないとカビが生えやすいところでもあるとのこと。季節の変わり目にはぜひ、お手入れしておきたい場所ですね。

毎日、さっとフロア全体を掃除するのにとても便利なお掃除ロボット。お買い物の合間に回しておくと、きれいな状態を長くキープできますよね。でも、お掃除ロボット自体が汚れていては、掃除の効率も落ちてしまいます。

お掃除ロボットは、ゴミをかき集める小さな羽の部分とゴミをかきいれるメインブラシ部分のふたつをきちんとお手入れしてあげると、効率的に掃除できるようになります。ゴミや髪の毛、ペットの毛などが絡まっていたら、ハサミでカットしたりしてすっきりと取り除きましょう。

ゴミを入れる部分のフィルターは掃除機を使って、目詰まりしないようにお手入れしてあげましょう。また、ゴミを集めておく部分もアルコールスプレーを使ってさっぱりと拭き上げるといいですね。

アイロンは熱する部分が焦げつきやすいアイテムです。そのままにしておくと、アイロンをかけたときに、衣類に黒く焦げが移ってしまうことがあるので、焦げは気づいたら取るようにしましょう。重曹やお酢を含ませた布で軽くふき取るときれいになります。それでも落ちないときは、メラミンスポンジで軽くこすってみましょう。

ブレンダーは普段、あまりお手入れしないところをきれいにしておきましょう。スイッチ部分や段になっているところなどを中心に拭きあげます。ブレンダーのガラスの部分には、重曹ペーストやクエン酸などを使って、細かな部分を掃除してあげるとすっきりします。

毎日触れるリモコンは案外、汚れているものです。リモコンのボタンの隙間に入ったゴミを爪楊枝などで取り出し、布でやさしく拭き取ります。リモコンは隙間が多いので、できるだけ水を使わないように掃除するといいですね。

マウスも手垢で汚れがちなアイテムです。日常ではあまり掃除することがないので、季節家電の掃除と一緒にやっておくといいですね。裏の光学レンズ部分はエアダスターなどを使って内部の埃を飛ばします。表のホイール部分は爪楊枝などでゴミを取り除きます。全体を布でやさしく拭き上げるとさっぱりとします。

ドライヤーは後ろの部分の細かなメッシュ部分が汚れています。表面についた汚れはティッシュや歯ブラシを使って拭き取り、内部に埃が入っている場合は掃除機で吸い取ります。掃除するときは、必ず電源をオフにしましょう。

暮らしを便利にしてくれる生活家電。十分に性能を発揮してもらうためにも、メンテナンスは重要です。季節の変わり目は、家中の家電をきれいにするチャンスととらえ、丁寧に掃除をしてみましょう。すっきり、さっぱりすることで、気持ちもぐっと上向きになりますよ♪