子どもの教育にかかわるお金
貯蓄目標は「どんな夢を目指すか」で考えてみよう
子どもがどんな人生を歩みたいか、そのうえでどんな学校を目指していくかを、折を見て家族みんなで考えていきましょう。子どもの進学先によって、必要となるお金も変わってきます。
はやめ、はやめが肝心◎「ライフステージ別」ヒント
妊娠が分かったら、赤ちゃんのための貯蓄を始めましょう。出産までがまずひとつめの貯め時になります。貯蓄はできるだけはやめにスタートすることで、お金を貯めるということのハードルが下がります。また、はやめのスタートは、貯蓄できる額自体を増やすことにもつながります。
子どもの成長に合わせたお金の貯め時を逃さず、貯蓄にはげんでみましょう。赤ちゃんの幸せのための貯蓄をするんだと思うとそれまでよりも頑張れそうな気がしますね。
幼稚園、保育園卒園まで
赤ちゃんが生まれてから、幼稚園や保育園を卒園するまでは細々としたモノにお金がかかる時期です。習い事なども月齢が小さいほど、値段が高くなるものが多いのでお金がかかります。子どものお世話にも手がかかるため、お母さんが働きに出るのも難しい時期です。できるところから節約してすこしずつでも貯蓄できるように頑張りましょう。
小学校在学中
中学校在学中
高校在学中
効率的に貯蓄していくには
貯蓄できるお金をリストアップしてみる
ほかの支出とのバランスを見ながら貯蓄額を決める
貯蓄する方法を考える
学資保険で備えることも
満期を大学入学や高校入学のときに設定することができる学資保険も子どものために備えるものとして便利です。学資保険はさまざまなタイプがあるので、保険会社を比較し、それぞれのご家庭に合ったプランで入るようにしましょう。
子どもを育てるうえで賢く活用したい支援もいろいろ
"赤ちゃんが生まれたら"もらえるお金
赤ちゃんが生まれたらもらえるものとしては、出産一時金や児童手当などがあります。さらに、自治体によって異なりますが、予防接種の無料券がもらえたり、医療費助成制度が整っていたりするところもあります。引っ越しの予定があるご家庭は、子どもの医療費助成制度が充実している市区町村を狙うのも、出費を抑えるポイントになります。
"申請することで"もらえるお金
多くの自治体が導入している子育て支援
子育て支援パスポートの全国共通化が進み、平成29年からは全都道府県で全国共通展開が実施されるようになりました。ほかにも、チャイルドシート購入補助やベビー用品レンタル制度などがあるところもあります。
ユニークな助成制度がある自治体も
子どもの未来のために、無理なく備えよう*
将来、子どもが進みたい道をお金のせいで断念することがないよう、すこしずつ貯蓄に励みましょう。子どもと家族が幸せに暮らすために、長い目で見たライフプランニングをいつも念頭におき、バランスの良い人生を歩んでいきたいものですね。
待ち望んだ赤ちゃんの誕生は、家族みんなを幸せな気分にしてくれます。赤ちゃんの笑顔は何にも代えがたい喜びを運んできてくれます。でも、ちいさかった赤ちゃんが成長するのはあっという間です。子どもと家族がずっと幸せな暮らしを送れるよう、子どものためのお金をきちんと準備してあげたいものですね。