ストレスが簡単に解消できたらいいのに…
「20代・40代の女性」と「40代の男性」のストレスは高めになる傾向
フルタイムで働く20~50代の男女521名を対象とした調査によると、他の年代に比べて20代と40代の女性、また40代男性のストレスが特に高くなる傾向がありました。
20代女性と40代女性のうち「ストレスをとても感じる」「感じる」という人は共に83.1%。40代男性では78.7%と高め。皆さんお疲れのようです。
ストレスは英語でも「stress」
ストレスは英語でもそのまま「stress」。名詞のstressは「圧力」という意味も併せ持っています。
重たい「圧力」としてのしかかるそんなストレス、どのようにして乗り越えていますか?
ストレス解消法、どうやって選んでる?
そこで必要になってくるのがストレス解消法ですが、運動や瞑想など、本当に多種多様で迷ってしまうほど方法がありますね。
みなさんはどんな方法でストレスを発散しているのでしょうか。働く人1000人を対象に調査したところ、ストレス解消法のランキングTOP3は以下のような結果でした。
アンケートでの【ストレス解消方法ランキングTOP3】
2位「美味しいものを食べる」
3位「旅行する」
貴方のストレス解消法はランク入りしていたでしょうか?
時にはブームのストレス発散方法を試したり…
4位以下には「ショッピング」「お酒を飲む」「好きなTV番組を見る」「お風呂に入る」「家族に相談する」「運動する」「音楽」「カラオケ」等、様々なストレス解消法が続きます。
ストレス解消法にはブームもありますね。その時に流行っているものにとりあえず挑戦してみるという方もいるのではないでしょうか。
その方法で、本当に解消できてる?
人気のストレス解消法やその時ブームになっているものを試してはみたものの、ストレスを解消するには至らない…そんな思いを抱えてはいませんか?
仲間とともに楽しみながらも、本当にストレスが解消できているかというと疑問を感じてしまうという方はいないでしょうか。
また、ストレスを解消するためにしていることなのに、終わって帰宅するとどっと疲れている、なんていう方はいませんか?
解消するつもりが反対に疲れているのであれば、その方法が自分に合っていないのかもしれません。
まずは、どんなストレスかをチェック。4つのタイプ別ストレス診断
ストレスと一言で言っても、自分にどんな影響が出ているかによっていくつかの種類に分けられます。
まずは自分のストレスがどんなものであるか、しっかりと把握しましょう。
以下の4つの中でどのタイプに最も近いでしょうか?
A)ストレスが体の変化として現れてくるタイプ
病気ではないものの、ストレスがめまいや吐き気、動悸となって現れます。
日々のストレスを無理に押さえ込もうとし、気持ちの変化に気づきにくい人に多いのがこのタイプです。
B)原因不明の不調に悩まされるタイプ
慢性的なストレスにさらされ、体力が充分にない人は、疲労感や目の疲れ、不眠のような原因不明の不調に悩まされることが多いとされています。
体の不調で思い通りにいかないことがさらなるストレスを生んでしまいます。
C)憂鬱な気持ちに悩まされるタイプ
精神的に活力がなく、自己評価の低い人に多いのが憂鬱な気持ちに悩まされるタイプです。ネガティブな考え方に囚われていることがさらなるストレスにつながってしまいます。
D)超然となんてしていられない。「イライラ」を抑えられないタイプ
自分の思い通りに物事が進まないとストレスが溜まるのがこのタイプです。人に怒りや不満をぶつけずにはいられません。ストレスが発散できないと余計にストレスが溜まってしまいます。
タイプ別・おすすめのストレス解消法
Aタイプ:「瞑想」
まずは瞑想することで自分の心と向き合い、何を我慢しているのか自らを理解しましょう。
抑え込んでいる気持ちを解放させるべく自分を充分にいたわることが1番のストレス解消になるでしょう。
Bタイプ:「お風呂や散歩などリラックスできる時間」
1日の中で、お風呂や散歩などリラックスできる時間を意識的に持ちましょう。
体と心の疲れを解きほぐすことが大切です。時間が取れない場合は、寝る前の腹式呼吸がおすすめです。
Cタイプ:「自信をもつ・こまめな気分転換」
やり終えたことの小さな積み重ねに対して自分の働きを認め、自信を持ちましょう。軽く体を動かしたり公園や買い物に出かけるなど、こまめな気分転換も効果的です。
Dタイプ:「深呼吸・運動」
イライラしてしまったら深呼吸を。
イラついた気持ちを何かにぶつけてしまうとスッキリする反面後悔も大きくなるため、衝動をやり過ごす術を身につけることは大切です。
思い切り運動して汗をかいたり熱唱するなどして、イライラを吹き飛ばしましょう。
小・中・高校生~働く主婦まで…全ての人にお勧めのストレス解消法
寝るのが一番。「睡眠」
ゆっくりと眠ることは、体の抵抗力を取り戻し、心の疲れを癒してくれます。
嫌な思いは一度断ち切って、または考えても仕方ないと割り切って眠ることで、リセットしましょう。
本を読もう。「読書」
科学的に実証されたストレス解消効果を求める人に最適
英国サセックス大学の研究によれば、自分の好きなジャンルの本を読むだけでストレスが68%軽減されると言われています。
好みの文章や内容に没頭することがストレス解消につながるようです。
面接・スピーチ前・不眠時のリラックスに効果的な「筋弛緩法」
「あがり症でスピーチが苦手」「就活や受験などの面接を控えて、緊張してストレスを感じてしまう」等の場合は、ぎゅっとこぶしに10秒力を入れ、その後15~20秒脱力する「筋弛緩法」をお試し下さい。
眠れない時にも効果的です。
面接で「貴方のストレス解消法は?」と尋ねられる例も
また、ストレスフルなその面接でまさに「貴方のストレス解消法は?」と質問されるケースも。
そんな場合は人に話しやすい趣味などを答えると◎。
一般的にマイナスイメージとなる煙草・飲酒・ギャンブル等を回答するのは避けた方が無難でしょう。
ストレス緩和効果があるという研究論文も。「ハグ」
最近の研究によれば、対人ストレスを感じた日にハグをしてもらうと、ネガティヴな気分を緩和してくれる事がわかっています。
風邪などの感染症にかかるリスクも下がるそうですよ。
ハグの相手は恋人でなくともよく、思いやりのある温かい接触であればよいそう。
自分に合ったストレス解消法で心も体も健康に
ストレスの溜まり具合というのは、本人にしかわからないものです。
誰かに話すことで解消したくとも時間が合わなかったり、内容によっては話しにくいこともあるでしょう。
そのため、自分ひとりで解消できる術を知っておくことは大事です。
まずは自分のストレスがどんなタイプなのかを知りましょう。そして、自分に合うものをぜひ試してみてください。
ストレスを感じた時はもちろん、定期的に行うのも良いでしょう。しっかりとストレスを解消し、心も体も健康でいたいですね。
目まぐるしく過ぎていく毎日、少し落ち着いた頃に感じるのが「溜まった疲れやストレス」ではないでしょうか。
春先の変化の多い時期を乗り越えた後などに、ふと疲れを感じることも多いですね。