チューリップってどういうお花なの?
多種多様なチューリップ

和名は鬱金香(うこんこう)といい、もともとはあまり香りの良い花ではありませんでしたが、最近は品種改良により良い香りのものも増えています。

開花時期は3月下旬から5月にかけて。東京での開花は4月ごろで、お花屋さんでも豊富に流通しています。5月に入るとお花屋さんでは初夏のお花が並び始め、チューリップはあまり見かけなくなります。

さまざまな花弁の種類を持つチューリップ。毎年、新しい品種が生み出されて、現在は8000種類以上が楽しめるといわれています。
チューリップは動きを楽しめるお花です
切り花の選び方

切り花を購入するときは、お花の色味がまだ淡く緑色がかったものを選ぶとよいでしょう。品種にもよりますが、チューリップは徐々に色がのってくるので、色が淡いものの方が長い期間、楽しめます。

葉っぱもよく見てみましょう。葉っぱがぴんと張って、きれいな状態のものが鮮度のいいチューリップです。きちんと管理してあげれば、チューリップは1週間から10日ほど楽しむことができます。
水揚げの仕方

バケツのお水の中で茎が斜めになるように、よく切れるハサミでカットしてあげましょう。そのまま、涼しい場所で1時間ほど水揚げをします。

お花の元気がないように感じられたら、新聞紙にそっとくるんで水揚げしてあげましょう。涼しい場所で一晩、過ごすと元気になります。
チューリップは浅水で楽しむお花

チューリップを生けるときは、浅水が最適です。浅水とは、花器に入れるお水の量を少なくすること。球根の春のお花は茎がやわらかいので、お水をたっぷり入れてしまうと茎が腐ってしまいます。

チューリップはお水をとてもよく吸うお花なので、浅水にしていて、気づいたらお水がなくなっていたということのないよう、こまめにお水を換えてあげましょう。
チューリップにはどんな花器が似合うかな?
安定する重さのある花器
口がすぼまった花器
大きなバケツやカゴも似合います
素敵なチューリップのアレンジ方法を見ていきましょう
少ない本数で生ける

チューリップは茎のラインまでまっすぐで、直線的なラインの美しさを楽しめるお花です。ガラスの花器を使うと、お水に浸かっている茎の部分の様子まで分かって新鮮な気持ちになります。
束にして生ける

シンプルな花器にばさりとチューリップを生けると、お花畑がそのままおうちにやってきたみたい。春らしい雰囲気が溢れます。
そよ風がやわらかく、ふんわりと通り過ぎるのを感じたら、チューリップを飾ってみましょう。お部屋が途端に春めいて、軽やかな気分になることができますよ。チューリップの生け方、飾り方をご紹介していきます。