もっとヨガを深く学びたい!
ヨガには国家資格がありません。だからこそ、どの資格が良いのか迷ってしまうのです。今回は、今人気の3つのヨガ資格について、ご紹介します。
ヨガの勉強って何を学ぶの?
ヨガ資格をとるための勉強では、実技だけでなくヨガ哲学や歴史などの知識も学びます。
例えば・・・
①ヨガの歴史(起源から現代にいたるまで)
②ヨガ哲学(ヨーガ・スートラーなど)
③呼吸法(ウジャイ呼吸、カパラバティなど)
④瞑想(目的や効用、実践方法など)
⑤ヨガポーズ(ア―サナ)の効果・効用
⑥解剖学
⑦アジャスト/アシスト/インストラクション
などなど。
インストラクターになる人は、参加者が怪我をしないように安全面にも配慮する必要があるので、どのように指導してサポートするのが最適か、クラスの中で模擬レッスンをしながら学んでいきます。
人気の3つのヨガ資格
海外でも通用する、全米ヨガアライアンス
日本のヨガインストラクターの多くが取得している資格の1つが「全米ヨガアライアンス」です。80年代にアメリカで設立された世界最大規模のヨガ協会で、協会が認定した養成スクールで一定のトレーニングを受講すると取得することが出来ます。
登録しているヨガインストラクターの数は7万2千人以上、世界に4800の登録スクールがあるので、海外でも通用する資格です。取得できる資格はRYT500(500時間トレーニング)、RYT200(200時間トレーニング)、RPYT(マタニティヨガ)、RCYT(キッズヨガ)など。
例えば一番人気のRYT200のトレーニングの内訳はこんな感じ。ヨガ指導者として最もベーシックなスキルを学ぶことのできる資格です。
①実技(100時間)
②インストラクション(25時間)
③解剖学(20時間)
④哲学(30時間)
⑤実戦練習(10時間)
インド中央政府公認のヨガ資格
ヨガと言えばインドが発祥地、そのインドで伝統ヨガを勉強したいという方にもっとも選ばれているのが、インド中央政府公認ヨガインストラクター養成講座です。
日本では、「日本ヨーガ・ニケタン」という団体と、インドのヴィヴェーカナンダヨーガ研究財団が共同で養成講座を開催しています。
インストラー養成講座養成講座は月1回、全10回のコースで、伝統的なヨガの歴史や哲学、ヨガ療法とヨガの関係について学ぶことが出来ます。受講料は約10万円と比較的リーズナブルなのも嬉しいポイント。
自分が好きな流派のヨガ資格
ヨガには様々な流派があります。
例)
アシュタンガヨガ:決められた流れで体をしっかりと動かすスタイル。
ヴィンヤサヨガ:呼吸に合わせて流れるように動くスタイル。
シヴァンンダヨガ:比較的ゆったりとしたペースで一つ一つのポーズをキープするスタイル。
好きな流派がある人は、その流派について深く学ぶという方法も。例えば、シヴァナンダヨガが好きという人には、「シヴァナンダ・ヨーガ・ヴェーダンタ・センター」が人気です。カナダに本部を置く世界40カ国に広がる大きな組織での、ティーチャートレーニングは、アシュラム(修行をする施設)で規則正しい生活をしながら4週間集中して受講します。
残念ながら現在ティーチャートレーニングを日本で受けることはできませんが、欧米やインド、タイやベトナムのアシュラムで毎年開催されています。(日本語通訳や日本語テキスト付)
通常のヨガクラスやワークショップは日本でも受けることも出来るので、資格をとったあとも継続して本場のヨガの知識を学び続けることができます。
ヨガの学びは一生涯つづく
どの資格を選んでも、一番大事なことは学び続けるということと、そして自分が“ヨガを実践していくんだ”という使命感を持つこと。ヨガの資格取得には、誰でもトライすることが出来ます。資格の優劣もありませんので、自分が心惹かれた資格を選んで、もっともっとヨガを好きになってくださいね♪ヨガは学び続けることで、経験値も理解度もより深まっていきます。
もっとヨガについて知りたいと思っている方や、ヨガインストラクターになりたいと思っている方など、ヨガの資格に興味があるという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?