言われてうれしい、言ってうれしい「魔法の言葉」
そういう人は、佇まいが素敵だったり、物腰が柔らかだったり……。
そして、心に残る上手な「褒め言葉」を言ってくれる人かも。
最新の脳科学の研究によると「褒め言葉」は、美味しい物を食べたり、心地よいと感じた時と同じように、脳内ホルモンのセロトニンやドーパミンの量が増え、心がハッピーになれるということが分かったそう。
今日からあなたも、ほめ上手になりましょう♪
褒め上手になるための「3つのステップ」
ステップ1:あいさつ+α
ステップ2:外見や持ち物を褒める
次に、体型など以外で、パッと見た目で気付きやすい外見や持ち物を褒めてみましょう。
例えば女性になら、「そのバッグ、ステキね」「ワンピース可愛い!」「きれいなネイルね」。男性になら「かっこいい時計ですね」、「メガネも似合ってますね」など、なるべく具体的に言うのがコツ。モノを褒めながらも、それを選んだセンスを褒めるのがポイントです。
あくまでもサラッと言うようにし、ねだったり、媚びている印象を与えないように気をつけましょう。
ステップ3:内面を褒める
人によっては、外見より内面を褒められると嬉しい方も多くいます。内面は、外見と違って相手のことがよく理解できないと言えない褒め言葉なので、よりその人にフィットした褒め言葉に。
例えば、「センスがいいね」「聞き上手ですね」「華やかな雰囲気」「穏やかで安心する」など、男性女性問わず使える褒め言葉もいっぱいあるので、言いたい相手を思い浮かべながら褒め言葉を探してみましょう。
ステップアップ:違う言葉で置き換えてみる
「せっかちであくせくしている」と思うか、「働き者でアグレッシブ」と捉えるか。同じ人の性格を現す言葉でも、受け取り方で大きく変わります。
「短気で怒りっぽい」人は、もしかして「完璧主義で責任感が強い」人かも。「のんびりやさん」は、「マイペースでおおらかな人」かもしれません。
その人の性格を悪い面から見ていないか、もしマイナス目線で見ている場合は、違う言葉で置き換えられないか、今一度チェックしてみましょう。
親しい相手にこそ言いたい「褒め言葉」
「夫や彼」に言いたい褒め言葉
付き合いが長くなるとマンネリ化してしまう、彼氏との関係。
初々しい新婚生活を経て、ついつい不平、不満、愚痴ばかりになってしまう、夫との関係。
相手を変えようと思うより、まずは自分から変わるのが◎
「ありがとう」「すごい!何でも知ってるね」「頑張ってるね」など、相手のタイプに合わせて、どんどん褒めてみましょう。“褒め言葉”は、不思議と相手が優しくなる魔法の言葉です。
「子ども」にかけたい褒め言葉
褒め言葉は子どもの自己肯定感を強くし、自分の力で未来を切り拓いていく礎になるそう。「早くやりなさい!」「いつも○○してばかり!」「ダメって言ったでしょう!」「言うことを聞きなさい」など、ついつい言ってしまう“否定する言葉”ではなく、褒め言葉を心がけて。
咄嗟に子どもを否定する言葉を口にしたくなったら、まずはその場を離れて深呼吸。ちょっと冷静になれれば、「あ、私今、疲れているんだな」「寂しいんだな」など、怒りの原因に目を向けることができるかもしれません。子どもへの褒め言葉が上手に言えるように、少しずつ試してみて。
「同僚や仲間」に言いたい褒め言葉
ついつい身内のように厳しく見てしまいがちな、同僚や仕事仲間。上司はもちろん部下や同僚も褒めて、いい関係を築けたら、仕事がより楽しくなりますよね。
「機転が利くなぁ」「やっぱり任せて良かった!」「すごい成長したね」「仕事がていねい」「気が利く」「一緒に働けて嬉しい」など、自分自身が言われてうれしい言葉を相手に言ってみましょう。
「自分」もたくさん褒めてあげよう
相手ばかり褒めていると、ちょっと寂しい気持ちになってしまうかも。
そんな時は、そう、どんどん自分も褒めてあげましょう♪
特に家事は「やって当たり前」と思われがちで、頑張ってもエンドレス。そんな日々に、モチベーションが続かないこともありますよね。そんな時は、積極的に自分をほめてあげれば良いのです。
「今日も、バランスを考えたご飯をつくったね、すごい!」、「食材を無駄にしないで、美味しいご飯がつくれたね。素晴らしい」、「朝、サッと掃除できたね!おかげで、気持ちよく過ごせたね」など、ちょっと大げさに褒めるのがコツ。
さらに、その褒め言葉をノートに手書きすると、より心が安定していき自己肯定感が強くなるそう。
“頑張った自分”を褒めるのは簡単だけど、疲れて動けない時は、ゆっくり家でのんびりしても良いのです。そんな時も、「疲れた自分を、休めることができたね。リラックスできたね」と、自分を優しく褒めてあげましょう。
自分をちゃんと褒めてあげたら、不思議と心が明るくポジティブになれるもの。自分で自分を褒めても、他人から褒められた時のように、脳内ホルモンが分泌されて心が安定するそう。
「植物や動物」にもかけたい褒め言葉
人を褒めるより、もしかして簡単かも? 植物や動物も褒めてあげましょう。
「青々と茂って元気そう!」
「今年もキレイな花が咲いたね」
植物をじっくり眺めて褒めれば、リラックス効果も抜群です。
空や風、太陽など、自然を褒められたらあなたはもう立派な褒め上手♪
イライラすることがあったり、ショックなことがあっても、きっと違う面を見つけて、立ち直りが早くなれますよ。
今日からあなたも褒め美人
心がちょっとトゲトゲしているな、と感じたら、まずは自分をうんと褒めてあげるところからスタートしてみましょう。
2週間ほど続ければ、きっとあなたも「褒め美人」になれますよ♪
まずは気軽に、あいさつ+α位の褒め言葉からスタートしましょう。
ちょっとしたことをしてくれた家族に「おはよう!いつもありがとう」。通りすがりの顔見知りの方に「こんにちは。今日も草取りお疲れ様です」など、ちょっとした言葉をプラスするだけで、相手の心に“褒め言葉”を届けることができます。
言われると嬉しい言葉は、どんどん自分から使うのがコツ!