暮らしを整えて、自分自身と向き合う
ただ漠然と過ごすのをやめる
本当はもっと丁寧に一日を過ごしてみたい。
そう思える人たちは、すでに一歩進んでいるんです。
何も考えずに、ただ漠然と毎日を過ごしてしまう前に、ほんの少しだけ行動を起こしてみましょう。
では、どうしたら、わたしたちは暮らしを整えていけるのでしょう?
それはほんのささいなことでいいのです。
暮らしの中に意識を向けて、毎日、満たされることを知りましょう。
足りない、とばかり思わず、見えるところから満足を得ると、わたしたちはまた一歩先に進むことができるはずです。
スモールステップを重ねて
いきなり大きなことを始めると、それがかえってストレスになってしまうこともあります。
できることから、少しずつ。
できないときには、やらなくてもいい。
それでも、一か月後、一年後、十年後には今とは違ったなにかを得ているはずです。
暮らしを整えるためにできる小さなことを、ご紹介していきます。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
暮らしを整えるためにできること
1 お花を飾る
フレッシュなグリーンは、気持ちを穏やかにしてくれます。お花に似合う花瓶を選び、丁寧に生けることで暮らしにメリハリが生まれます。
お花はアレンジメントやブーケなどの大きなものでなくても大丈夫。お庭に咲いている一輪のお花だっていいんです。たった一輪のお花でも「生きているグリーン」を大切に扱うことで空間そのものを大切にできるんです。
2 グラスを丁寧に磨く
3 モーニングぺージをつけてみる
モーニングページとは、朝、思い浮かんだことをただノートに3ページ分、書き留めていくというもの。自分の中の意識が整理されて、心がふっと軽くなります。
ノートに書き留めるのはなんでもいいのです。長く上手な文章で書く必要はありません。短い文章やセンテンスだけでも大丈夫。頭の中をアウトプットしていくということは、人生にとってとても重要なことなんです。
心配事や気づいたことなどをノートに書き留めていくうちに、同じことをぐるぐると考えることがなくなっていきます。心の中のささいな引っかかりをノートに書き出すだけで、心が落ち着くこともあります。モーニングページは心の澱を取り払うお手伝いをしてくれるものなんですね。
4 きちんとおやつを食べる
きちんとお茶を淹れて、お皿の上にスイーツを用意するという一連の流れは簡単だけれど、省略してしまいがちなことのひとつです。一つ一つの作業を丁寧に行うことは、暮らしを整えることにつながります。
手作りスイーツを作る余裕がなければ、市販のおやつを使ってもいいんです。箱から出して、お気に入りのプレートに美しく見えるように盛りつけてあげれば、市販のおやつもワンランク上のものに感じますね。
5 手紙を書く
最近は、メールやSNSの便利さについつい手紙を書くということをおろそかにしがちです。でも、手書きの手紙というものは送った相手はもちろん、自分の心もほっこりと温めてくれるものなんです。ほんの短い手紙でも、ポストに入っているのを見つけたときは本当に嬉しいものです。
6 お気に入りのコーヒーカップでコーヒーを飲む
ソーサーのあるカップなら、ぜひソーサーも用意して。洗い物が増えるからと、普段はカップだけで飲んでいる人も、ソーサーを使うとおうちカフェの気分を楽しめますね。
7 なにげない音を大切にする
大切にしているレコードがある人は、ぜひ棚から出してプレーヤーにかけてあげましょう。デジタル全盛の世界で、アナログらしい趣のある音色は心を癒してくれますよ。
ヘッドホンをかけてじっくりと音楽に耳を傾けてみるのも素敵。短い時間でも、そっと目を閉じて音に包み込まれるのを感じるとやさしい気持ちが溢れてきます。
8 良い香りを楽しむ
季節のお花やグリーンも良い香りを感じることのできるインテリアアイテムです。凝縮された香りではないからこそ、ふとした瞬間に感じるかすかな香りに気づけたときには嬉しくなります。
9 寝具は清潔に保つ
人生の三分の一を人は眠って過ごします。だからこそ、寝具にはこだわっていつも清潔であるように心がけましょう。洗い立てのシーツの手触りと香りは質の良い眠りを導いてくれます。
ベッド周りにもお気に入りのものを置いて。細部にまで心を配ることで、ワンランク上の眠りが約束されます。
10 完璧を求めない
なにかをやるときに、どこまでやるかを決めるのは自分です。どんなことでも、完璧にやらなければならないと決めてしまうと自分がつらくなるだけです。
お掃除だって、お料理だってほどほどに、自分が楽しいと感じるところまでスキルアップをするようにしてみましょう。それだけで、気持ちがゆったりとするものです。
より良い明日のために
暮らしを整えることは、心を整えることです。
全部を一気にやらなくても大丈夫。
少しずつ、できることから始めて、ちょっとずつ前に進んでいきましょう。
明日が今日よりちょっぴりいい日になるように、ほんの少し心を配る。
積み重ねていくことは、きっと自分自身を成長させることにつながります。
あわただしく過ぎていく時間に翻弄されて、気づけば一日が終わっている。
仕事や家事や育児にと、忙しい毎日を過ごしているわたしたちは、あれをやらなければ、これもやっておかないとと義務感だけで物事を処理してしまうことが多いですよね。