毎日の水仕事による手荒れに悩んでいるけれど、自分に合う台所洗剤がなかなか見つからない、ということはありませんか?そんな時には、思い切って水だけの食器洗いを試してみるのもひとつの方法です。伝統的なガラ紡で織られた「びわこふきん」は繊維の凹凸面がしっかり汚れを吸着してくれるため、洗剤なしでも食器やお鍋を綺麗に洗えます。そのうえ用途も幅広く、丈夫で長持ち。今回はこのびわこふきんをはじめ、便利でエコなふきんやたわしを色々ご紹介します。2017年02月18日作成
こちらは日本独自の紡績方法「ガラ紡」で織られた木綿の布、びわこふきん。食器洗いのスポンジ代わりや、食器拭き用の布巾としてはもちろん、日常使いのお手拭きや洗顔などにも使えます。
びわこふきんは、滋賀県の琵琶湖がかつて洗剤に含まれるリンよって汚染されていた頃、環境保護の一助になればという思いで朝光テープ株式会社が開発したふきんです。だから名前も「びわこふきん」。お湯さえあれば、洗剤を使わなくても食器洗いができるので、手荒れに悩む方にもおすすめです。
優しく織られているため空気が良く通り、乾きも早いとのこと。雑菌が籠らない分いやな臭いもつきにくく、清潔に気持ち良く使い続けることができます。
柔らかくてお肌に優しいその特性から、浴用タオルや手拭いとして使う方もいらっしゃいます。また、ふきんとしての役割を終えたら、ぜひ拭き掃除にも活用しましょう。台所仕事からお部屋のお掃除まで、長く大切に使い続けることができますよ。
使い始めには水を通し、糊の成分を落としましょう。また、ついた汚れをしっかり落としたい時は煮洗いがオススメです。【煮洗いの手順】① 大きめの鍋にふきんがかぶるくらい水を用意し、火にかけます。重層(水1Lに対して大さじ1程度)または粉石鹸(水1Lに対して小さじ2程度)を使う場合は、湯が温まってきたところに入れて溶かしておきます。 ② 沸騰した状態で5分~20分ほどふきんを煮ます。③ 水でゆすいでしっかり絞り、天日で干します。
びわこふきんにも使われている「ガラ紡」とは、ガラガラと音を立てる大きな機械でゆっくりと糸を紡いでいく、昔ながらの紡績方法のこと。長い綿しか紡げない高速の紡績機と違い、ガラ紡は短い綿も無駄にせず、丁寧に糸に仕上げます。
出来上がった糸はこんなふうに優しい風合いで、太さが一定ではなく、ちょっとでこぼこしています。この不揃いな凹凸を活かしているふきんだから、汚れや油をしっかり絡め取ってくれるんですね。
オーガニックコットンを染色したガラ紡の糸で作られたハンカチです。まずは肌触りのいいハンカチや赤ちゃんの沐浴用として使い、古くなってきたらふきん、そして最後は雑巾として長く使うことができます。
落ち着いた色合いも素敵ですが、パッケージもこんなにお洒落なので、プレゼントとして贈っても喜ばれそうですね。
敏感肌の方でも、石鹸なしで安心して使えるお肌洗い。こちらも、使い続けてぼろぼろになってきたらお風呂やキッチンなどの水回りのお掃除に使えます。
こちらはオーガニックコットンで出来たガラ紡の編みたわしです。柔らかくて素朴な風合いですが、ガラ紡ならではの特性を活かしてしっかり汚れを落としてくれます。丈夫で長持ちなのも嬉しいところ。
一つ一つ手仕事で作られているので、少しずつ違った表情があります。もこもことした優しい雰囲気の見た目も可愛いですよね。
「何十年も長く使える、相棒のようなものを!」という想いから生まれたこちらのキッチンクロスは、見た目はシンプルながら、リネンを知り尽くした職人さんの丁寧な手仕事による逸品です。素材はリネン100%。太目の糸をたっぷり使って超高密度で織られているため、驚きの吸水性と速乾性を備えているそうです。
高い吸水性のおかげで、濡れたお皿をたくさん拭いてもクロスがビショビショになりにくく、水仕事の効率もぐんとアップします。また熟練の技術を用いて隙間なくみっちりと織られているので、とにかく丈夫。何度でも繰り返し洗いながら、本当に長く続けることができるキッチンクロスです。
見た目にもとってもカラフルなこちらは、スウェーデンで唯一現在でも紡績から製造を自社工場で一貫して行っているメーカー、ヴェクスボリン社製のディッシュクロスです。高品質のリネン100%で作られていて、10年使えると言われているほど丈夫なんだとか。パッケージも可愛いですよね。
使い始めは多少繊維のケバが出るのですが、繰り返し洗ううちにケバも落ち着き、くったりと柔らかくなってどんどん使いやすさが増していきます。手触りが馴染むまでは鍋敷きやティーマットのように使ってもいいし、食器拭きとしてくたびれてきたら、台拭きや水まわりの掃除にも活用できますよ。
北欧の一般的なリネンクロスとは違い、ふきんとして馴染みのある正方形をしています。こちらは、主に台拭きとして2年ほど毎日使い続けたというディッシュクロス。ひと回りほど縮んでいますが、染みひとつありません。構造上汚れがつきにくく、水ですすげばすぐに綺麗になるのが嬉しいですよね。使いながら育てていくのも楽しいクロスです。
ポーランド製のこちらのクロスは、極細繊維がホコリや汚れを綺麗に絡め取ってくれ、水垢のような汚れでも水で少し湿らせて拭けばピカピカになります。洗剤も不要なので、台所回りのお掃除に使っても安心です。
グラスなどを磨くのも適していますし、そのほかにも鏡や窓の拭き掃除、パソコンやテレビ等の電化製品のお手入れにも活躍します。ケバによる細かい埃や拭き跡が残らず、二度拭きの手間もいりません。生活の中の気になる汚れを手軽に、気持ちよく磨けますよ。
たわしといえば、ちくちくと固いものというイメージがありませんか?もしかするとそれは、パームヤシで出来たたわしかもしれません。シュロの繊維を職人が丁寧に束ねて作る昔ながらのたわしなら、手触りも柔らか。当たりが優しく、柔軟性に富んでいるのが特徴です。
シュロたわしならお鍋やフライパン洗いはもちろん、まな板などをしっかり洗っても傷を作ってしまうことがありません。中にはお風呂で身体を洗うのに使っている方もいらっしゃるそうですよ。
丸く束ねたおなじみの形のたわし以外にも、あると便利なのがこうしたシュロの棒たわしです。太さもいろいろ揃っているので、用途に応じて使い分けるのもいいですね。
棒たわしが活躍するのは、こうした背の高いグラスの底を洗うとき。また、ざるやおろし金、すり鉢の目に詰まった汚れもすっきり気持ちよく掻き出してくれます。植物性の油分が含まれているシュロは水にも強く耐久性があるので、きちんとお手入れすれば10年20年と使い続けることができますよ。
素材のうち75%が銅できているというこちらのクロスは、茶渋や水垢など日常的な汚れからフライパンの焦げ付きまで、水だけでしっかり落とせるという優れものです。洗剤を使って洗うことができない、鉄製のフライパンなどのお手入れには特におすすめですよ。
銅は金属の中でもやわらかい素材なので、このクロスでお鍋などをこすっても傷つけません。また、魚焼きグリルやトースターの網など、スポンジでは洗いにくい部分の焦げも、クロスタイプならすみずみまで届いてしっかり磨くことができます。
編み物が得意な方なら、アクリルたわしを自分で手作りしてもいいですね。わざわざ毛糸を買って来なくても、着古したセーターやマフラーをほどいて編み直してもOK。洗剤を使わずに食器洗いができる上、手作りすれば古着のリサイクルもできてしまう、とってもエコなたわしです。
びわこふきんをはじめ、便利で環境にも優しく、長く付き合っていける丈夫なふきんやたわしはいろいろあります。お気に入りを見つけたら、ぜひ大切に育ててみて下さいね。
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こちらは日本独自の紡績方法「ガラ紡」で織られた木綿の布、びわこふきん。食器洗いのスポンジ代わりや、食器拭き用の布巾としてはもちろん、日常使いのお手拭きや洗顔などにも使えます。