ドイツ人の「節約哲学」の歴史
・できるものは自分でつくる
・ムダを徹底して廃す
・創意工夫をする
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
1. 環境にやさしい物を選ぶ
ドイツでは、食品、化粧品、文房具、家具などが「環境を守る」「環境に優しい」ことをアピールして売られています。
ドイツ人は環境に優しい商品づくりを方針にしている企業や、その商品を支持します。
アサヒビールは、容器がゴミにならないリサイクルを考えた商品づくりをアピールして、ドイツで人気がでました。
化粧品では「ノリのいいファンデーション」より、「動物実験をしていない」方が宣伝効果があるそうです。残酷な動物実験の写真を公表し、化粧品のために動物が犠牲になることを反対しています。
”環境にやさしい=健康にも良い”そんな身の回りの物を、少し気を付けて選んでみるのも良いのではないでしょうか?
2. 買い物には必ずエコバッグを持参する
3. 休日は、散歩やサイクリング♪公園でリフレッシュ!
自然を楽しみながら散歩したり、サイクリングしたり。身体を動かすことは、リフレッシュ効果もありますし、体力もついて一石二鳥ですね。
自然が豊かなドイツは、都心からも車で30分も行けば緑豊かな森に行くことができます。週末は、ファミリーや友人と美味しいものを食べたり飲んだりしておしゃべりすることがハッピーな時間。お天気のいい休日は、気軽にピクニックに出かけてみたくなりますね♪
4. キッチン道具は、今あるものを使いまわす
日用品も、長くずっと使える良いものを少し持っていれば十分。お鍋やフライパンを使って、揚げたり蒸したりと、代用する精神を持つことが大事です。いろんな種類のものを持たないお陰で、収納にスペースをとることもなくシンプルで使いやすいキッチンに。無駄な掃除の時間と労力のエネルギーも節約することができます。
5. できるものは、自分でつくる
ものを買うときは、本当に必要なものを必要な分だけ。余計なゴミが出る調味料も必要最低限のもので生活することを心がけています。必要なものは自分で手作りする精神も。手作りすると、余計な添加物も入らず美味しくできますね。手間暇をかける時間も楽しいひと時です。
お庭やベランダで、野菜やハーブを育てるのも良いですね。無農薬の食物が身近になるなんて素敵です。
6. ファッションは自分の定番スタイルを作って
色や柄、フォルムなど、自分自身を美しく見せるファッションをご存じですか?
流行に左右されすぎず、シンプルな色やデザインの洋服で、自分らしいスタイルのファッションを楽しんでみてはいかがでしょう。長く着られる上質なアイテムを選ぶことは、自分自身を知り、何が自分にとって必要かを考え、自分を美しく見せるようにプロデュースすること。毎年、毎年、流行を意識して服を買いかえることは、あまりエコとはいえませんしね。
7. 受け継がれる「リユース・リサイクル」の精神
ドイツでは、牛乳やヨーグルトが日本人がびっくりするほどの大きなサイズのガラスビンに入れられて売られています。空きビンは回収、清掃消毒をされ、再び使用されるというリサイクルが徹底しています。
リユース・リサイクルが可能なリターナブルビンを使っている物を購入する。パルシステムや生活クラブなどでは、牛乳や調味料などで、リターナブルビンを使用しています。経費削減CO2も削減で、環境にも優しく。
写真は、ドイツの蚤の市。お店が閉まっている日曜日に行われ、日本の縁日のような雰囲気のアットホームなマーケットです。
持たない暮らしを維持するためにも、不要な物を必要な人に渡すことが出来ると、環境にも優しいですね。
8. 世代から世代へ良いものを使い続ける
また、新しい家具を買う時は一生使えるか考え、じっくりと選びます。
食器やカトラリー類も、お気に入りのものをきちんとお手入れしながら使い続けます。新しいものを次々と買わずに、古いものを大切にすることは経済面だけではなく、きっと心も豊かにしてくれるはずです。
9. お金をかけずに、おもてなしを楽しむ
ホームパーティなどで、自宅に人を招く時には、料理に時間を費やすこともなく、ワインと手軽に作れるもので。ワインとおしゃべりがごちそうです。
10. お土産や贈り物、プレゼント交換に過度なお金を使わない
日本では、お土産の習慣がありますが、ドイツ人、とくにミュンヘンっ子は、旅行先でお土産を買いません。自由に身動きをとることができないほどのお土産を買う行為自体が無駄なことだと感じているようです。
また、ドイツで贈り物の定番というとワインとお花。高いお金を払ってプレゼントすることに、もらう方もあげる方も魅力を感じていないのですね。
ちなみに、ドイツではもらったプレゼントが気に入らない場合「買ったお店で他の物と交換する」のは当たり前で、失礼でもなんでもないそうなんですよ。
いかがでしたか?
無駄なものや事に関しては、徹底してお金を使わないとされる省エネ先進国ドイツの暮らしは、いかがでしたでしょうか?
自然や環境に配慮したり、長く使える物を選んだり、生活に対する合理性や実用的なセンスは、日本人の私たちも見習える部分がありそうですね。
みなさん、ドイツにはどんな印象をお持ちですか?
食いしん坊の方は、まず第一にビールとソーセージの組み合わせを思い浮かべるのではないでしょうか。最近では、ドイツビールが飲めるお店やオクトバーフェストなども盛んでドイツの"食"に触れる機会は多くありますよね。
国民性は、几帳面で真面目、勤勉なところが日本人に似ていたりと"質実剛健"のイメージ。技術的にもデザイン的にもクオリティーが高いので、車や文房具などドイツの製品は、日本でも愛用される方が多いですね。