「さらし（晒）木綿」を使ったことがありますか？「さらし」と聞くと、体に巻くもの？というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実はキッチンでも何かと活躍する便利な道具。一度使うと、その快適さに虜になること間違いなしです♪

「さらし」とは生地を日光や雨風に当て、繊維の色素を抜いて白くする工程のことを言います。

濡れてもすぐに乾き、洗うほどにくったりと馴染んで、どんどん使い勝手がよくなります。洗って何度でも、繰り返し使えるのも大きな魅力です。

裂くと糸が出ますが、使っていくうちに落ち着いてくるので、基本はそのままで大丈夫です。気になる場合は、ほつれた部分をハサミで整えてください。

最初は糊がきいているので軽く水洗いして糊を落とし、乾いたら準備完了！台ふき用、水きり用など用途を分けて使いたい場合は、ステッチなどの目印を入れるといいですね。

熱に強いため、熱々の出汁を直接こすことができます。キッチンペーパーのように、やぶれたりサイズが足りなくなる心配もナシ！

台拭きや食器拭きに。濡れても乾きが早いので、いつでも清潔♪

葉モノの表面についた水気を拭き取る時にも活躍します。野菜がパリッとして、サラダの美味しさがアップしますよ。

茹で野菜を熱いうちにギュッと水きりできるので、おひたしや和え物が水っぽくなりません。またヨーグルトや豆腐の水切りにも活躍。ウマ味がギュッと凝縮されます。

軽くしめらせたさらし木綿は、ラップの代わりになります。乾燥から防ぐだけでなく、おかずから出る余分な水分を吸収してくれたり、レンジでの使用もOKです。

おにぎりを作る時、さらし木綿なら適度に厚みがあるので、炊きたてごはんでも手が熱くならず、ごはんもくっつきません。

さらし木綿をコーヒーフィルターとして使うと雑味が取れて、なめらかな味わいに。ペーパーとは違った楽しみ方ができます。

木綿の風合いがそのまま生きた、未漂白の伊勢木綿3枚組。残留漂白剤の心配がないので、クッキングにも安心です。

天保年間に創業されたと言われる「吉田晒」。蛍光染料を使っていないので安心して食品に使用できるほか、ひと巻き10mというコストパフォーマンスの高さにも注目です。