よい年を迎える準備をしましょう♪
出典:www.instagram.com(@mujikko_rie)
今回は、今年こそバタバタせず、何から手を付けて何を準備すべきかを一緒に学んでいきたいと思います。
大掃除はいつまでに済ませる?
大掃除は28日まで
歳神様を迎え入れるためには、家の中をキレイに掃除しておく必要があります。このように、一年の汚れを落とすことを“煤払い(すすはらい)”といい、古くは12月13日が煤払いの日とされていました。ですので、大掃除を始めるのは12月13日頃から、そして年末にバタバタすることがないように、28日までには終わらせるのが良いとされています。
お正月飾りはいつ飾る?
出典:www.instagram.com(@monocoto_scrap)
しめ縄や門松は年神様がいらしてくれる目印となるものなんです。そのため29日の“苦待つ”と31日の“一夜飾り”は避けるようにして、28日までに飾るようにした方がよいそうです。
鏡餅は、歳神様へのお供えものです。大掃除が終わった後、29日と31日を避けて、キレイにした場所へ飾りましょう。お供えした鏡餅を下げる日は地域によって異なりますが、松の内(1月7日)が開けた1月11日に行うのが一般的です。
鏡餅には神様の霊が宿っているため、食べることでその力を授かることができるといわれていますので、ただ飾っておくだけではいけません。食べるときは、包丁などの刃物で切るのはご法度! 木槌などで割るようにしてください。
年越し蕎麦はいつ食べる?
当時の商家では毎月末に仕事が慌ただしくなるため、晦日(最終日)に蕎麦を出前して使用人の労をねぎらう「晦日そば」という習慣があったそうです。そういった流れが相まっていく中で、蕎麦のように「細く長く」生きられるようにと縁起をかつぎ、大晦日に蕎麦を食べる習慣が根付いたといわれています。
他にも「蕎麦は他の麺よりも切れやすいので、一年の労苦や災厄をその年のうちに断ち切るという願いを込めて」「どんなに痩せた土地でも育つ蕎麦のたくましさにあやかって」「五臓の毒を取り除いて脚気を治すと信じられていたから」などさまざまな説が残っていますが、現代人に最も説得力があるのは「新蕎麦が最もおいしい時期だったから」というシンプルな説ではないでしょうか。
年賀状はいつまでに出す?
年賀状は25日までに出す
年賀状は12月25日までに出せば、元日に届きます。また、それを過ぎてしまっても、28日までに出せば元日に届く可能性はあるそう。とはいっても、「年賀状の準備がまだ」と焦ることがないように、早めに準備をするようにしておきましょう。1月7日以降に届くものは寒中見舞いになるので、間違えないように。
おせちの準備
出典:www.instagram.com(@natsuki_717)
おせち料理の準備はだいたいこんなスケジュールで作ります。
おせち料理は佃煮→酢の物→煮物→焼き物の順で日持ちします。おせちの手作りスケジュール
おせちを手作りするスケジュールの例をご紹介します。
(冷凍保存をしない作り置きのスケジュールです)
12月27日:田作り(佃煮)を作る・黒豆を戻す
12月28日:黒豆を煮る・紅白なます、酢れんこんを作る・かずのこの塩抜きをする
12月29日:黒豆を煮返す・数の子を煮汁につけ込む・昆布を戻す
12月30日:昆布巻きを作る・伊達巻を作る・栗きんとんを作る
12月31日:筑前煮を作る・えび煮を作る
1月1日:ぶりの焼き物を作る・市松かまぼこを切る
日持ちする物・味を馴染ませたほうがいい物から順に、数日に分けて作ると余裕を持って新年を迎えられます。
重箱に詰めるのを12月31日までに終わらせたい場合は、1月1日分も12月31日にまとめて調理してください。
出典:www.instagram.com(@natsuki_717)
なかなか大変な作業ですが、気合いを入れてよい年を迎えるためにも頑張って作ってみたいですよね。
おせち料理は、ひとつひとつに意味があります。例えば、黒豆は豆に働けますように、昆布はよろこぶにかけています。昔の人のいなせな心意気を感じますよね。
いよいよ今年も終わり、新しい年が始まろうとしています。