出典: お買い物のときには欠かせない「エコバッグ」。色や柄も豊富で、選ぶのも楽しいものですよね。
そのエコバッグ、定期的に洗えていますか?
出典: せっかく吟味して選んだ「エコバッグ」なのに、実際のところ、あまりお手入れせずに使っている人が案外多いそうです。実は、定期的に「エコバッグ」を清潔に保つお手入れをしないと、雑菌が繁殖し、せっかく買ったお買い物の商品が汚れてしまうということも…。
実際、アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、不衛生になるという理由で、エコバッグ禁止となった州も出ています。社会ルールが変わるまで、「エコバッグ」の衛生問題は重要視されているということなんですね。日本の農林水産省も公式に、エコバッグを清潔に使うように注意喚起を出しています。
そこで、今回は「エコバッグ」を安心して毎日使い続けるため、衛生的に保つ方法をご紹介。
「エコバッグ」の除菌や洗濯のやり方もあわせて学んで、快適なお買い物の日々を送ってみましょう。
【基礎知識】エコバッグに「カビが生えやすい」こと、ご存じですか
食品を入れて運ぶ「エコバッグ」。汚いとダメだよね・・・ということはなんとなく皆さんお分かりかと思いますが、大きなリスクとして知っていただきたいのが、エコバッグの中が不衛生になると「カビが生えやすい」ということ。
カビが発生する要因として考えられるのは主に4つ。「水分」、「栄養」、「温度」、「酵素(空気)」という4つの条件が揃うとカビが生えやすくなると言われています。
「温度」と「酵素(空気)」をコントロールするのは難しいので、エコバッグを管理する上では、「水分」(冷たい食品の結露の付着等)と「栄養」(食品からの液漏れ、食品くずなどの付着等)に気を付けることが、大切なんですね。
エコバッグの中で「カビが生えやすい好条件」を回避するためにも、これからご紹介する方法を確認していきましょう。
それでは本題です。エコバッグをカビや雑菌のリスクにさらすことなく、衛生的に使うための方法を「10項目」としてご紹介します。
エコバッグの中に「食品を入れる時」に、気を付けたいこと
1.「ドリップ(液汁)が出そうな食品」 はポリ袋などでガード
「エコバッグ」への水分の付着を防ぐために、ドリップが出そうな食品はスーパーであらかじめ、ポリ袋にきちんと入れましょう。
出典: 生魚や肉のドリップ液は、とくに要注意。購入したものから染み出たドリップが他の食品につくと、そこが菌の温床になってしまうこともあります。
そのほか、総菜おかず、豆腐や漬物なども、プラスチック容器から液体が漏れる場合があります。また、水分が多い野菜や果物も潰れてしまうと、水分が出てバッグに付着してしまうので、ポリ袋に入れば入れるようにするといいですね。
出典: 不安な場合はポリ袋で2重に包むなどするとよいでしょう。お刺身などそのまま食べるものへの付着には特に気を付けたいところです。
食中毒にもつながるので、十分気を付けたいですね。
2.冷たいもの・温かいものの密着を防ぐ等、結露が生じにくいように食品を詰める
出典: カビが生じやすい原因でもある、水分。バッグへ食品を詰める時にちょっと工夫して、水分の付着を極力避けるようにしてみましょう。
冷たいものと温かいものを密着させると、結露が発生して、バッグを濡らしてしまいます。「エコバッグ」に入れる順番を考えて、冷蔵商品同士は集めるようにするのがおすすめ。
ひとつのバッグに入れるときは、冷たいものの上に、常温のものをのせてから、温かいものを入れるなど工夫してみましょう。
3.エコバッグを複数使いして、入れるものによって使い分ける
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アイテム詳細を見る出典: エコバッグは一つを大事に使いたいと思っている方が多いかもしれませんが、「食品用」、洗剤などの「日用品用」など、分けて使うほうが、清潔的に保ちやすい使い方。
「食品用」も、複数持って使い分けると安心です。上で述べたように、冷たい食品と温かい食品は密着させないように袋に詰めたほうが良いですが、割り切って「エコバッグ」を2つ用意してしまえば、密着させないように頭をひねる必要もなし。
温度帯によって入れるバッグを変えたりすることで、結露(水分)でバッグを濡らす確率を減らすことができます。冷たいものを入れるバッグは、ナイロンなど、洗いやすい素材などのエコバッグを選び、お手入れの頻度を高くしておきましょう。
「食品入りエコバッグ」を家に持ち帰った後、気を付けたいこと
4.バッグの中に落ちた野菜くずがあれば、すぐに捨てる
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1,800円~(税込)再入荷待ち
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: キャベツや白菜、大根など、ビニール袋で包装されていない野菜・果物を買うことって度々ありますよね。備え付けのポリ袋で包めればよいのですが、袋に入らず、直接入れることも。
そんな時に、どうしても野菜くずや土などがバッグの中に落ちてしまうことがあると思いますが、要注意です。
食品くずはカビの「栄養」になるもの。中身を全部出したら、バッグの中に落ちているものはしっかり確認し、全部、すっきり捨てることが大切です。
出典: 「エコバッグ」の中に、直接的に濡れる物を入れていなくても、冷たい食品の結露などで、バッグの中の「水分」量が増えてしまいます。
できるだけ濡らさないように気を付けることも大切ですが、もし、濡れてしまったら、乾いた布で拭いてよく乾かしておきましょう。
もちろん、濡れた場合は洗濯機ですぐ洗ってしまう、というのもおすすめです。場合によっては汚れが無いようにゴシゴシ拭くよりも、洗濯するほうが簡単にリセットできるかもしれませんね。
お買い物したものを全部出したら、バッグをしまう前に、除菌用アルコールで湿らしたタオルや、アルコールシートなどで拭くことを習慣づけると安心です。直接バッグに噴射するよりも、消毒液で拭く方法が有効です。このひと手間で、付着している菌の数を減らすことができます。
新型コロナウイルスが付着している可能性を意識して、拭き取りを
出典: 新型コロナウイルスはボール紙で1日程度、プラスチックで3日程度、生存するといわれていますので、購入したもののパッケージにも付着しているかもしれないことを考慮し、エコバッグは外側や持ち手だけではなく、中側もしっかり除菌するように心がけましょう。
「レジカゴ・サッカー台」も汚れている可能性があります
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アイテム詳細を見る出典: レジが終わった後に買ったものを詰めるサッカー台も案外汚れているもの。前の人が使って濡れているところは避けるなどして、きれいなところで袋詰めしましょう。
また、サッカー台やレジかご、カートなどに「エコバッグ」を置いたら、忘れずに除菌するように心がけておくと、こまめな除菌につながります。
衛生的ではないカゴやお金など、いろいろなものを触る手で触れる持ち手の部分は特に気を付ける必要があります。さらに、手の脂で、ウイルスなどが落ちにくくなっています。気づいたときにこまめに除菌しておきましょう。
天気が良ければ、天日干しを。太陽の紫外線には殺菌効果があることで知られています。紫外線の強い10時~14時くらいに天日干しできると、より効果的です。風を通し、しっかりとお日様の光があたる場所に干すようにしてみましょう。
エコバッグを折り畳むのは、アルコールで拭いた後ではなく、外であれお家の中であれ、一度ちゃんと「干してから」折り畳むことを、使用ルールに出来るといいですね。
お家の中でのエコバッグの定位置(置き場所)も、湿度にも気を付けましょう。
水をよく使うキッチンのシンクや洗面台のそばに置いたりしておくと、湿気がつきやすく、「エコバッグ」のなかの「水分」をしっかり抜くことが難しくなってしまいます。また、窓際などに置いておいても、雨の日は湿度があがりがちに。
出典: お家の中で風通しのいいところにエコバッグの定位置をつくって、場所を確保しておくといいですね。天日干しがベストですが、風通しのいい場所にピンチハンガーやフックなど用意しておくと、毎日忙しい方でも、簡単に干す習慣がつけられます。
湿度が気になるときは、除湿器をかけるなど、お部屋全体のコントロールをしておけば万全ですね。
9.複数使いを前提として、洗うのは「5日~1週間ごと」を目安に
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アイテム詳細を見る出典: お出かけ・お買い物時に欠かせない「エコバッグ」。複数のエコバックを持つようにすれば、使いまわしを避けられるので、安全性が高まります。そして、定期的に、それぞれ上手にローテーションしながら、洗濯することが可能になります。
エコバッグの汚れ具合によりますが、あるひとつのエコバッグを「3回ほど使ったら」を洗う目安にするとよいでしょう。5日~1週間うちにだいたい3回買い物される方が多いそうですので、1週間に1度は洗いたいですね。
10.洗える素材かどうかを確認したうえで、界面活性剤を活用
出典: 洗濯時には、まずバッグについているタグを見て「洗える素材」であることを確認。
そのうえで界面活性剤の入った洗剤を使って洗濯するとようでしょう。ウイルスや菌は大幅に減らすことができます。
洗剤の注意書きを読み、適切な量を使用して洗濯するようにしましょう。洗剤が少なすぎても、多すぎても、「エコバッグ」にはよくありません。洗剤が少ないと、汚れ落ちに関わりますし、多すぎると洗剤が残って黄ばみや変色の原因となります。
ウイルスの不活化が確認できた衣類の洗濯洗剤についての記事です。あわせてご参照ください。
出典: 桶などに洗剤を溶かし、優しく押し洗いします。20回から30回ほど繰り返したら、水を替え、同じようにすすぎます。洗濯機で軽く脱水をかけ、かたちを整えて、天日干ししましょう。
出典: 洗濯機で洗う場合は、ほかのものと絡んで傷まないように、ちょうどいい大きさの洗濯ネットに入れて、スイッチオン!
脱水の時間は短めにしておくと、かたちが崩れてしまうことがありません。
出典: 環境に優しい「エコバッグ」ですが、食品を入れて運ぶことを考えるとやっぱり衛生的であることが一番大切!「エコバッグ」を選ぶときには、洗濯やアルコール除菌などがしやすい素材を選んでおくと、安心ですよね。
出典: お気に入りの「エコバッグ」はこまめにお手入れしながら、大切に使っていきたいもの。毎日のお買い物後の行動の参考にしてみてくださいね♪
「エコバッグ」への水分の付着を防ぐために、ドリップが出そうな食品はスーパーであらかじめ、ポリ袋にきちんと入れましょう。