心が健康ってどういうこと?
こころの健康とは、いきいきと自分らしく生きるための重要な条件である。具体的には、自分の感情に気づいて表現できること(情緒的健康)、状況に応じて適切に考え、現実的な問題解決ができること(知的健康)、他人や社会と建設的でよい関係を築けること(社会的健康)を意味している。人生の目的や意義を見出し、主体的に人生を選択すること(人間的健康)も大切な要素であり、こころの健康は「生活の質」に大きく影響するものである。
自分の感情を我慢することなく表に出して、楽しい感情やワクワクする感情を持ち合わせていること。
日々の生活で何かの問題点に当たったとしても、スムーズに解決に導けること。周囲と友好的な人間関係を築けていること。人生の目的や意義を見失っていないかなど。
これらはともすれば何らかのストレスを心が受けてしまった時、もろくも崩れてしまいます。
人は心の健康なくしては、いきいきと望ましい生活を送ることはできないのです。
心を健康に保つためにすることは?
日常で簡単にできる心がけや切り替え法なので、誰でも気負いなくできるのでまずは興味あるところからやってみてくださいね♪
「心の健康」をキープする15のこと
その1. 6~7時間は睡眠時間を確保しよう
肌触りのよいファブリックに身を預けるのも◎!
その2.「歩く」という適度な運動をしよう
運動というとトレーニングジムでの筋トレなど思い浮かべますよね。しかし、健康面からいう適度な運動というのは日常の生活の中でできる運動のことです。毎日60分ほどの運動が心身の健康に望ましいといわれています。しかし、運動に慣れていない人がいきなりハードなランニングなどの肺や足腰に大きな負荷のかかる激しい運動をすると、大量の活性酸素を体内に発生させてしまいます。身体のサビを早く招く原因となってしまいます。足腰を使う運動ならウォーキングが断然おすすめです。スニーカーを履いて腕を少し振って肩幅以上の歩幅でリズミカルに歩きましょう。30分以上の有酸素運動でその効果が発生するので、通勤の2駅分くらい歩いてみる、食後に近所を歩いてみるなどルールを作りやってみましょう。非常に心地よい疲れで寝つきも良くなりますよ。
正しい歩き方を意識するだけでカラダの内側から変化がありそう!
その3.「バランスの良い」食生活が大事
手軽に作れるものから始めると料理が楽しくなる♪
その4.「2種類」の休養をとろう
「休養」は何もひたすら休むことだけではありません。文字通りの「身体を休める休養」、そして「英気を養う休養」の2種類の休養の過ごし方があります。実はこの2通りの過ごし方が心身の回復と充実した人生を過ごす点で大切です。週休が2日あるならば、例えば土曜日は心と身体をひたすら休める日と決めて心身のリラックスに努める。日曜日は1週間の力や英気を蓄える日と決めて、趣味やスポーツ、ボランティアなどにいそしむ。など週休の大枠の過ごし方を決めてしまいます。そうすると、自然に平日の仕事や作業が非常に有意義に感じられます。仕事に忙しい人ほどアクティブな休日の過ごし方をしているともいわれていますよ。
今度のお休みは思い切って遠方まで足を伸ばしてみませんか?
その5.「自分だけの休息時間」を毎日とろう
仕事や学校では休憩時間というものがありますよね。昼食をとったり1時間ほどの休憩があると思いますが、これは会社や学校が、ルーティンで与えられた時間であって自分で決めたものではありません。例えば仕事の切り替えをこの時間でやってしまおうとすると、時間は足りないはずです。ならば、自分でその時間を作ってしまいましょう。例えば毎日15時から20分だけ仕事の手を休めてみるとしましょう。コーヒーでも飲みながら自分をみつめる時間とします。その際に一時でもリラックスして自分を振り返ることで、作業や日常の気づきがいくつもあるはずです。仕事の効率にもつながります。
休憩のお供にはとっておきのドリンクを♪
その6.ネガティブ思考は✖!ポジティブ変換しよう
私たちの普段考えていること、意識は2種類に分かれます。自分でわかる意識は顕在意識というものでも、これは大きな意識の中の氷山の一角で、その下に自分でも把握しきれていない大きな大きな潜在意識という無意識があります。この無意識で考えていることが、今の現実として表れています。つまり、「マーフィーの法則」という著書でも述べられたように願望を潜在意識に刷り込めば、願いは叶うのです。ネガティブな発想ではネガティブな現実しか起こりません。ネガティブ思考を封じてポジティブな発想をしましょう☆
「ポジティブ思考ってなかなか難しい……」という人はこちら
その7.毎日のマインドセットを心がけよう
人はそれぞれに考え方、思考の枠組みを持っています。例えば鉄棒の逆上がりを思い出してください。出来るまでにかなりの練習と時間が必要になりますが、「私は何回やってもダメ、できない」と考える子供と「あと少しでできる、今はまだできていないだけ。」と考える子供では、逆上がりは後者の子供が先にできる可能性が高いですよね。毎日このように自らの考え方や思考を矯正し、整えていくことで望む成功に着実に近づくことができます。
自分なりの「心のスイッチ」を見つけて
その8.ご褒美リストから小さなご褒美をあげよう
頑張った自分へのご褒美は、していますか?自分へのご褒美を嫌いな人はいないでしょう。逆に自分へのご褒美ばかりしているという人もいるでしょう。自分へのご褒美はしてほしいのですが、この時にと決めてするほうがメリハリが付きます。お誕生日やボーナス時に欲しいものを自分へのご褒美としてあげたら、あとのご褒美は頑張った週の終わりにするなどあらかじめ決めておくと良いでしょう。マッサージにいく、スイーツを買うなど普段から欲しいご褒美リストを作っておいてそこから選択しましょう。小さなご褒美という点がポイントです。
ふだんは人にあげる贈り物、自分のために選んでみてもいいかも
その9.人間関係の整理をしてみよう
友達を作ることが年齢を重ねるにつれて難しくなってきている。と感じることありませんか?または気兼ねなく会えるような友達が年々減ってきていると感じたりしませんか?これは全く当たり前のことです。みんな同じ制服を着て平等だった学生時代と違い、周りの環境や経験を重ねてそれぞれに大人としての人間形成を経てきたのですから、ライフスタイルも価値観も違うはずです。付き合う友人は年齢や生活環境でどんどん変わっていきます。むしろ、この人間関係の整理をする必要があります。「5年後、10年後も付き合っていきたい人か?」と考えて人間関係の再構築をしてみましょう。
本当に大切なことを見極めて
その10.願いが叶う手帳を作ろう
「書く」ことで頭が整理されそう
その11.香りの魔法を取り入れよう
自分といえばこれ!という香りを見つけて味方につけよう
その12.お花や植物のパワーに頼ってみよう
恋人が途切れない女性は部屋に必ず生花を飾っているともいいます。枯れやすい生花をメンテナンスするその細やかさや気遣いが恋愛という人間関係にプラスに作用するのかもしれません。このようにこの植物や花の生命力は、私たちの生活に良い影響を与えます。また観葉植物には部屋の空気を綺麗にする作用があるので植物をお部屋に飾るのは大変おすすめです。草花の生命力やその瑞々しさを私たちの生活に利用しましょう。
お気に入りの花瓶をひとつ持っていると植物が飾るのが楽しくなりそう♪
その13.煮詰まった時はチョイスを変えてみる
人間は朝起きてから夜寝るまでになんと約9000回の選択をしているそうです。会社に行くか行かないのか、どの服を着ていくかも全て選択の連続です。その選択の連続で私たちの今があるとしたら、これからの未来も今と同じような毎日が続くのでしょう。自分の身に起こるであろう未来を変えたい、現状に煮詰まっているならばこの毎日の選択をガラリと変えましょう。すると不思議です。想像もしなかった未来が見えるようになっていきますよ。
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その14.心を潤す名画やアートに触れよう
長く人々に愛され続けるアートや名画などは、時代を超えて普遍的に私たちに訴えかけてゆくものがあります。普段の生活でアートに触れる機会はなかなかありません。美術館や展示会で率先して出かけましょう。自宅で名作映画をゆっくり鑑賞するのも良いですね。心を潤して自分の感性を枯らさないようにしましょう。きっと普段の生活の見え方が変わってくるはずです☆
アートの表現の幅広さに「自由でいいんだ」と思えそう
その15.好きなもの、嫌いなものをはっきりさせよう
ストレスを積み重ねると心の健康に支障をきたします。ストレスは様々なところからきていますが、嫌なことを嫌といえない我慢をしてしまうことも一つの原因のはずです。好きなもの、嫌いなものをはっきりとさせて、なぜそうなのかを分析しましょう。そうすれば嫌いなものを避けて、受けるストレスを回避できるようになります。好きなこと、嫌いなことを日頃から把握する訓練をしていきましょう。
「見極め」という意味でシンプリストやミニマリストの生き方も参考になります
睡眠の毎日の生活に与える影響は充分すぎるほど、訴えられていますがやはり最重要項目として取りあげたい事柄です。睡眠時間が不足したり不眠となると、よく知られていることは肥満など生活習慣病になりやすいということです。食欲を抑えるレプチンなどが睡眠不足によって減少したり睡眠不足によってホルモンバランスが崩れてしまうことが原因です。そして睡眠は心の病にも影響します。うつ病患者のほとんどは不眠を患っていると言われます。不眠の症状のある人は鬱病にかかるリスクが数倍高くなります。脳が休まらない状態が続き眠りが浅くなるということが主な原因ですが、深く充分な眠りは私達の日常生活の行動思考に深く関わっています。