9月に咲く花
秋桜(コスモス)|Cosmos bipinnatus
赤のコスモス:花言葉は「乙女の愛情・調和」
力強い赤や紫のコスモスは、愛情をイメージさせます。
黄色のコスモス(キバナコスモス):花言葉は「野生的な美しさ・自然美・幼い恋心」
黄色のコスモスは、実は品種改良によって生み出された人工的な花です。人工的な花なのに
花言葉は「野性的」というのがおもしろいですね。
インスタでも人気の「チョコレートコスモス」ですが、花言葉には、さまざまなニュアンスが。贈る際は、ちょっと考えてから。
竜胆(リンドウ)|Gentiana scabra
リンドウの名は、中国で「葉は竜葵(りゅうき)に似ており、味は胆(きも)のように苦い」
という意味で竜胆(りゅうたん)と名づけたのが語源となり、日本で国語化してリンドウと
呼ばれるようになったといわれます。
「I love you best when you are sad(悲しんでいるあなたを愛する)」
「loveliness(愛らしい)」「intrinsic worth(固有の価値)」
萩(ハギ)|Lespedeza
命名の由来は下記をどうぞ。
桔梗(キキョウ)|Platycodon grandiflorus
吾亦紅(われもこう)|Sanguisorba officinalis
「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。
また、命名するときに、赤黒いこの花はなに色だろうか、と論議があり、その時みなそれぞれに
茶色、こげ茶、紫などと言い張った。そのとき、選者に、どこからか「いや、私は断じて紅ですよ」
と言うのが聞こえた。
選者は「花が自分で言っているのだから間違いない、われも紅とする」で「我亦紅」となったという
説もある。
10月に咲く花
ダリア(和名:天竺牡丹/テンジクボタン)|Dahlia
キク科ダリア属の多年生草本植物の総称。高地メキシコ原産で、同国の国花です。18世紀にスペインへ渡った際、マドリッド王立植物園の園長だったカニバレス神父が、スウェーデンの植物学者Anders Dahl(アンデシュ・ダール)にちなんで名付けました。
一重や八重、ピオニーにポンポン咲き。 フォルムはいろいろあれど、贈るなら、次の色を
ご覧のとおりの華やかさ。おめでたいシーンなら、相手を選ばずに贈れます。
3つとも、完璧なフォルムのため、敢えてコメントはつけません(^^)
水あげ方法などについては下記をご参考に。↓↓↓
ススキ(芒/薄、尾花/オバナ)|Miscanthus sinensis
枝分かれした枝に、隙間なく小穂が密生する。
小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。
これを芒(のぎ)といい、薄(ススキ)の特徴である。
“枯れすすき”なんて侘しいイメージで語られることもありますが、旺盛な繁殖力によって、アメリカでは、迷惑な外来種として駆除の対象になっているとか。
江戸時代から続く郷土玩具で、東京・雑司ヶ谷・鬼子母神の参詣みやげになっている「すすきみみずく」の原料でもあるのです。
不如帰/杜鵑草(ホトトギス)|Tricyrtis
金木犀(キンモクセイ)|Osmanthus fragrans var. aurantiacus
ナギナタコウジュ(薙刀香薷)|Elsholtzia ciliata
かつて、アイヌの人びとはハーブティーとして飲んでいたそう。草全体を乾燥させたものは、解熱や利尿など、民間薬としても使われています。
種を取って、自宅で栽培もできますよ♪
千日紅 (センニチコウ)|Gomphrena globosa
熱帯アメリカ・アメリカ南部原産。ヒユ科の春播き一年草。もとからカサカサとした感触で、乾燥に強く、色褪せもほとんどないことから、ドライフラワーに最適とされるのはご存じのとおり。ただし、色づくのは、花の付け根に付く苞葉(ほうよう)の部分です。
11月に咲く花
菊(キク)|Chrysanthemum morifolium
海の向こうでは、「軽んじられた恋」なんて花言葉もあるとか。
・紅色(赤色)の菊の花言葉:愛情
・白い菊の花言葉:真実
・黄色い菊の花言葉:破れた恋
・スプレー菊(スプレーマム)の花言葉:あなたを愛します
・寒菊(カンギク)の花言葉:けなげな姿
・寒菊(カンギク)の花言葉:真の強さ
※筆者註:寒菊の花期は12-1月頃となります。
日本で観賞用多年草植物として発展した品種群を和菊、
西ヨーロッパで育種されて生まれた品種群を洋菊と呼ぶ。
着物はすべて菊の花。「菊人形」、ご存じ? ↓↓↓
メキシコ原産、キク科コスモス属の総称。18世紀後半にスペインに渡り、マドリッド王室植物園の園長だったホセ・カバリニス神父によって、kosmos(ギリシャ語で「秩序」「調和」などを意味す)と命名されました。日本へは、明治中頃に伝わり、秋の季語としても知られます。