化粧水、ドライヤー、ボディクリーム..一体何からやればいいの?
日課的なコトなのでご存じの方が多いかと思いますが、入浴後の肌&髪はダメージを受けやすいため、とにかくより良い方法と、適した手順で、スピーディーに行うことが大切!
化粧水、ドライヤー、ボディクリームなど・・・「お風呂上がりにやりたいこと」を洗い出せば沢山ありますが、手は二つしかありません。だからこそ、より良い手順を確認してみましょう。
お風呂上がりのTO DOをルーティン化することで、未来の自分の美しさに差がつきますよ。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
【基礎知識】入浴後の肌ケアは“時間勝負”。その根拠、あります
お風呂上がりのお肌は、入浴前より砂漠状態になりやすい
お風呂の湯で、角質が乾燥ダメージを受けやすくなる
お風呂の湯に肌をつけると・・・顔・体の肌の表面にあたる部分、「角質層(角質)」が水分を含んで膨らみます。この角質、普段は隙間なく整列しているのですが、水分を含むことで「隙間」が生まれてしまい、そこから、水分が蒸発したり、お肌の保湿成分が流れ出したりしてしまうのです。
0.02mmと言われる角質層ですが、肌のバリア機能を担っており、美肌を目指す上でも切っても切れない関係です。
~本題!ルーティン化したいお風呂上がりケア【7STEP】~
● お風呂での洗顔は、体も髪も洗い終えたあとの、最後に行うようにしましょう。(顔の肌の水分蒸発を最小限に抑える)
● お風呂から出てすぐのところに、「体用の拭きタオル」「髪の毛用の拭きタオル」を用意しておきましょう。
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<ミッション>
・髪の水滴をオフしたら、すぐドライヤーをあてたい!
・顔の水滴をオフしたら、一刻も早く化粧水・乳液をつけたい!
・体の水滴をオフしたら、すぐbodyクリームやオイルを塗りこみたい!
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「脱衣スペース」にいるうちに、行いたいこと:
❶「濡れた髪」は、手で軽くギュッ&タオルで軽く拭いて、髪をアップに
濡れた髪の毛は、手で優しく「ギュッ」と握って水分をきったら、外に出してある「髪の毛用の拭きタオル」を手にとりましょう。
髪の毛の水滴が「ポタポタたれない程度」になるくらいまで、軽くタオルで髪の水分をオフしたら、そのタオルで髪の毛をアップします。
なお、「髪の毛用の拭きタオル」は、吸水速乾に優れた素材を使うのがおすすめです。髪をできるだけ摩擦させることなく、水滴オフできることが、ダメージ軽減になりますよ。
吸水性の高い、ヘアドライ用のキャプの商品も出ていますので、この機会に、ちょっと上質な髪用タオルを検討してみてはいかがでしょう*
❷「顔の水滴」は、ぽんと、一瞬で水分オフ。すぐ化粧水+乳液を塗る
顔の拭き方について
ささっと水滴オフして「肌が若干濡れたまま」でも大丈夫。そのほうが、この後にすぐつける化粧水が浸透しやすくなると言われていますよ。
顔につける「化粧水+乳液」について
❸「体の水滴」は、タオルでささっと拭いて、ボディクリームを塗る
体の拭き方について
体につける「ボディクリーム/オイル」について
体の保湿用に塗るものは、オイルタイプ、クリームタイプなど、香りやテクスチャ、肌の乾燥具合など、お好みでセレクトして、使ってくださいね。
とにかく大切なことは、「体がしっかり温まったタイミングで、素早く保湿を行う」こと。肌表面からの蒸発を防ぎ、保温効果を高めることにもつながります。
もし、体の肌の乾燥が著しいと感じている方は、若干体が濡れたまま、「濡れた肌用のボディクリーム(または濡れた肌用のボディオイル)」を使うのもおすすめ。
こちらは、洗顔料でもお馴染み、ビオレの「ビオレu お風呂で使ううるおいミルク」。
お風呂場から出る直前、濡れた肌にそのまま塗って、軽くタオルで“とんとん”とすれば、もうボディケアはおしまいです◎
冷えや風邪防止の面でも、このような早めのボディケアは効果的ですよ。
こちらは全身に塗ってからシャワーでサッと洗い流すだけで、べたつきなく保湿してくれるという優れもの。
洗い流した後の体の水分は、タオルで優しく押さえるようにしてしっかり吸い取るようにしましょう。
そして「ルームウエアを着た後、すぐに行いたい」こと:
❹ コップ1杯の水を、忘れずに
服を着たら、一刻も早く「ドライヤーで髪を乾かしたい!」と気持ちが焦ってしまうものですが、ここでキッチンへ。
皮膚からの水分補給に気を取られがちですが、「口からの水分補給」も、忘れてほしくないものです。コップ1杯の水をいただきましょう。
入浴中には、なんと300~500mlの汗をかいているというデータもあり、体の内部も水分不足の状態。外から一生懸命水分を足しても、体の中身がカラカラなら本末転倒。ケアの合間にコップ1杯の水も一緒に摂ることで、お肌の潤いにもつながりますよ。
point:キンキンに冷えたものは避けて
❺ アップにしていた髪をほどいて、しっかりタオルドライしよう
フェイスもボディもしっかり保湿できたところで、それでは、ゆっくりヘアケアに移りましょう。
❶で濡れた髪をタオルで包んでおくことでだいぶ水分が取れた状態になっているはずですが、ここで改めてしっかりタオルドライをしましょうね。
濡れた髪はとても傷みやすいので、こすらず、タオルで挟むようにしながらパッティングするのがポイント。
改めてこのタイミングでしっかり水分をオフすることで、ドライヤーの時間を短縮できて、髪へのダメージを最小限にできます。
❻ ドライヤー、ちょっと待って!アウトバストリートメントのひと手間を
ドライヤー前のひと手間としてルーティーンに加えて欲しいのが、「アウトバストリートメント」。
「インバストリートメント(お風呂で流すタイプの髪のトリートメント剤)」は、「髪の修復」が目的。
対して「アウトバストリートメント(流さないタイプのトリートメント剤)」は「髪の保湿・保護」の目的があります。
つまり、お顔で言う「スキンケア」と同義なので、まさに毎日のルーティーンにプラスして然るべきステップなんです。
point:髪全体に広げると効果倍増♪
アウトバストリートメントを使っている人も、ダメージを感じやすい「毛先」だけに使用していることが多いもの。でも、ここはぜひ髪全体に広げてあげると、効果がUPしますよ♪
仕上りが重くなったり、ムラになったりするのが気になるなら、目が粗いコームで軽くとかしながら伸ばしてあげるのが◎。
特に、くせ毛に悩む方は乾燥で広がりやすくなるもの…。お好みのテクスチャを選んで、それぞれのトリートメントの適量をつけることを心がけましょう。
❼ ドライヤーで髪を乾かそう
最後に、ドライヤーでヘアケアの仕上げを…。
ドライヤーは、頭から10~20cm離して。
手櫛をいれながら、根元から乾かしていきましょう。
素早くタオルドライするテクニックとして、乾いたタオルを頭の上にのせて、その上からドライヤーをかける、という方法もオススメ。
ドライヤーの熱風をうけて、髪の毛から出る水分(蒸気)が、効率的に、タオルで吸収されます。直接ドライヤーの熱があたらないので、ダメージもおさえられますよ◎
point:上級者との差は「冷風使い」にあり!
ついしっかり乾かそうとしすぎるあまり、やってしまいがちなのが・・・「乾かしすぎ」。髪に必要な水分まで奪ってしまう要因になります。
ある程度乾いてきたと思ったら、風を「冷風」に切り替えてみましょう。冷風を当てて「冷たい」と感じなくなったら、きちんと乾いているサイン。
最後に1分ほど全体に冷風を当てると、キューティクルが引き締まり、ツヤサラの仕上がりになりますよ♪
アフターバスルーティーンで、土台から魅力を磨こう
コスメやアクセサリーなどで見た目を磨くのも楽しいですが、自分の髪や体自体を磨くことはあなたの揺らがない魅力と自信につながります。
毎日の有風呂上がりのケアは地道なものですが、コツコツ正しくきちんと行えば、未来の自分をグンと素敵に磨いてくれるに違いありませんよ*
“お風呂上がりは肌が乾燥しやすい”とはよく言われるものの、「その根拠をハッキリ説明できる?」と聞かれたら、説明できる人は少ないかも。
しかし実際、「お風呂上がり15分後には、入浴前より肌の水分が失われる」と言われているんです。
ちょっとここで、お風呂上がりのスキンケアがいかに重要なのかを理解すべく、その根拠を確認してみましょう。