首のシワが見た目年齢を左右する…
顔のスキンケアには力を入れているけれど、首はなかなかそこまでのケアができていない…という人も多いかもしれません。でも実は顔よりもデリケートと言われている首は、普段からのケアもしっかりと行うのが理想的です。
首のシワは「横ジワ」と「縦ジワ」の2種類
「横ジワ」の特徴
若くてもできる可能性が高いのが横ジワ。普段生活を送っている中で、何気なくしている動作でこの横ジワが刻まれると言われています。
首は上下左右に動かしていると思いますが、うなずく動作をしているだけでも首にシワが寄ります。そのシワはいつも同じ位置に入るので、毎日繰り返されることで横ジワが癖づいてしまうのだとか。
また姿勢が悪く首肩凝りがある場合は、首にむくみが出る可能性が高いため、シワがくっきりと刻まれることもあるといいます。
「縦ジワ」の特徴
首の縦ジワがどんなものなのか想像しにくいという人もいるかもしれませんが、顎の下から首の付け根あたりに細かい縦ジワが入ることがあります。
これは加齢によるものが大きいので、若い時には目立ちにくいと言われています。
ですが、お手入れ不足などで早くに表れてしまうことも。首も顔と同様に普段からのケアが大切になってきます。
首にシワができる原因は?
1. 前かがみの姿勢になってしまっている
スマホを長時間見ていると気付かない間に、下を向いたような前かがみの姿勢が癖になってしまいます。
スマホをしていない時でも常にその姿勢になっていると、首に負荷がかかり首凝りの原因に繋がることも。血行が悪くなり肌の状態が悪くなるとも言えるので、シワやたるみができやすくなってしまうのです。
2. 寝具が合っていない
正しい姿勢で立った状態をそのまま横にしたものが寝る時の理想的な姿勢と言われています。その姿勢になっているかどうかが、寝具が体に合っているかの目安になります。
枕が高すぎると顎を引いた状態となり、シワになる可能性もアップ。またマットレスが古くなっていると腰が沈みすぎて頭の位置がズレることも考えられます。
正しい姿勢で眠ることができれば、首のシワ予防の他にも睡眠の質がアップするなどの効果も期待できます。
3. 乾燥している
首は顔よりも皮膚が薄く、デリケートであると言われています。また汗がよく出るパーツでもあるので、汗が蒸発する時に水分がなくなり、乾燥しやすくなるのだとか。
薄い皮膚が乾燥すると肌がしぼんだような状態になり、どんどんシワができる…なんてことにもなりかねません。
また首は紫外線のダメージによる乾燥が出ることもしばしば。皮脂の分泌量も顔より少ないため、気をつけていないと弾力やハリが低下し縦ジワが入ってしまう…ということも少なくありません。
お手入れが不足していると紫外線が蓄積され、どんどんシワが深くなることもあるので気をつけたいところです。
4. 新陳代謝の低下
年齢を重ねると肌の弾力やハリの低下を感じることが増えてきますよね。それは新陳代謝の低下が大きな理由とされています。新陳代謝が上手くいっている時は、コラーゲンも次々と作り出されますが、これが低下するとコラーゲンが少なくなって水分を保持できない状態になってしまうと言われているのです。
また肌のハリに関しては女性ホルモンの分泌量も関係していると言われているので、生理前後の不安定な時期にはコラーゲンが少なくなることで、シワができやすい状態になるとも考えられます。
首のシワを作らないために。気をつけたい生活習慣あれこれ
パソコンやスマホを控えましょう
仕事でパソコンを長時間使わないといけない、という人もいるかと思います。そんな時は合間の時間に小休憩を挟むだけでも負担が軽減されます。
体を思いっきり伸ばしてストレッチするなど、上手くリラックスしながら筋肉を緩めていきましょう。
画面の位置にも注意
さらにここで気を付けてほしいポイントは、パソコンやスマホを見る時の画面の位置です。とくにスマホは手元まで目線を下げて操作している人をよく見かけますが、目の高さまで持ってくるのが理想。
持ち上げている手が辛くなる…という時は、すでに普段から姿勢が悪くなっているかもしれませんよ。
またパソコンの場合は画面の位置を変えるのが難しいことも多いかもしれませんが、机が明らかに低い時には画面の下に、本など何か台になりそうなものを置いて底上げするのがおすすめです。
目の高さかもしくはやや下くらいであれば、前かがみにならずに操作できる高さだと言われています。
枕の高さを見直しましょう
枕が高すぎると良くないとは言うものの、今使っているものがどうなのか判断するのは難しいですよね。そこで簡単なセルフチェックをしてみましょう。
セルフチェックしてみよう!
この状態のまま手鏡であごと首を見ます。首にシワができているだけでなく、二重あごになっている人も枕が高すぎてあごが引いた姿勢になっている可能性が高いですよ。
枕を選ぶ目安としては、仰向けになった時に頭と肩の間にできる首のすき間を埋めるようなイメージで高さを調整するといいでしょう。
自分に合った枕を使えば、肩こりも楽になるとも言われているので、これはとても嬉しい効果ですよね。
万全な紫外線対策を行いましょう
顔の紫外線対策はしっかりできていても、首のケアは見落とされがち。
顔で余った日焼け止めを塗るのではなく、首用にたっぷりと使って塗るようにしましょう。晴れている日だけでなく、曇っている日でも紫外線は強く降り注いでいるので油断禁物です。
また朝に塗っただけでは不足していることも考えられるので、いつでも塗り直しができるように日焼け止めを携帯しておくと良いでしょう。
最近ではスプレータイプなど手軽に塗り直しができるものが多数あるので、上手く使い分けるといいですね。
首の保湿は「伸ばしながら」行いましょう
時にはパックなどのスペシャルケアも有効でしょう。またクリームを塗る時にはシワを伸ばすように上から下、下から上へとマッサージしてあげるのもおすすめですよ◎
首のシワと聞くと、年を重ねるごとに表れるものと思っていませんか?でもそうとは限らないんです。
首のシワには「横ジワ」と「縦ジワ」の2種類があり、加齢以外にも生活習慣などが原因でシワになる可能性があります。それぞれどう違うのかを見てみましょう。