スキンケアと同じように、肌に触れるメイク道具に気を配ることも大切ですよ★
【パフ】【スポンジ】
汚れは肌だけでなくファンデのトラブルを招くことも
肌トラブルについて
化粧用のスポンジパフは皮膚に直接接触させて使用するため,皮膚上のさまざまな微生物が汗や皮脂とともに化粧用パフに移行,皮脂等を栄養源として増殖して不衛生な状態になりやすい。また,汚染を受けたパフを使用することで,パフ上で増殖した菌が皮膚に移行して皮膚トラブルの原因にもなりうる。そのため,パフは定期的に交換または洗浄し,常に清潔に保つように心掛ける必要がある。
☆この項の最後に、上記の岡崎先生が、使用済みパフに増殖する細菌の説明とともに、洗浄方法の比較を書かれた論文があります。お時間があるときにどうぞ♪
ケーキングとは
新しいうちは起こりませんが…。
ナイフなどで削れば元どおりになりますが、皮脂が付いているなど不衛生なパフを使い続けることも原因となります。パフは常に清潔に。
交換の目安は
2)表面がゴワゴワ・ザラザラしている
3)弾力や厚みがなくなった
4)パウダーを含まなくなった
まだ交換時期ではない時は、洗浄が効果的です
専用洗剤もありますが、油(皮)脂に基づく汚れには中性洗剤も効果を発揮してくれます。
動画をご参考に。
【筆】【ブラシ】
世界的に名高い熊野筆から、100円ショップで扱われているものまで千差万別ですが、全般のケア方法は変わりません。
ブラシは、使うごとに・・・
フェイスパウダーやチーク用など毛量の多いブラシを使った後は、まずは毛を軽く叩いてパウダーをはたき落とします。
そして…。
軽い汚れならばティッシュを机に置き、その上をブラシで掃くようにして汚れをティッシュに移します。ついでにブラシの毛の表面や口金、木軸も拭いておきましょう。
フェイスブラシやチークブラシは時々毛にクシを入れましょう。
シャドーブラシ程度の小さいサイズのブラシは汚れをティッシュに移す方法で結構です。クシを通す必要はありません。
ふだんの保管は
2)繊細な毛先にくせをつけないように注意しましょう。
3)洗浄後は完全に乾くまで数日を要します。スペアもキープしておきましょう。
ブラシ同士が干渉しあわないように“寝かせる”か、“立てる”、どちらかの置き方を選びましょう。
●毛の部分に時々クシ(普通の頭髪用)を入れましょう。(髪をとくように)
内部に付着した化粧品や汚れがブラッシングでかき出されます。
この時、無理矢理、力ずくで根元から一気に先端に向けてブラシやクシを通すと毛が切れたりすることがありますので、徐々にほぐすように少しづつ引っ張らずソフトにときましょう。
毛量たっぷりなブラシは、乾くまで数日かかります
・乾かないうちに使ったり、ケースに収納するのは×。細菌が繁殖し、においの元になります。
・完全に乾いたら、コーミングして形を整えます。
交換の目安は
上等なブラシは高価ではありますが、一生ものではありません。毛量が減少したり、すり減って形が整わなくなったら、交換しましょう。
以下、化粧筆では日本一の品質といわれる熊野筆を製造する「竹宝堂」(広島県熊野町)による、7年間ブラシを使い続けたお客さまへの回答は。
「ブラシにも寿命がございます。
使う頻度やお手入れ方法により数カ月でだめになることもありますので 7年お使いいただいたということは、筆も本望だと思います。 どうしても使うたびに摩耗しますし、お手入れ次第で寿命も変わります。 今お使いのブラシも洗って、粗い櫛を通していただくと少し症状は改善されるかもしれません。 改善されないようでしたら、買い替えをお勧めいたします。」
【アイラッシュカーラー】
使うごとに汚れをふきとりましょう。
へこんだり汚れが目立つゴムは、まつ毛を傷めるもとに。あらかじめレフィルを揃えておき、その都度交換しましょう。
① 使用後すぐにウェットティッシュで拭きとるのが大事。時間が経ってしまうとマスカラが固まり取れにくくなってしまうため、すぐにケアする習慣を身につけて。
ゴム交換の目安は
意外と忘れてしまうのが、アイラッシュカーラーのゴムの交換。ゴムが傷んだまま、まつ毛をはさむとまつ毛を傷める原因に! アイラッシュカーラーの金属が当たる部分にスジが出てきたら替えどきです。
【リップブラシ】
清楚にも、妖しくも。きれいなリップラインを描くのに欠かせません。
洗う際は、ホルダーを水に浸けないなど、前出のブラシの洗い方をご参考に。ブラシの部分を上にしてカップなどに立てて乾燥させ、形を整えます。
口周辺は、食べ物のカスであったり、いろんな菌が繁殖しやすい場所です。リップブラシには特に
雑菌がつきやすいのは確かです。 長くても“3ケ月に1度”は洗うようにしましょう。 直接肌に触れる
ものなので、ナイロンなどの人工毛は遠慮なく毎日洗ってください。
交換の目安は
汚れがひどい時や、毛先が開いてしまった時は新しいものにお取り替え下さい。
化粧品も正しい保管方法を守り、清潔に保ちましょう
メイク道具の”週一”ケアを習慣に
“週一”でじゅうぶん。清潔さを保ち、気持ちよくメイクができるよう、小道具たちのケアを習慣づけましょう★
パフやスポンジ、表面がテカテカしてファンデがムラになり、キレイに乗らなくなってきたら、その原因は、“耐用期間”を過ぎたか、汚れの付着=洗い時です。