ナチュラルメイクとは

メイク前の下準備
ナチュラルメイクには素肌のような美しい肌の透明感やツヤ感が重要です。そのためにも、普段から素肌のスキンケアが大切です。土台でもある素肌が乾燥や肌荒れを起こしてしまっていては肌のキメが粗くなり、メイク後の肌やメイクノリにも影響します。普段のスキンケアに加え、メイク前にも念入りに保湿をして肌に潤いを与えましょう。
スキンケア《5つの基本ステップ》
1 クレンジング〈落とす〉

ナチュラルメイクなら、クリームテクスチャーのクレンジングで落とすことができますよ。アイメイクやリップはオイルで落とす…など使い分けても◎
こすりすぎないことがポイント。落とし残りのないようにしっかりとクレンジングしましょう。
2 洗顔〈洗う〉

洗顔料を使って、顔の表面や毛穴の汚れを洗い落します。しっかりと泡立てることで、肌に負担を掛けずに洗うことができます。
さらにしっかりと落としたいなら、ぬるま湯で。毛穴の奥の汚れもすっきりと。
3 化粧水〈潤す〉

化粧水でお肌を内側から潤していきます。洗顔をした瞬間から、肌は乾燥。時間を置かずに保湿してあげることが大切なんです。保湿成分配合の化粧水なら、さらにしっとりと潤すことができます。
4 美容液〈補う〉

アンチエイジング、ホワイトニングなど、保湿以外に肌に与えたい成分は、美容液で補いましょう。もちろん必要ないという場合は、わざわざプラスする必要はありません。
美容液には化粧水の前や乳液の後に使うものもあるので、用途に応じて使いわけてみて下さい。
5 乳液&クリーム〈保護する〉

化粧水などの水分は、そのままでは蒸発してしまいます。スキンケアの最後には、乳液やクリームなどの油分でしっかりと水分に蓋をしてあげて下さい。
ベースメイク編
化粧下地を使う

肌を保湿したあとすぐにファンデーションを塗るのではなく、必ずファンデーションの前に化粧下地で肌を整えましょう。化粧下地は毛穴やシミ、ニキビ跡をカバーするだけでなく肌にツヤ感を出し血色を良くしたり、赤みをおさえたりとコントロールカラーの役割も。

化粧下地を使うことでメイク後の肌をより自然なものにしてくれるのです。下準備に少し手間を加えることが今までのメイクに差をつけ、結果的には時短にもつながりますよ。
また、目的別に下地を選ぶのもおすすめです。
ピンク系下地は血色感を、ブルー・パープル系下地は透明感を出してくれるので、上手に取り入れてなりたい肌に仕上げましょう。
ファンデーションの色を選ぶ方法
ナチュラルにメイクを仕上げるために、重要なのがファンデーションの色選びです。色が合っていなければ、当然ナチュラルにはなりません。色が浮いてしまい違和感が出てしまいます。そうならないためにも、フェイスラインに何色か同時に色をのせ一番肌に自然になじむものを選びましょう。

私は色白だから……と試さずに一番明るい色を選ぶのではなく、必ず試し塗りをして肌なじみを確かめてください。実際に試してみることで合う色かどうかが良く分かると思います。
ナチュラルメイクにおすすめのファンデーション

メイクをした感は出したいが、厚塗りにならないようにするには、リキッドタイプ(液状)のファンデーションがおすすめです。油分が含まれているので肌に潤いを持たせ、メイクにツヤ感を出します。
リキッドファンデーションは少量でもきちんと肌に密着し、カバー力があるので少量でナチュラルな仕上がりの肌が完成します。
敏感肌さんにおすすめなのが、こちらのBBクリーム。ラ ロッシュ ポゼ「UVイデア XL プロテクションBB」。薄づきで、スキンケアのようにナチュラルな仕上がりに。
アイメイク編

つけまつげや、ボリュームマスカラで目力のあるメイクが流行っていたころもありましたが、アイメイクも今のトレンドはシンプルメイクに移行しています。

メイクに力を入れてしまうとどうしても派手になってしまうからと、メイクを省くのではなく一箇所ずつていねいで控えめメイクをするように心がけましょう。
ナチュラルに仕上がるアイシャドウカラーは?
素肌感を生かしたナチュラルメイクにおすすめのアイシャドウカラーは、肌馴染みの良いベージュやブラウンです。
繊細なパールが入ったものを選べば、派手過ぎず目元をパッと明るく見せてくれます。
初心者さんにもおすすめの塗り方のポイント

塗るときのポイントは締め色から先に塗って薄いカラーを重ねてグラデーションを作ること。
明るいカラーから先に塗っていく方法がオーソドックスですが、濃いカラーを明るいカラーでぼかすことでアイメイクが濃くなりすぎずナチュラルに仕上がるため、初心者さんでも簡単に綺麗なグラデーションを作ることができます。
アイラインはブラックよりフラウンが◎

アイラインを入れる場合はブラウンのアイライナーを使うと抜け感が出てブラックよりもナチュラルで優しい印象になります。肌馴染みの良いベージュ系・ブラウン系のアイシャドウとも相性抜群です。
アイラインをあえてナシにして抜け感を

アイラインを入れるとハッキリとした印象になりますが、メイクが濃く見えてしまう可能性も。ナチュラル感を意識したメイクをする際は、あえてアイラインを引かない方法もおすすめです。
30代・40代、大人女性のマスカラ選びはボリュームより長さを意識

ナチュラルメイクのアイメイクで、30代・40代の大人女性におすすめしたいのが「ロングタイプ」のマスカラです。
ボリュームを意識したバサバサまつ毛よりも、自身のまつ毛の長さを伸ばすことを意識することで、上品な雰囲気に仕上げることができます。
ポイントは、何度も塗り重ねるのではなく、まつ毛を根本から持ち上げるようなイメージで一度塗りで仕上げるのがポイントです。
チーク編

チークはナチュラルメイクをする上で、血色を良くし肌をきれいに見せる効果がありますが、カラーやのせ方を間違えるとチークが強調されてしまい顔全体の印象を変えてしまうので注意しましょう。

ツヤ感を出すにはベージュ系のチークがおススメです。ベージュには大人っぽく仕上がる上品さがあります。頬骨に沿ったラインに乗せるとフェイスシャドウのようになってしまうので、頬で円を描くようにほんのりと乗せるのがポイントです。
リップ(口紅)編

マットなタイプは濃い印象になりがちなので、ツヤのあるリップや透明感のあるクリアカラーのグロスを足すと自然です。
リップはピンクベージュやベージュなどナチュラルカラーのほかに、血色を足す意味でコーラルピンクなどの明るめカラーもおすすめです。
また、ナチュラルメイクに似合う口元にするためには、日々のリップケアも大切になってきます。
口紅やグロスを塗る前は必ずリップクリームで唇の表面を保湿してあげましょう。荒れがひどいな、と感じた時は唇のパックをしてあげると良いでしょう。
眉毛編

眉毛はペンシルで描くとキリっと強い印象になりやすいので、ふんわり仕上げたいナチュラルメイクには、パウダータイプのアイブロウがおすすめです。
眉マスカラを使ってぬけ感を
眉マスカラを使って眉にぬけ感をだすのもおすすです。柔らかい雰囲気にもなるのでナチュラルメイクとの相性も◎
黒髪の人は透明マスカラを使って毛流れを整えるとすっきりしたアイブロウメイクになりますよ。
【タイプ別】ナチュラルメイクのポイントとやり方

ナチュラルメイクのポイントをご紹介していますが、同じメイクをしても顔のタイプによって、メイク後の雰囲気が大きく変わってきてしまいます。そこでそれぞれの顔のタイプに応じたメイクのポイントをご紹介していきます。顔のタイプごとのコンプレックスに応じたメイクで、ナチュラルメイクのコツをおさえていきましょう。
濃い顔の人

顔が濃いからとナチュラルメイクを諦めてはいませんか?目鼻立ちがはっきりしていて濃い顔立ちの方は、薄いメイクをしたつもりでも結果的に派手になったりとメイクに関する悩みがあると思います。

濃い顔立ちの人はアイライン、アイブロウ、マスカラどれもブラックを使うのではなくブラウンやベージュ系の色を取り入れてください。ブラックだと顔立ちがよりはっきりと強調されてしまうので、淡いブラウンを使うことで優しいやわらかな目元になります。
薄い顔の人

日本では薄い顔のタイプの女性が多く、そんな薄いタイプの顔の人はクールで落ち着いた印象があります。ですが、いまひとつ化粧映えしないと悩んでいる人が多いのも薄顔の人。でもそんな薄顔の人こそナチュラルなメイクを上手く生かし透明感のある雰囲気に変化します。

薄顔さんの場合目元にポイントを置いたメイクをしましょう。今までのメイクよりも眉を少し濃くはっきりとさせるだけでも印象が違ってきます。少し明るめのブラウン系で眉を整えることでより化粧映えします。
色黒の人

色黒な人は元気で健康的な良いイメージがある反面、コスメのカラー選びなど色黒さんならでのは悩みもあるのではないでしょうか。でも、そんな色黒さんだからこそ出せる女性らしいセクシーな雰囲気のナチュラルメイクがあります。

色黒さんはグリーンやパープルのコンロトールカラーでナチュラルな透明感のある肌を作りましょう。この二色は肌の赤みやくすみをおさえ、透明感のある繊細な仕上がりに。
色白の人

色白の人はメイクで元からの白い肌に色を乗せることで、それぞれの色が協調されやすくなります。なので、濃いカラーを使用するのではなく淡い色を使ったメイクをすることがポイントです。

特に肌が白い人に不可欠なのがチークです。チークがないとどこか不健康な印象を与えてしまうので、自然な赤みをイメージしてふんわりと頬にチークを乗せましょう。肌に馴染むピンクとオレンジの中間色にあたるコーラルピンクがおすすめです。
ナチュラルメイクで引き出す、本来の美しさ♪

ナチュラルメイクはその人本来の美しさを引き出すメイクです。決して手を抜くのではなく、パーツごとのメイクは控えめにしつつも、ポイントを押さえておくことで今までよりメイク映えしナチュラルに。

今までのバッチリメイクから、“きちんと感”があって時短にもなる“真のナチュラルメイク”にシフトチェンジしてみてはどうでしょうか?
ナチュラルメイクを意識してそれぞれのパーツに手を抜いたメイクをしているのであれば、それはナチュラルメイクとは呼びません。自然の美しさに“きちんと感”を併せ持ったメイクがナチュラルなメイクであって、決して手抜きメイクではない「素顔に近いメイク」のポイントをご紹介していきます。