1:ミルクが先?紅茶が先?
その結果、イギリスの最も権威のある王立化学協会が、「ミルクが先」という判決を下しました。これは、ミルクの乳成分に含まれるたんぱく質が変質せず、よりおいしく飲むことができるためなんだそう。
とはいえ、ミルクティーより多くの牛乳を使うロイヤルミルクティーにおいては、まずお湯で茶葉をしっかり開かせ、それからミルクを入れる作り方がおすすめ。下に、詳しい作り方もご紹介します。
2:ロイヤルミルクティーに合う紅茶・ミルクは?
ミルクは、常温の低温殺菌牛乳がおすすめ。日本の牛乳はイギリスのものに比べると乳脂肪分が少なく味が薄くなりがち。おいしいミルクティーを飲むには、乳脂肪分の多い牛乳をセレクトしてみて。
3:本格的なロイヤルミルクティーをつくろう
お好みのカップに7分目までお湯を注ぎます。お湯とミルクの量によって味が変わりますので、お好きな濃さをぜひ研究してみてくださいね。
茶葉を量ります。この写真では5g。普通の紅茶のおよそ倍量で結構山盛りです!こちらもお好きな量で調節してみて。
量ったお湯をミルクパンに注いだら、火をつけます。沸騰したら、約1分半、煮込んでいきます。お湯の量が少ないとすぐ沸騰するので、きちんと見ていてくださいね。
次にミルクを半分ほどカップに入れて、ミルクパンに入れます。ミルクが多い方が好きな方は、ミルクを増やしてくださいね。
吹きこぼれる直前まで待ちます。
火を消したら、カップに茶こしを使って注いで、できあがり♪ お好みでお砂糖を入れていただきましょう。ミルク・茶葉・お湯の量によって味はだいぶ変わるので、いろいろとお試しくださいね。
4:アイスロイヤルミルクティーもおいしい!
時にはアイスロイヤルミルクティーも美味しいですね。ホットと同じように、多めの茶葉を煮立たせます。氷で薄まってしまわないよう、きちんと煮立てるのがコツ。およそ3分、強火でしっかり沸騰させましょう。蒸発分を考え、カップの8分目ほどのお湯を使うのもポイントです。
次に、カップ6分目ほどの牛乳を入れ、こちらも同じくよく沸騰させます。吹きこぼれないよう注意し、吹きこぼれる直前で素早く火を止めます。
茶こしでグラスなどに注ぎ入れます。熱いので気を付けてくださいね。
そのまま温度が下がるまで待ちますが、おもてなしなど素早く冷ましたい場合は、容器に水が入らないよう気を付けて、流水に浸して冷やします。冷める前にお好みで、お砂糖などで甘みをつけても良いですね。グラスにたっぷり氷を入れて、注げばアイスロイヤルミルクティーの出来上がり♪冷めてからは、ガムシロップで甘みをつけましょう。
5:自分流にカスタムしてみるのもおすすめ
甘みは、お砂糖の他蜂蜜を入れるのもおすすめです。
おわりに
いかがでしたか?お店で頂くロイヤルミルクティーもとってもおいしいですが、自分のお気に入りの茶葉で、好きな濃さでご自宅で作るのもおすすめ。
ぜひ寒い冬の朝に、眠れない夜に、ゆっくりと飲んでみてはいかがですか?
みなさんはミルクティーを作るときはどちらを先に入れますか?実はこの争いがイギリスでなんと130年も続いたといわれるほど、紅茶が好きな人にとっては重要な問題!