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バゲットで広がるおしゃれな食卓
そのまま食べたり、食事やおつまみにアレンジ自在!
パリッと香ばしいクラスト(皮)と、風味豊かなクラム(中身)。余計なものを使わないバゲットの素朴なおいしさはパン好きにはたまりませんね。
そのまま食べるのはもちろん、シンプルだからこそどんな具材にも合い、おしゃれなアレンジ料理も楽しめます。自家製バゲットの作り方をマスターして、バゲットのおいしさをもっと満喫しませんか?
バゲットとフランスパンの違い
出典:pixabay.com
バゲットは、フランスパンの種類のひとつでフランス語で“杖”という意味。フランス発祥のフランスパンは、小麦粉・水・塩・イーストのみで作られる砂糖や油脂などを使わない皮の硬いパンを指し、その中でも長さ70~80㎝、重さが300~400g程度のものをバゲットといいます。
自家製バゲットの作り方
パン屋さんのバゲットもいいですが、時間があるときはおうちで手作りしてみませんか?バゲット作りの工程やポイントについてご紹介します。
材料
小麦粉・塩・水・ドライイースト(パン酵母)・モルトシロップ(パウダー)を用意
ハード系のパンは、ベースとなる小麦粉のほかモルト(麦芽)を使うのが特徴。モルトを使わなくても焼けますが、使えば発酵が促され、焼き色や甘みもより増しておいしい仕上がりになります。
モルトパウダー / 100g TOMIZ(創業102年 富澤商店)
500円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
初心者にもおすすめ!モルトパウダーがすでに入った準強力粉「リスドォル」
リスドォルは、多くのパン屋さんが使用する準強力粉。モルトパウダーがすでに含まれているので使い勝手がよく、香ばしくてカリッとした食感のバゲットが焼けます。さらに焼き色を付けたり伸びをよくしたいときには、モルトパウダーを追加するのもOK。初心者の方にもおすすめです。
リスドォル(日清製粉) / 1kg TOMIZ/cuoca(富澤商店)
650円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
【基本】作り方の手順
STEP1:材料を混ぜて生地をまとめる
材料をボウルで混ぜて、生地にまとめます。モルトシロップやモルトパウダーを入れる場合は、この段階で混ぜ合わせます。こねないレシピもありますが、こねる場合もやりすぎないように。全体がなめらかになったら、ラップをかけて室温で発酵させます。
STEP2:発酵の途中でパンチング
30分ほど発酵させたら、パンチングを。パンチングとは発酵の途中で生地をたたみ直すこと。ガスをいったん抜いて発酵を促したり、グルテンを引き締めたりするために行う工程。カードやヘラを使って折りたたむことを数回繰り返します。その後、再び発酵させたら生地を2分割し、濡れ布巾などをかけてしばらく休ませます。
STEP3:成形して再び発酵させ、クープ(切り込み)を入れる。
生地を折りたたみながら棒状に成形。パンマットやクッキングシートを波型にしてバゲットを並べ、濡れ布巾などかけて再び発酵させます。発酵が終わったら、茶こしで粉をかけ、クープ(切り込み)を入れます。こちらの動画で成形やクープの方法が分かりやすく紹介されています。
STEP4:高温・スチームありのオーブンでこんがり焼く
あとは、高温に予熱したオーブン(スチームあり)で焼くだけ。お店のようなおしゃれでおいしいバゲットができあがります。
こちらの作り方も参考にしてみてください。
おいしいバゲット作りのコツ
生地をこねすぎない
シンプルな材料で作るハード系のパンは、グルテン膜ができるのが早く、生地がまとまりやすいのでこねすぎないのがコツ。こねすぎると、バゲット特有のボコボコ気泡が入った粗い感じがなくなってしまいます。
生地を優しく扱う
配合がシンプルなバゲットは、発酵が遅く生地が弱いので、成形する際などにも優しく扱うようにしましょう。生地が傷むと発酵状態や膨らみ方も悪くなり、切り口などにも素直に影響が出てしまうようです。
生地を乾燥させない
油分などを含まないバゲットの生地は乾燥しやすいので、濡れ布巾やラップなどで覆いながら作業を進めるようにしましょう。乾燥すると、クープも入りにくくなります。焼くときには、パリッとさせるためにできるだけ細かく噴霧できる霧吹きで水分をかけ、スチームを入れた焼成をするといいですね。オーブンは、鉄板ごと予熱して焼くのがおすすめです。
クープは一気に手前に引く
生地の内部の圧力を逃がし、整った棒状に膨らませるためのクープは、かみそり(ナイフ)で手前に一気に引くように入れるのがポイント。きれいな切り込みが入ったバゲットは、よりおいしそうに見えます。
【応用】自家製バゲットの作り方アレンジ
一晩かけてじっくり発酵させるオーバーナイト法
オーバーナイト法とは、生地を一晩冷蔵庫で寝かせて、低温長時間発酵させる方法。こねる手間も少なく、寝ている間に発酵が済み、あとは成形して焼くだけなので忙しい方におすすめ。朝、焼き立てが楽しめるのもうれしい点です。また、じっくり発酵させるので、もっちりとした食感や優しい風味も特徴です。
ホームベーカリー使用で簡単・時短
材料を混ぜてこね、発酵させる…成形までの工程をホームベーカリーにまかせると、手間が省けます。また、なかにはバゲット用のトレイ付きで最後まで1台でバゲットが焼けるホームベーカリーもあります。
バゲットを使った「サンドイッチ」の人気レシピ
バゲットは、そのまま食べるのはもちろん、具材を挟んでサンドイッチにするのも定番ですね。朝食やランチにぴったりなレシピをご紹介します。
贅沢なローストビーフのバゲットサンド
切れ目を入れていろいろ挟む!ロングバゲットサンド
食べ応え満点!塩サバサンド
甘酸っぱいベトナムのサンドイッチ、バインミー!
和風の照り焼きチキンのボリュームサンド
かぼちゃとくるみのバゲットオープンサンド
バゲットのおいしい「おつまみ」レシピ
簡単、香ばしい!スティックガーリックトースト
ピリッとうま辛!ハリッサと生ハムのブルスケッタ
とまらないおいしさ!アンチョビチーズラスク
きのこのうまみたっぷり!絶品シャンピニオンソースのバゲット
スペインバル風♪サーモンタルタルのピンチョス
揚げているのに意外と軽い!タイ風海老トースト
ツナとレーズンのプロヴァンス風ディップで楽しむバゲット
「朝食」におすすめのバゲット料理レシピ
ポーチドエッグをのせたお食事系フレンチトースト
マッシュポテトのおしゃれな卵料理・エッグスラット
オレンジ風味の爽やかフレンチトースト
大人も子供もうれしい!バゲットでピザトースト
台湾の朝ごはん!鹹豆漿(シェントウジャン)
バゲットの「おもてなし料理」レシピ ホームパーティー向け!
レースのようで可愛い♪手軽にできるバゲットキッシュ
メインに喜ばれる♪ごちそうパングラタン
持ち寄りパーティーやピクニックにもおすすめのスタッフドバゲット
カリカリバゲットが素敵なアクセント!パルミジャーノ風味の贅沢サラダ
ワンボウルで混ぜるだけ!サバ缶とクリームチーズのリエット
斬新アイデア!オニオングラタンスープ鍋
バゲットの「デザート&おやつ」レシピ
女子会におすすめ!簡単チョコレートフォンデュ
バゲットでしみチョコラスク
和風もおいしい!きな粉のラスク
硬くなってしまったバゲットでもOK!りんごのデザート
バゲットで簡単に!かぼちゃとみかんのクランブル
自家製バゲットで、アレンジを楽しみましょう!
バゲットをおうちで手作りするのもわくわくしますし、市販のバゲットを使っておしゃれなパン料理を作るのも素敵。バゲットの楽しみ方は無限大です。ぜひ、豊かな想像力でバゲットを満喫しましょう!
モルトにはシロップタイプのほか、使いやすいパウダータイプもあります。