新しい年のはじまり。今年はこれを頑張りたい！こんな1年にしたい！いろいろな願いがあると思います。そんな願いを叶えるための、ささやかなおまじないが「ゲン担ぎ」なんです。今回は、いろいろな「ゲン担ぎ」レシピをご紹介。しっかり食べてゲン担ぎしましょう♪

昆布は昔ながらの縁起物のひとつ。「よろこ(ん)ぶ＝喜ぶ」という語呂合わせが有名ですよね。「養老昆布（よろこぶ）」や「子生（こぶ）」とも書くことから、不老長寿や子孫繁栄を願う縁起物でもあります。昆布巻きはおせちで食べる方も多いと思うので、ここではあえてごはんのレシピをご紹介♪昆布本来の旨味を感じられる、素朴でやさしいレシピです。

とろろ昆布もおすすめですよ。ごはんやみそ汁に入れたり、お豆腐やサラダにトッピングしたり、手軽にいろいろな使い方ができます。中でもお湯を注ぐだけでOKの「とろろ昆布汁」は必見！大事な日はもちろん、何気ない日に「今日も喜びで溢れますように」と願いながら食べるのも素敵ですね。

蓮根は「先の見通しが良い」縁起物として親しまれています。今年が踏ん張りどころという方、何か新しいことに挑戦する方におすすめの食材です。蓮根の料理といえば、やっぱり「きんぴら」が人気！食卓の定番メニューがゲン担ぎになるなんて、知っているだけでちょっと得した気分になれますね。

「蓮根のはさみ揚げ」もおすすめですよ。シャキシャキとした触感と、ジューシーな具材のバランスがとても絶妙でおいしい♪蓮根は秋から冬にかけてが旬なので、年始にはぴったりなんです。大人にも子供にも人気のメニューなので作りやすい！お弁当にも使えて便利です。

タコは「多幸＝たこ（う）」という語呂合わせから、多くの幸せを願う気持ちが込められていると言われています。また、タコの英語「octopus（オクトパス）」と試験をパス（＝合格）するという語呂合わせから、受験生のゲン担ぎにも大変人気です。「タコ飯」ならおにぎりにしても良さそう◎夜食にもおすすめです。

成長するにつれ名前が変わる出世魚は、昔から縁起物として親しまれてきました。中でも代表的なものがブリ。「ブリの照り焼き」は、おせちにも入っている定番のゲン担ぎメニューです。冬が旬のブリの旨味を存分に味わうことができる食べ方ですね。

冬になると甘味が増す大根と合わせた「ブリ大根」も人気メニューのひとつ。おかずにもおつまみにもなる、冬の定番メニューです。レシピを参考に下処理をすれば、ブリのくさみも気にならない！昇進や出世祈願にとらわれず、「より高みを目指す」という願いを込めて作ってみてはいかがでしょうか。

ゲン担ぎと言えば、カツは外せません！勝負や受験に「勝つ＝カツ」の語呂合わせは、もはや定番。学生時代に作ってもらったという方も多いのではないでしょうか。大葉を挟んで揚げたあっさりめのカツ丼なら、大人も子供も食べやすい◎大根おろしを合わせて、さっぱりいただきましょう。

サンドウィッチにするのもいいですね♪ボリュームが出すぎると食べにくいので、薄切り豚肉がちょうどいい◎チーズやキャベツも入っているので、しっかり満足感もあります。勝負事当日のランチに良さそうですが、揚げ物なので無理は禁物！体調や食欲と相談しながらしたためましょう。

さっぱり食べられるサラダもおすすめですよ。具材を混ぜ合わせるだけでOKの簡単レシピです。伊予柑だけでなく、「めでたい」の語呂合わせで知られる縁起物・タイが入っているところがポイント！めでたい&いい予感の、ダブルゲン担ぎメニューで、願いが叶うこと間違いなしです！

今回ご紹介したもの以外にも、ゲン担ぎになる食材やレシピはたくさん！自分なりのゲン担ぎレシピがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、どんな食材・レシピでも、食べて前向きになることが一番大切です。楽しくゲンを担いで、願いが叶う1年になりますように―。