幸せを願うアイテム
ダーラナホース(スウェーデン)
ナザール・ボンジュウ(トルコ)
マトリョーシカ(ロシア)
今は日本でも国民的アイドル...可愛いモチーフとして人気の“マトリョーシカ”。ロシア語で「シカ」は「〜ちゃん」、と女の子を呼ぶときにつける敬称なのだそうです。
1900年のパリ万博で発表され、世界に知れ渡ったとのこと。起源にはいくつかの説があるようで、モスクワの工房で作られたとされる説と、日本の入れ子人形がモデルになったという2つの説があるのだそう。意外と歴史が短いことに驚きませんか?
優しい顔のお嬢さんをモチーフに、中から次々と小さな人形が出てくることから、安産・子宝のお守りとしても愛されています。また、中から出てくる一番小さな人形は「希望」を表し、願いをかけてからふっと息を吹きかけてからしまうと、小さなお人形さんが願い事を叶えるための旅に出てくれる、という言い伝えもあるそうです。なんとも可愛らしい願いの掛け方ですね。
ククサのマグカップ(フィンランド)
ガネーシャ(インド)
タイにある世界一大きなガネーシャ像。観光名所になっています。
ヒンドゥー教にはたくさんの神様がいますが、ガネーシャの人気はその中でも一際高く、お土産やさんでもよく見かけます。そんなガネーシャの魅力は一体どこにあるのでしょう。
ガネーシャはヒンドゥー教の神シヴァとパールヴァティーの息子として生まれたのですが、勘違いから激怒したシヴァによって頭を切り落とされ、その後、応急処置として象の首を取り付けられて復活。今の姿をしているとのこと。(諸説あります)
ガネーシャという名前の意味は「群衆の主」。障害を取り除き、現世に利益をもたらす神として大変な人気があります。何か新しい事業を始めるにあたってはまずガネーシャに祈る人が多いのだそう。
小人たち(北欧)
北欧では家に豊かさをもたらす「小人」の言い伝えがたくさんあります。
スウェーデンの「トムテ」、フィンランドの「トントゥ」、ノルウェー・デンマークの「ニッセ」などそれぞれの国において違う名前で呼ばれています。
主に農家のおうちに宿り、手伝いをしたり、富をもたらしたりするお話が有名ですが、怒らせると怖い面も。ちょうど日本の座敷わらしのようなものでしょうか。
キリスト教が北欧に入ってくると邪教の悪魔とみなされ攻撃された時期もありましたが、現在ではサンタクロースのお手伝いをする小人ととして認知され、置物やオーナメントにもその姿を見ることができます。
写真は北欧雑貨 ピロレイッキさんで見つけたリサ・ラーソン作のトムテ。
“幸せ”は、万国共通の人々の願い。
その土地土地には、昔から伝わる、幸せを願うモチーフや、悪いものから自らを守るシンボルがあります。
今回は、おなじみのモチーフからちょっと珍しいものまで、世界のラッキーシンボルをご紹介します。