福岡の、老舗豆菓子「ハトマメ屋」
素朴でどこか懐かしい豆菓子を中心に、和菓子や洋菓子などを提供しています。
ところでハトとマメと言えば、
“ぽっぽっぽ 鳩ぽっぽ
豆がほしいか そらやるぞ
みんなで仲善く 食べに来い”
と、昔から歌われてきた「鳩」という懐かしい日本の伝統曲があります。
実は「ハトマメ屋」で創業当時から作られている看板商品「ハトマメ」の名前の由来はは上記の歌から来ており、“いつまでも平和であってほしい”という願いが込められているのです。
ハトマメの創業は明治18年。
初代の仲山作兵衛がタバコの専売制を前に
「子供たちにひもじい(空腹な)おもいをさせないように」とハトマメを考案しました。
当時ハトマメは「人造豆」「筑前美人豆」と呼んでいました。
二代目昌人が戦争の体験から「みんながお菓子を食べられないような世の中にしてはならない」と一念発起して作りつづけました。
そして、いつまでも平和であってほしい、という願いをこめて「ハトマメ」という名前がつけられました。
昔から変わらないお菓子「ハトマメ」
子供たちに対する思いや平和への願いが込められたハトマメは、創業当時のままの製法で作られており、まず前日の蜜づくりから始まります。そして生地作りは、輸入物の小麦粉ではうまく丸まらないので、福岡県筑後産の小麦粉を使用しています。
その国産の小麦粉、前日に作った蜜と上白糖を専用のミキサーで混ぜ合わせてできた生地をサイコロ状に切断し、それを丸めながら焼き上げます。
煎りあがった生地を冷まさないように、タライ式の煎り機を使用して蜜をかけ、砂糖蜜をしみこませれば、昔懐かしいやさしい味わいの「ハトマメ」の完成です。
ハトマメを入れるパッケージも、筑後産の小麦粉と水でのりを炊いて作るこだわりよう。さらに嬉しいことに、中には42種類もの「おみくじ」が入っています。
美味しいがいっぱい♪福岡旅行のお土産に
こちらは、あまおうの時期だけ限定の「いちご大福」。モチモチの生地に、新鮮ないちごと白あんのハーモニーが最高。他にも季節を感じさせるお菓子も多く販売されているので、季節ごとに訪れてその時期ならではの美味しいお菓子に舌鼓を打ってはいかがでしょうか。
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ハトマメ
明治から変わらない製法で丁寧に作られたハトマメ屋の原点である「ハトマメ」。素朴で懐かしい味は、国産の安心できる素材を使って、基本に忠実に作っているからこそ生まれるのかも。なお、「おみくじ入りのハトマメ」は、以下に紹介する「金トキ豆」になります。
金トキ豆
大人も子供も開けるたびにワクワクするおみくじ入りハトマメの「金トキ豆」。レトロな趣が漂う大袋の中には、可愛らしい金太郎さんの小分けパッケージに入れられた「金トキ豆」が。手のひらサイズなので、1人でペロリと食べられそう。それぞれおみくじが入っているので、おやつタイムに家族や友人たちと、ワイワイ楽しみながらいただけます。大勢集まる催しに持参するのも良さそう。
ソバマメ(そばこ豆)
そば粉、卵、蜂蜜、ごま、小麦粉などから作られている「ソバマメ(そばこ豆)」。グリーンの金太郎さんのパッケージが、素朴で涼しげ。
金トキバッグ
レトロ可愛い金太郎さんの紙袋の中に、三角の赤いパッケージの「金トキ豆」とグリーンの「そばこ豆」が5個ずつ入った「金トキバッグ」は、ちょっとしたプレゼントに使えそう。
塩はじき豆
塩水に漬け込んだそら豆を炒って作った「塩はじき豆」。歯ごたえのある豆と塩の素朴な組み合わせは、ビールのおつまみに最適で、ついお酒がすすんでしまいそう。
イカピー
同じく、塩味で中にピーナッツが入っており食感を楽しめる「イカピー」も、ビールにピッタリ!上記の「塩はじき豆」と盛り合わせて食卓に出せば、それだけでおつまみとして喜ばれるかも。
蜂蜜豆
同じく中にピーナッツが入っており、食感を楽しめますが、こちらの「蜂蜜豆」は名前通りに蜂蜜の素朴でやさしい甘さがほどよく、おやつに最適です。
福岡県の中南部に位置する朝倉市で明治18年に創業した老舗の豆菓子屋「ハトマメ屋」。