朝食や食後のデザートに頂く季節の果物。
春から秋は楽しめても、寒さ深まる晩秋から冬の季節は、その冷たさが気になって、ちょっと敬遠気味という方はきっと多いはず。
でも、火を通しても美味しく、焼くことによってさらなる風味が生まれる果物もあります。特に秋から冬が旬のりんごは焼くことによって甘みや栄養価が増すばかりか、生食とは違う食味が楽しめます。
リンゴは、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富。
火を通せば、食感柔らかく、温かで、生食よりもずっと食べやすくなります。
以下では、“リンゴ”の健康・美容効果と、朝食向けの“焼きリンゴ”の基本レシピと簡単なアレンジレシピを紹介します。【画像は、青森・津軽藤崎町の紅玉りんご。熱を通して頂くのなら、酸味のきいた紅玉がオススメ。】
栄養豊富なリンゴ
古くから「リンゴ、一日一個で医者を遠ざける」と伝わるように、健康維持に欠かせない成分も豊かに含んでいます。
その中で特に注目したいのは、皮とその周辺に多く含む“ペクチン”と“リンゴポリフェノール”です。
水溶性食物繊維“ペクチン”で腸内環境改善
【りんごの皮には栄養がいっぱい!剥かずに美味しく焼きましょう。】
リンゴポリフェノールでアンチエイジング
※アサヒグループホールディングスの研究機関では、「リンゴポリフェノール」について様々な角度から研究が進められています。他のページにも「リンゴポリフェノール」についての記事が掲載されていますので、ぜひ参考にしてみましょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
寒い季節は、リンゴを焼いて食卓に
リンゴを焼くメリット
1.甘みと風味が凝縮するため、満足感や満腹感が得られやすい。
2.先述した“ペクチン”は、加熱すると分子が小さくなり、活性が高まります。したがって、その効果が得られやすい。
リンゴをスライスして。フライパンで手早く!
リンゴの健康効果を考えるのなら“皮付き”のままで。材料は、リンゴとバター(又はお気に入りのオイル)だけ。忙しい朝なら、リンゴはスライスして調理しましょう。
フライパン焼きりんご
スキレットで10分ヘルシー焼きりんご
おもてなし焼きリンゴ
* キャラメルりんごのパンケーキ♬
休日の朝食やデザートに。丸ごと焼いて
【りんご一個に対しての目安の分量】
○バター(もしくは好みのオイル):大さじ1杯
○砂糖:大さじ1杯
○シナモンパウダー:少々
○ラム酒:小さじ1杯
【詰め方】
1.シナモンパウダーを入れる時は、砂糖と予め混ぜておく。
2.砂糖とシナモンパウダーを合わせたものの半量を、くり抜いた部分に入れ、バターを詰める。残り半量の砂糖を入れて、ラム酒をかけて準備完了。
●オーブン使用:220℃で余熱したオーブンに入れて、20~25分程度焼く。
●オーブン使用(キャセロール等の耐熱容器に入れる場合):180℃に余熱したオーブンで30分~40分。
●オーブントースター:リンゴを半割にし、芯を繰り抜き、ホイルで全体を包み、約45分。
●電子レンジ:器にのせてラップをかけ、600Wで5分。
※時間は、いずれも機種によって異なります。焼き上がりは、竹串を刺して確認してみましょう。抵抗なくすっと竹串が通れば焼き上がりです。
炊飯器でも焼きリンゴは作れます。オーブンがなければこれが簡単。
※下記のリンク先で確認してみましょう。オーブン使用の焼きリンゴのレシピも合わせて掲載されています。
アウトドアでバーベキューを楽しむのなら、ぜひリンゴを持参しましょう。アルミホイルに包んで網にのせるだけ。
おわりに
アップルパイやタルト等など。
リンゴを使ったスウィーツが数多くあるように、リンゴは火を通しても美味しい果物です。
“焼きリンゴ”なら、粉を振るったり、パイシートを広げたりすることなく、簡単に美味しいスウィーツを作れます。朝食だけでなく、ちょっと小腹空くオヤツ時も、リンゴを焼いて、ほっこりと心和む一時を楽しみましょう。
【りんごの収穫は夏から始まり、秋から春にかけて出回りますが、旬は概ね秋から冬にかけて。】