ハーブが力強く茎や葉を伸ばす季節は、ぜひ自然のパワーが詰まったフレッシュハーブティーを楽しみたいもの。ドライとは違うおいしさが味わえるこの季節ならではの楽しみ方をご紹介しましょう。

摘みたてのフレッシュハーブを洗っておきます。一人分は手のひらに一つかみが目安。ハーブをポットに入れ、沸騰したお湯を注ぎ、3～5分蒸らすだけで出来上がりです。ポットはガラス製がおすすめ。

ハーブから少しずつ色が出る様子を眺めながら、ゆったりと待つ時間を楽しみます。一緒に気持ちがほどけていく感覚を味わって。注いだミントティーには、お好みでミントの葉っぱを浮かべて…

アイスにするなら、ハーブを多めに入れて、ホットの時より3分ほど長めに蒸らし、濃いめのハーブティを作ります。それをたくさんのアイスを入れたグラスに一気に注いで冷やせば、色や香りも変わることなくおいしくいただけます。

フレッシュハーブは、ハーブティーとして楽しむのは勿論ですが、ただお水に浮かべておくだけでも、ほんのりハーブの香りが楽しめます。作り方も簡単！ガラス製のポットやお気に入りのジャーに、お水とフレッシュハーブを数枚入れるだけ。お客様が来た時などにさりげなく食卓へ…見た目もとってもお洒落です。

ハーブには様々な効能があります。シンプルに1種類でも楽しめますが、2、3種類をブレンドすると相乗効果も期待できて、豊かな味わいになります。では、おすすめのブレンドレシピをご紹介しましょう。

ラベンダーの中でもイングリッシュ系が飲用に向いています。さわやかな甘い香りにリラックス効果があります。

ローズマリーには脳を刺激する香りがあるので、リフレッシュするには最適です。

レモンバームは指で触るとレモンの香りがします。やさしい香りなので、ブレンドティーには重宝するハーブです。リフレッシュのほかにも、消化促進やのどの痛みを緩和する効果もあります。

ペパーミントは鼻を通るすっとした香りがさわやかです。清涼感が味わえて、ティーには欠かせないハーブの一つです。

脳を刺激してくれるローズマリーとブレンドすれば、頭すっきり、爽快な朝を迎えることができますよ。

レモンの香りがするレモンバーベナには鎮静作用、消化促進作用、気管支のつまりを和らげる効果がなどがあります。カモミールとの相性も抜群。

カモミールの花には甘く香ばしいリンゴのような香りがあります。安らぎを与えるリラックス効果があり、鎮静作用があるので、眠れない夜にどうぞ。

タイムには殺菌、鎮痛効果があり、吐き気を鎮める作用があります。

消化を促進してくれるペパーミントとブレンドすれば、胃もたれやおなかの張りが気になるときに効果的です。

タイムには痰を切りやすくする効果があります。せきの症状があるときにはおすすめのハーブです。

セージにはのどの痛みを和らげる効果があります。強壮効果もあるので、風邪のひきかけのブレンドにいかがでしょうか。

ハーブの中には子宮を収縮させる作用があるものもあり、妊娠初期には早期流産を引き起こすリスクがあると言われています。妊婦さんはハーブを摂取する際には注意が必要です。

ハーブティーが残った時は、お風呂に入れたり、おしぼりに使ってください。お庭や鉢植えに戻せば、植物の栄養にもなります。自然のものだけでできているハーブティーだからこそ、そんな使い方もできるんですね。

夏にぴったり！レモンにたっぷりのミントとはちみつを加えたさわやかなレモネード。ヨーロッパの夏の定番なんだそうですよ！スペアミントの清涼感は、夏バテしそうな体も元気に癒してくれます。

ハーブティーを、お湯ではなく水に漬け込むことで、クセが無く、あっさりとした口当たりに！ハイビスカス入りのハーブティーの色が鮮やかでとっても綺麗ですね。冷凍のミックスベリーをお好みで加えれば、ビタミンもたっぷり♪

フレッシュハーブは、ドリンクとしてでなく、こんな使い方も出来るんです！
レモンとミントの香りが爽やかなオリーブオイル。お野菜のスープにかけたり、サラダに使用したり…お料理にスッキリとしたアクセントをプラスしてくれます。

暑い日に飲みたくなるさわやかドリンク。はちみつとお酢を炭酸水で割るだけの簡単レシピです。ローズマリーがほんのり香り、夏のおもてなしにもぴったり！

庭先で摘んだハーブが残ってしまった時には、こんな使い道も！作り方は、ハーブをお酢につけるだけ。炭酸やお水で割って楽しんだり、トマトソースやケチャップを作る時やドレッシングなどに加えると味に深みが出ます。

フルーティーな日本酒とほろ苦いお抹茶を混ぜ、ミントの香りを添えたカクテル。市販の日本酒と抹茶飲料を使って作ることが出来る所がお手軽で◎ミントの葉は手のひらで軽く叩くことで、香りがふわ～っと広がります。

フレッシュハーブはドリンクで楽しむ他、こんな楽しみ方も！カットしたレモンと塩、ローズマリーを手で混ぜ、一週間寝かせれば完成です。塩豚、魚のソテー、焼き鳥、パスタ、レモン塩釜焼き…などなど、幅広いお料理に活用出来ますよ！

ドライハーブとは一味違ったフレッシュハーブのドリンクはいかがでしたか？フレッシュハーブが手に入る季節に、あなたも是非、自然のエネルギーたっぷりのハーブドリンクを試してみてくださいね。