どんな飲み物と合わせよう…?《お茶×食べ物》の相性について
組み合わせを考える時に知っておきたい「お茶の種類」

日本では、豆から淹れるコーヒーも含めて「お茶」という呼び方をする場合があります。これは休憩を指す意味合いがあり、飲み物がリフレッシュメントとして有効な物であるからとも言えます。

「お茶」として楽しむ物は大別すると「紅茶」「コーヒー」「緑茶」「中国茶」などに分けられ、さらにそれぞれに種類があります。

同じ「紅茶」であったとしても、産地や製法で味や香りが全く違ってきます。お菓子や食事に合わせる時、おおまかな特徴を知っておくとより美味しく、好みのペアリングが可能になります。
ジャンル別「飲み物」の特徴
コーヒー
紅茶

日本茶

中国茶

コーヒーとの組み合わせのコツ

コーヒーと食べ物を組み合わせる場合、産地や焙煎で合う物が変わってきます。先にも説明した通り、味が強いので食事に合わせるとしたら、酸味が強すぎず重すぎない“中煎り”の物がおすすめです。
産地によるコーヒーの特徴

酸味がはっきりとして軽く飲みやすいので、食事をはじめ、ビスケットなどの味わいがシンプルなお菓子や和菓子と合わせても。
【アフリカ産】~キリマンジャロ(タンザニア)など~
酸味のバランスが良く香りも華やかなので、クリームや果物を使ったフレッシュなスイーツなどと合わせるのがおすすめ。
【インドネシア産】~ジャワコーヒーなど~
重厚なタイプなので、チョコレートや重めの焼き菓子などに合わせると好相性。
産地でまったく違った味わいになる紅茶
緑茶に近いダージリン?

味わいの特徴が強い紅茶は、ダージリンです。元々緑茶に近い清涼感のある味わいですが、それを強調するため発酵が浅めになってる物が多いのです。そのため、紅茶にしては色が薄く渋みが強いと感じるかもしれません。
ミルクに負けないアッサム
クセが少なく馴染みやすいスリランカ茶
セイロンティーの名前となってる物もあります。市販のブレンドティーのベースとなっている事も多く、あっさりしていて馴染みがある味わいの紅茶です。
茶園によっても変わる紅茶の味
「普段」と「気分転換」で使い分けたい日本茶
日本茶というと煎茶を選びがちですが、食事やお菓子の両方に合わせるのであれば、渋みの少ないほうじ茶や番茶の方がカバー範囲が広いのでおすすめです。
「茶」を主体で味わう中国茶

緑茶と紅茶の中間である「青茶」の烏龍茶などは、油の強い料理全般に合うので、特に相性が良い物が多いといえるかもしれません。
気分に合った美味しい組み合わせを探し出そう!

普段あまり料理をしないという方も、コーヒーや紅茶などなんらかの飲み物は、キッチンにあるのではないでしょうか。嗜好品という位置づけではありますが、お茶は暮らしに深く関わる物です。