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全部あなたのやりたいように
インテリアって、悩みますよね。みなさんは自分のお部屋が好きですか?SNSを眺めていても、素敵な生活の一部として、常にお部屋紹介というものがあります。最近は、YouTubeでお部屋ツアーなるものも流行っていますね。でも、実際やってみると、うまくいかなかったり、意外とお金がかかったり、「なんか思ってたのと違うな…」と思っちゃう始末。スマホの中や雑誌の中では、シンプルなのに何故かおしゃれに決まっていて、何が違うのかわからない…とか。もう少し、スマホで眺める時間を減らして、自分自身のお部屋に向き合ってみませんか。
①焦らず育てるあなたのおうち
まず意識していただきたいのは、「焦らない」ということです。一気に素敵なお部屋を作り上げようとしないほうが、うまくいきます。メディアやSNSで見かけるお部屋って、特に家具が多いわけじゃないのに素敵でオシャレなので、なんだかすぐにできそうな感じがしてしまうのが落とし穴です。実はそんなことありませんよ。
まずは収納に取り組む
と、言いつつも、やっぱり意識したいのはシンプルさ。生活感が出すぎているお部屋は、どうしても素敵には見えにくいです。難易度が高いという言い方もできます。そのため、インテリアに取り組む前に、まずは収納に取り組むことが大切なように思います。見せたくないものを見せないようにする技術で、とりあえずノイズを遮断。引き算から始めることで、いったんお部屋を「ならす」感覚で取り組みましょう。
あなたの好きな色とテイストは?
お部屋をならし終わったら、さっそく計画に取り掛かりましょう。どういうお部屋にしていこうかな?と抽象的にボヤっと考えるよりも、まずはテイストと色合いをきっぱり決めてしまうことが肝心。今はいろんなインテリアの参考本が出ているので、それをパラパラめくってみて、ピンと気になったものをどんどんリストアップしていきます。おそらく少しずつ、自分の好む系統がわかってくるかと思います。その中で、いちばん自分がやりたいものを選びます。おそらく、最初は「あれもこれも素敵!」と目移りしてしまいますが、それも楽しみのひとつです。ゆっくり眺めて、方向性を固めましょう。
パリの大人の部屋
1,760円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
いちばんの憧れを目指してみよう
計画段階で気を付けたいのが、「まあこんな感じで」と妥協してしまうこと。せっかくのあなたのおうち・お部屋です。いちばん憧れるものを目指しても、誰も文句を言う資格はありません。名作のチェアでも、ちょっと高価なラグでも、おしゃれな花瓶でも、これがいい!と思ったら、それを集めるようにしましょう。リプロダクト製品を調べてみるのも手です。
『Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 7月号 [理想の暮らしが買える店] 』(マガジンハウス)
BRUTUS(ブルータス)のインテリア・暮らし特集は毎号圧巻のボリューム。インテリアの知識や歴史も紹介してくれているので、基礎から学ぶことができます。この号は細かなアイテムまで網羅しているので、掲載されているお店が近くになくても参考になります。
Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 7月号 [理想の暮らしが買える店] [雑誌]
715円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
②オリジナリティを大切に
インテリアにも、お洋服や音楽と同じように流行があります。5年もすれば、まったく違うテイストが主流に躍り出るというのが筆者個人の感想ですが、果たしてそれに乗っかることが「アリ」なのかは考え物です。模様替えはお洋服よりもお金と労力がかかりますし、インテリアのテーマ変更ってなかなか難しいのが現実です。自分がしたいこと・好きなものを大切に、お部屋を作っていくことが大切なように思います。
思い入れがあるアイテムを主役にしよう
オリジナリティのあって、それでいてオシャレな部屋…と思うと、結構難易度が高いと思われるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。オリジナリティが出ないなんて、ありえるのでしょうか?そうなる要因は、努力やセンスの不足ではなく、自分自身・そのセンスへの無視を決め込んだ結果ではありませんか?「この色合いにしたら簡単に今っぽくできるっぽい」「これを置けばかっこいいらしい」「手っ取り早くこれにしよう」と思うことは、自分自身の思い入れのある≪何か≫をないがしろにする行為です。ぬいぐるみ、写真、テーブル、花瓶、何でも構いません。あなたが大事に捨てずに取っているアイテムを、きちんと主役にして考えてあげてください。
「とりあえず買う」は命取り
憧れのスツールがあったとしても、到底今は買えない…。そう思って、「とりあえず」と違う安価なスツールを買ってしまうことは、正直おすすめしません。結局、それを長い間、持ち続けてしまうと思うのです。今は買えなくても、貯金を何か月か続けて買うまで、きちんとしたスツールを買うのは我慢…とぐっと耐えましょう。貯金額が目標に達せば、必ず手に入ります。すぐに揃えようと思わないで。あなたがやりたいインテリアをやるために必要なことです。
お気に入りはすぐに揃わない
お気に入りのお部屋を作るのに、半年、いえ、1年以上は期間を設けましょう。長すぎるなんてことはありません。インテリアはずっと育てていくものだと思います。あなたの感性に見合うものが、そのまますぐに、すべて揃えられるとは思えないのです。まだメンバーがそろっていない、空っぽ、もしくはちょっと足りないお部屋も、愛していくべきだと思います。そのお部屋には、「好きなものしかない」状態に違いないのですから。
③リスク回避で賢いインテリア
じっくり考えて作り上げていくとしても、「やっぱりちょっと違った!」「うーん、こっちがいい!」となることは、もちろんなります。その際に上手く方向転換ができるように、リスクヘッジをしておきましょう。
布系は安くで揃えておく
ファブリックの色はかなり部屋の印象を左右します。一人暮らしの方なら、ベッドやまくらカバーの色がかなりのインパクトになるはず。リビングであれば、クッション・ラグの色もそうですね。これらをそろえる際は、なるべく安いものにするといいと思います。(もちろん、ぐっときて買ったアイテムは別です)そうすればチェンジする際も、ためらいが出ません。
ポスターと写真で印象チェンジ
ポスターや写真の飾り方も、お部屋の印象を大きく左右します。モダンなポスターを飾るか、ほっこり優しいイラストを飾るかでも変わってくるでしょう。壁にアートがかかっている、もしくは床にポスターが立てかけられているだけで、印象はがらりと変わるものです。フレームは100円均一ショップにも売られています。ここでも簡単に模様替えが可能です。
花を飾るスペースは大きめに取っておく
最近ブームになっている、お花と花瓶。テーブルやシェルフの上など、お花を飾るスペースは広くとっておきましょう。お花が主役の空間を作ることで、花をチェンジするだけで印象が変わります。大きな花瓶を買っておくのも手です。
BRUTUS(ブルータス) 2019年4/15号No.890[花と花束。] (マガジンハウス)
素人感覚では思い付かない花の飾り方や花瓶とのペアリングをふんだんに見ることができる贅沢な号です。めくっているだけでもうっとり…。
BRUTUS(ブルータス) 2019年4/15号No.890[花と花束。]
2,623円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
妥協も謙遜も必要ない
そこに住まうあなた自身が、もっともそのインテリアを眺める人となります。お友達を呼ばない限り、インターネットにアップしない限り、あなただけで楽しむものです。ならば、あなたが最も充実できる、素敵だと思える空間にしなければもったいないと思います。そのために、すぐにそろえてしまおうとしないで、間に合わせてしまおうとしないで、じっくりお部屋を育てる時間をとってください。妥協も謙遜も、お部屋づくりには必要ありません。
『パリの大人の部屋』Listmania 編集(辰巳出版)
華やかな色合いながら子供っぽくならないお部屋の実例集です。どのお部屋に憧れるか、ピンとくるかを感じてみてください。レイアウトや色合わせの参考になります。