おうちのカーペットそろそろお掃除しませんか?
どのぐらいの頻度でお掃除は必要?
気温と湿度が上がり始めると、活発に活動し始めるダニ対策もしっかりしていきたいところ。今のうちに冬の汚れをしっかり落として、夏に備えましょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
ゴミを絡めとる、掃除機やコロコロの効果的な使い方
縦横様々な方向から
日ごろの基本のお掃除となる掃除機とコロコロ。実は、一方向だけにしかヘッドを動かさないと汚れが十分にとれません。カーペットの種類にもよりますが、毛足が長いカーペットをお使いの方はまず、毛を起こす様に掃除機をかけます。この時、毛先が寝てしまうように掃除機をかけると、ホコリが奥へ入ってしまって逆効果になることもあるので、注意してくださいね。毛先が起きたら今度は横方向から。左右両方向出来ると理想的です。毛足が短いタイプでは、縦×横の十字でOKです。
動きはゆっくりと
掃除機もコロコロも、早いスピードでごじごじヘッドを動かすのは絶対にNG。ゆっくりと、掃除機ならカーペットに吸い付いて、ちょっとカーペットが浮くのを感じるくらいのスピードを意識してみてくださね。
汚れ別おすすめの「お掃除方法」と「便利グッズ」
髪の毛や細かいゴミ
ゴム手袋
髪の毛やペットの毛を取るのに活躍してくれるのがゴム手袋。ゴム手袋をして、カーペットの上で円を描くように手を動かすと、毛玉の様になって髪の毛やゴミがくっついてきてくれるんです。ある程度まとまったら、そのままつかんでゴミ箱へ。初めてこの方法を試すと、そのゴミの量にびっくりするかもしれません。
ブラシ
ブラシでもゴム手袋と同じ様なお掃除が可能です。ブラシの毛先はちょっと硬めのものがおすすめですが、あまり硬すぎるとカーペットを傷めてしまったり毛玉の原因になるので注意してくださいね。掃除機と同様、色々な方向からブラシを動かすのがポイントです。
カーペット掃除ブラシ
100均で手に入るカーペット専用のお掃除ブラシは、先端が樹脂になっていて、カーペットを傷つけることなく安心してお掃除が出来る優れものです。サッとお掃除出来る様に、戸建ての方は1階2階それぞれに用意しておいても良さそうなアイテム。
目に見えないダニ
スチームアイロン
目に見えないのに、皮膚トラブルやアレルギーの原因となるダニ。60℃以上で死滅すると言われているので、スチームアイロンをあてるのはとても効果的です。出来ればフロアから浮かせた状態でスチームを当ててましょう。完全に乾いたら、掃除機などで死骸も取り除きます。アクリル素材などの場合は、アイロンを近づけ過ぎない様に注意してくださいね。
天日干し
天日干しだけでは60℃まで温度を上げる事は難しいですが、湿度が55%以下だと生きにくいと言われているダニにとって日光に当てられて風が通るのは嫌なもの。カーペットを長持ちさせるためにも、定期的に天日干ししたいですね。カーペットに対応した除菌スプレーなどを振りかけてから、お日様に当てるのも◎です。
布団掃除機
布団掃除機をお持ちの方は、ぜひカーペットにも活用してみてください。ダニ、ホコリなどの除去にも効果的なので、絶対使っていただきたいアイテムです。時間がある時には、スチームアイロンや天日干しの後に布団掃除機をかけるのが◎。
臭い
重曹水
今やお掃除定番アイテムになった重曹。消臭効果がある重曹は、カーペットの臭いにも効果的です。方法は簡単で、5%の濃度の重曹水を雑巾などに染み込ませて拭くか、スプレーして乾いた布でふき取るだけでOK。特に臭いが気になる部分がある時は、多めに含ませてしっかりと乾燥させる様にしましょう。粉をそのまま振りかけて掃除機で吸い取る方法もありますが、粉が残ってしまう心配があるので、重曹水を使ったお掃除がおすすめです。
様々なシミ
セスキ炭酸ソーダ
食べ物や飲み物などをこぼしてしまった時にはすぐにふき取るのが一番ですが、シミになってしまった時にはセスキ炭酸ソーダが効果的です。500mlに小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダをしっかりと溶かして、シミに吹き付けふき取ります。汚れが取れた後は、しっかり乾燥させましょう。
中性洗剤
セスキ炭酸ソーダでも落ちなかったシミには、中性洗剤を試してみましょう。まずは、汚れた部分を硬く絞った雑巾などで叩いてから、中性洗剤を少量溶かした液をしみ込ませます。洗剤が付いた部分に雑巾などをかぶせて、上からブラシなどでトントン叩いて汚れを雑巾に移します。
汚れが取れたら、今度は水を含ませて雑巾を乗せ、同じ様にトントン。洗剤をしっかりと雑巾へしみ込ませます。中性洗剤がカーペットの残らない様に、しっかりと最後まで取り除きましょう。最後はしっかりと乾燥させておしまいです。
タイルやフロアカーペット
タイルカーペットやフロアカーペットも基本的にはカーペットと同様、掃除機やコロコロ、ゴム手袋を使ってお掃除していきます。シミなどの対処方法も同じで大丈夫ですが、汚れが酷い部分がある場合は水洗い可能なタイプであれば、その部分だけを外してお風呂などで丸洗いしましょう。洗剤×お湯で簡単に汚れが取れるケースもあります。
毛の長いカーペット掃除
毛足の長いカーペットは、ホコリなどが奥へ奥へ入ってしまうのが心配なポイントです。掃除機やコロコロ、布団掃除機は力を入れず軽く、様々な方向からお掃除することを意識しましょう。スチームアイロンを当てると寝てしまった毛を起こすことが出来るので、お持ちの方はスチームを当ててから逆毛を立てる様に掃除機やブラシをかけるのが◎です。
ホットカーペット
中性洗剤
冬の間使ったら片づけてしまう事が多いホットカーペット。そのままだと暗い場所を好むダニが増殖してしまう可能性がありますが、電化製品の丸洗いはほとんどのアイテムでNGなのが残念なところ。片づける前に中性洗剤を少し含ませた雑巾などで汚れをふき取っておきましょう。最後は硬く絞った雑巾で水ぶきして、しっかり乾燥させてから片づけてくださいね。
日常的にできる簡単ケア
日陰に陰干し
カーペットの大きさにもよりますが、可能なサイズであればお部屋のお掃除をしている間だけでも、日常的に陰干しして風を通すのが理想的。あまり直射日光に長い時間あてると日焼けしてしまう心配があるので、天日干しは月に1度程度にしておきてくださいね。
月に1度は拭き掃除
拭き掃除も月に1度くらい出来ると◎。お天気が良ければ拭き掃除した後に天日干しをして、しっかりと乾燥させられると理想的ですね。全体の拭き掃除ができない時も、汚れが気になる部分がある時には出来るだけ早めにケアしてあげましょう。
カーペットの上はホコリが目立ちませんが、フローリングにホコリが積もっている時にはカーペットも同じかそれ以上。少なくとも2~3日に一度は掃除機をかけられると理想的です。掃除機が無理な時には、コロコロをするだけでもOK。それ以上のお掃除は、例えばブラシは週1回、天日干しや拭き掃除は月に1回程度と無理のない範囲でルールを決めて進めましょう。