出典:www.instagram.com(@dr.slump___) プライベートシアターと聞くと、大きなお家の中に作られた映像を見るための特別なお部屋というイメージがありませんか?壁に大きなスクリーンを掛けてプロジェクターやスピーカーを設置するのには、どうしても広いスペースが必要と思うと、縁遠い趣味かもって思う人も多いかもしれません。しかし、今インスタグラムで人気のハッシュタグ「#プロジェクターのある生活」を見ていると、素敵にプライベートシアターを作っている写真がたくさん投稿されていて、中にはひとり暮らしのお部屋、一般的なお家のリビングルームまたはベッドルームなどで大画面を映し出し、おしゃれな空間の中でとても気軽に好きな映画や動画を楽しむ人が増えてきているようなのです。
今回はあなたの好みやライフスタイルに適したプロジェクターの選び方やポイントをお伝えしてから、インスタグラムの素敵な「#プロジェクターのある生活」をいろいろとご紹介していきたいと思います。
家にプロジェクターを取り入れようと思っても、設置が面倒、価格が高い、広い部屋がないなどいろいろネガティブなことを考えてしまいがち。しかし、お店に行くと、実はそういった課題をクリアする機種がいろいろと選べるようになっているのをご存知でしょうか?少し前とは違って、今はモバイルプロジェクターなど携帯できる小型のものから、狭い空間でもきれいな画像が楽しめる高性能のものなど、プロジェクターをもっと気軽に生活に取り入れられるような機種が続々と登場しています。
まずは、プロジェクターの魅力をまとめてました。
出典:www.instagram.com(@diy___magazine) プライベートシアターを自宅に作ろうと思うと、まずはプロジェクターを選ぶことから始める人が多いかと思います。
そこでお店やネットでプロジェクターを探してみると、「1万円代からと安価で買うことができる」「Wi-FiやBluetooth対応でワイヤレスで設置することができるのでコンパクトに使える」「広くない場所でも大画面を投影できる」といったさまざまな機種に出会うことができます。
このように予算や使いたい場所、画質のクオリティなど好みに合わせてプロジェクターをいろいろ選べるようになってきてるのも、プロジェクターを身近に感じる人が増えてきた理由のひとつなのかもしれませんね。
●口コミなどを元に自分に合ったものを探してみよう!
出典:www.instagram.com(@gatorukitchen) また大画面を見るのにその他に「スクリーン」も用意しないとって思ってしまいますよね。
しかし、インスタグラムで楽しみ方をみていると、スクリーンではなく自宅の壁に直接映し出している人が多いのに気づきます。中にはテレビを置かずにその空いたスペースに映像を映し出したりできるので、テレビがない分、観ない時はお部屋もスッキリすると、あえてプロジェクターに変えるという人も増えてきているように思います。
近頃増えてきた小型で軽量なプロジェクターなら持ち運びに便利なので、壁がある場所ならどこでも大画面で映像を楽しむことができます。また最近ではアウトドアでも楽しむことができる「モバイルプロジェクター」もたくさんの機種が販売されています。キャンプなどをした夜、その日撮った映像や写真をプロジェクターで振り返ったりして、とっても素敵な思い出になりそうですね。
あなたのライフスタイルに合ったプロジェクターを見つけよう。
ビジネスシーンでプレゼンの時などに資料を見せるためのプロジェクターをよく目にすることがありますが、今回ご紹介するプロジェクターは映画や動画を楽しむことを目的とした家庭用のものになります。サイズや重さ、スペックなどさまざまあってどれを選んだらいいのか迷ってしまいますね。いくつかのポイントを押さえながらあなたのライフスタイルにあったプロジェクターの選び方をみていきましょう。
まずはプロジェクター探しをしていると、いくつかの専門用語を目にすることがあると思いますが、プロジェクターを選ぶ基準にもなるものなので、どういったことを表しているのかを簡単に説明していきたいと思います。
解像度とは、画像を映し出すために必要な点「画素」の密度のことを言います。今のテレビの主流はフルハイビジョンと言われていて解像度は1920×1080と表します。これは一つの画面の中に横方向に1920個、縦方向に1080個の「画素」という点が集まって画像が作り出されているということ。
また高画質のテレビ、4Kテレビは3840 × 2160 の解像度があって、このように数字が大きいほど高画質に見えるということになります。
ルーメンとは明るさのことを言います。数値でいうと「1000ルーメン以下」のものだと、とりあえず画像を投影できるくらいのものになってしまうので、暗い場所できれいに映像を映し出したいのであれば、「1000~2000ルーメン」くらいが必要でしょう。また、プロジェクターを昼間や明るい場所でも使いたいのであれば、「2000ルーメン」以上がよく、また画面のサイズが大きくなればなるほどルーメンの数値は高い方がきれいに見えるようになります。
コントラストとは最も明るい部分と最も暗い部分の明るさの差を言います。コントラスト比が低いとぼんやりとした締まりのない画質になり、高いと明るい部分と暗い部分に引き締まり感が出て、奥行きとメリハリのある画質になります。コントラスト比を数値でいうと「1000:1」の場合、一番暗い黒色の明るさを1とすると、一番明るい白色の明るさは1000倍ということになります。その比率が高くなるほど、明暗差が大きくなって鮮明に見えるということになります。
では、ここからあなたのライフスタイルに合ったプロジェクターの選び方を具体的にご紹介してきますね。
出典: 今回は気軽に生活の中にプロジェクターを取り入れようといったテーマでご紹介しているので、プロジェクターが大きすぎたり、重すぎたりだとどうしても面倒になってしまいます。設置したい場所や用途に合わせて、できれば持ち運びしやすいものを選んでいきたいですね。でもいつも決まった場所でプロジェクターを楽しみたいのであれば、大きめで重い「据え置き型」のものだとその分性能がいいので、良い画質の映像を楽しむことができます。反対に気分に合わせて使う場所を変えたいのであれば、コンパクトで軽量のものを選ぶといいかもしれませんね。
小さなパネル部分に映し出したい映像を出力して、光を透過してからスクリーンに映し出すというしくみになっているプロジェクター。その小さなパネルには「液晶タイプ」「DLP」「LCOS」と3つの種類があるのですが、その種類によって「画質」がそれぞれ変わってきます。先ほど説明した解像度で比べると「液晶タイプ」は一番低く、その次は「DLP」、一番解像度が高い高画質のタイプが「LCOS」になります。この中では「DLP」が「液晶タイプ」よりは解像度やコントラスト比が高く、「LCOS」より価格が安いので幅広く利用されているようです。
先ほど説明したように、画像は画素という小さな点の集まりによってできていて、その点の集まり、つまり密度が多いほどきれいで鮮明な画質になります。よって、解像度が低いほど低価格で販売されていて、高くなれば価格も高くなります。画質にそこまでこだわりはないというのであれば、フルハイビジョンテレビで主流になっている「1920×1080」くらいの解像度で十分楽しめるのではないかと思います。
今1万円以下で手に入るプロジェクターは、解像度やコントラスト比、ルーメン(明るさ)の面で理想通りに映像を楽しむのは難しいかもしれませんが、少し値段を上げれば満足度のある画質で映像を楽しめるようになります。やや悩んでしまいますが、お財布事情と映像のクオリティのバランスで選んでいくのもいいのかもしれません。
プロジェクターから投影された映像が画面に届くまでの距離を焦点距離と言います。焦点距離のチェックポイントとしては「推奨投影距離」として記載されているので、お部屋の広さを基準に選ぶようにしましょう。従来のプロジェクターだと、十分なスペースが必要だったり、プロジェクターを正面に設置しないと映像が歪んで見えたり、台形になったりといった課題がありました。今は「短焦点プロジェクター」と言って、1m程度の短い距離で大画面を投影できるプロジェクターも販売されています。高性能のために価格が少し高くなってしまいます。
<選び方:その6>出入力に対応する接続端子で選ぶ。
例えばBlu-rayやDVDプレーヤーからの映像と音声をプロジェクターに送る場合、「HDMI」というケーブルを使ってつなげるので「HDMIポート」が必要になってきます。また、USBポートやMicro SDカードスロットがあると、パソコンからUSBメモリやSDカードに落とし込んだ映像と音声のデータを見ることができるので、使いたいプレイヤーや端末の出入力に対応する接続端子を確認しましょう。
<選び方:その7>Wi-Fi、Bluetooth対応で選ぶ。
もっとコンパクトにプロジェクターを使いたい方には、Wi-FiやBluetooth対応のものがおすすめです。Wi-Fi対応のプロジェクターは「メディアストリーミング端末」を使用することで様々な動画配信サービスとの接続も可能になり、ワイヤレスで映像を楽しむことができます。Bluetooth対応のプロジェクターではスマホやタブレットの映像をプロジェクターに共有することができるので、同様のことが可能です。プロジェクターのスピーカーでは音質に物足りなさを感じる方は、加えてBluetoothスピーカーの使用をおすすめします。
プロジェクターはきれいな映像のために正しく設置しよう。
それではプロジェクターの設置のポイントをいくつかご紹介していきます。
今回はスクリーンを使わずに自宅の壁に映像を映し出すといったお手軽な方法でのポイントをお伝えしたいと思います。
リビングルームやベッドルームなどお好きな場所で楽しむためのちょっとしたコツを知って、もっと身近に大迫力で好きな映像などを楽しんでみませんか?
<置き方:その1>プロジェクターは平らで水平な場所に。
出典:www.instagram.com(@___y_s_h___) プロジェクターは少しでも傾いていると映像の歪みの原因となるので、平らな面に水平に置くようにしましょう。もしどうしても小さな傾きがあるようならば、本体についている脚の部分を回して高さの微調整することで解消します。
<置き方:その2>投影する場所に対して正面中央に置く。
プロジェクターを斜めからだったり、上下の位置がずれたりすると画面が台形に写ってしまいます。機種によっては「台形歪み補正機能」といって自動的もしくは手動で調整することもできますが、画像を写したい場所に対して、できれば正面中央に置くのが理想的です。
<置き方:その3>プロジェクターの「投影距離」をきちんと確認。
投影距離とは、<選び方:その5>で書いた「焦点距離」と同じ意味で、プロジェクターからの映像をスクリーンまたは壁に映し出すために必要な距離を確認してから、プロジェクターを置くようにします。映したい画面サイズを大きくしたいほど距離が必要なので、上手く距離を調整していきましょう。
出典:www.instagram.com(@kamisan_butsuyoku) デザインがおしゃれなプロジェクターなら、棚の上にさり気なく置いてインテリアの一部にもなります。しまい込まずに日常的に置いていると、いつでも使うこともできて良いですね。上が平らで高さのあるチェストの上に置くのもちょうどいいかもしれません。
出典:www.instagram.com(@haachanhouse) 小さなサイドテーブルなら移動もしやすいので、置き場所にちょうどいいです。
雑貨屋さんで手に入る可愛い花台を利用するとナチュラルなインテリアにもぴったりですね。
出典:www.instagram.com(@hara_chaaan) 小型のプロジェクターなら吊り下げる方法もおすすめです。場所に困らず、おしゃれに飾れて素敵ですね。
出典:www.instagram.com(@cowbell_haus) シェルフなら高さや場所がいろいろ決められるので、都合のいい置き場所が作れそうです。
インテリアに馴染む収納ボックスや収納バスケットの上にさり気なく置いてみるのもおしゃれです。
ディアウォールやラブリコを使った設置方法なら、壁を傷つけずに好きな高さに棚を作ることができるので、プロジェクターの定位置を作るのにとても便利です。
出典: シェルフにプロジェクターをのせるとそこからつながるコードが気になりますね。
出典: でも、ホームセンターなどで買えるコードカバーをつけるととてもスッキリ。おすすめです。
インスタグラムで見つけたおしゃれな「#プロジェクターのある生活」
ここからはインスタグラムで見つけた、おしゃれで素敵なプロジェクターのある風景をいろいろご紹介。
ゆったりくつろげるプライベート空間にプロジェクターを取り入れて、好きな映画や動画を大画面で見るといった何とも贅沢な時間の過ごし方って素敵ですね。ぜひとも参考にして試してみませんか?
出典:www.instagram.com(@memestagram_03) あたたかみのある白熱灯の灯りだと、さらにリラックス空間で大画面の映像が楽しめます。
出典:www.instagram.com(@kaoriiiii___87) キャンドルの雰囲気のある灯りの中、ロマンチックな気分で映画を楽しめそうですね。
壁の質感によって見え方が変わりますが、気にならなければどんな壁でも映像が楽しめます。
観たい映画や気分に合わせて大画面で楽しむのもいいですね。疲れた一日の終わりに臨場感のある大画面で映画を楽しむなんてとても贅沢。
出典:www.instagram.com(@corecty_lifestyle) 心あたたまる映画のあとそのままベッドへ。いい夢が見られそうです。
切ない恋愛映画を見ながら一人じっくり思いを馳せる。プライベートシアターならではの楽しみ方ですね。
何もない白い壁に美しい映像を映すと、奥行きのあるアートな雰囲気になります。
出典:www.instagram.com(@foret_foret) 時計代りにプロジェクターで時刻を投影。ナチュラルな雰囲気のお部屋にシンプルな数字が、とてもおしゃれで絵になりますね。
出典:www.instagram.com(@___ryucamp___) モバイルプロジェクターを使えば、屋外でも大画面の映像が楽しめます。ポータブルのスクリーンを用意すれば壁がなくても大丈夫。
キャンプでプロジェクターを楽しむとなるとスクリーンが必要になりますが、白い大きな布で代用できるので気軽にチャレンジできそう。
宿泊先に持っていき、お部屋で友達と寝転びながら映画鑑賞。いい旅の思い出になりますね。
お家にプロジェクターを取り入れて非日常感を味わおう。
出典:www.instagram.com(@cowbell_haus) いかがでしたか?
今回はインスタグラマーさんの素敵な「#プロジェクターのある生活」をご紹介しました。
今までは広い部屋がない、設置が面倒などで敬遠しがちでしたが、今はひとり暮らしのお部屋でも十分に楽しめるプロジェクターがたくさん出回っていて、また選択肢もいろいろあるので、一度お店まで見にいくのもいいかもしれませんね。
プライベートシアターのいいところはなんと言っても自宅で気軽に臨場感が味わえること。そして疲れて帰ってきても大画面でドラマティックな映像を観れば、パッと気持ちが切り替わって元気になれるところ。
お家にプロジェクターを取り入れて、いつもとは違う非日常的な過ごし方をしてみませんか?
写真をご提供いただいた素敵なサイトとインスタグラムアカウント
デザインがおしゃれなプロジェクターなら、棚の上にさり気なく置いてインテリアの一部にもなります。しまい込まずに日常的に置いていると、いつでも使うこともできて良いですね。上が平らで高さのあるチェストの上に置くのもちょうどいいかもしれません。