都会での忙しい毎日に、田舎暮らしのようなのんびりとした空気を取り込むことができたら…と思いませんか?そんなときは、毎日のように使う生活道具やインテリアに、さりげなく素朴な温もりを取り入れてみましょう。おひつや鉄器などのキッチンまわりのものから、リビング・マイルームで活躍する自然素材のバスケットや道具箱、昔ながらのほうきや洗濯板、ろうそくや照明の灯かりまで、現代生活になじむナチュラルなアイテムをご紹介します。2018年10月17日作成
いつかはしてみたい田舎暮らしも、現実にはなかなか…。でも、都会にいても、日々の生活に田舎暮らし風の心地いいエッセンスを取り入れることはできます。簡素だけれど豊かな、昔ながらの道具に囲まれて、ゆったりとした日常を過ごしてみませんか?
ごはんの余分な水分を吸い取り、お米本来のうまみや甘みを引き出してくれるおひつ。こちらは、樹齢100年を超える木曽さわら(ひのきの一種)の柾目(まさめ)材のみを使用した貴重なおひつ。日々のごはんを豊かにしてくれる、昔ながらの生活道具です。
900年以上の歴史を持つ、奥州平泉の文化を支えた伝統工芸品、南部鉄器。保温性に優れ、まろやかなお茶が愉しめます。世界的にも注目されている南部鉄瓶は、現代の暮らしにも調和する、古くて新しい道具です。
小さな炭火焼を愉しむための卓上七輪。弱火でじっくり焼くタイプですので、焼き肉・焼き魚などはできませんが、スルメやエイヒレなどのおつまみを遠赤外線で芯まであつあつにおいしく仕上げてくれます。能登・珠洲の珪藻土を地層のまま採掘し、ほぼ手彫りで削り出した、味わいの品です。
ごまや豆を煎るのに使われた、昔ながらのほうろく。そんなほうろくと急須をひとつにした、ほうろく急須。できたての香り高いほうじ茶が自宅で手軽に愉しめます。もちろん、ごまや珈琲豆を煎ったり、使いみちはいろいろです。
長い時を重ねてきた古道具を、現代の生活の中にさりげなく取り入れてみるのも素敵な試み。こちらは、経年変化による深い色合いとどっしりとしたたたずまいの、肥松(こえまつ)の長方盆。静かな存在感で、暮らしに寄り添ってくれます。
茶葉を使って、きちんと淹れたお茶は、体と心にそっとしみわたっていきます。こんな美しい茶筒のあるお茶の時間は、きっと豊かな空気に包まれることでしょう。老舗「我戸幹男商店」の繊細で優美なデザインの木製茶筒。デザインもサイズも豊富です。
お部屋に、籐(ラタン)のバスケットなど自然素材のものを置くと、雰囲気が和らぎますね。こちらは、輸入品の籐製品が主体になっているなか、国内生産にこだわる山形県の「ツルヤ商店」のもの。素朴でナチュラルな収納アイテムです。
リモコンなど小さめのものを収納するのに便利な煮柳のバスケット。煮柳とは、栁の枝を数時間煮て皮をむき、天日干ししたもの。ざっくりと編まれた素朴な風合いが魅力です。お部屋の中に、ほっと安らぐ道具があることはとても大事なことですね。デザインやサイズは各種あります。
こんな自然な風合いの化粧箱なら、使うたびに優しい気持ちになれそう。虎斑と呼ばれる紋様など、同じものは一つとしてない貴重なもの。じゃまにならないちょうどいい大きさで、こまごまとした化粧品もすっきり。深さのある引き出しには、ボトルも立てて入ります。手仕事の温かみが伝わる愛着の品。お部屋もほんわかとした雰囲気になりますね。
秋の夜長にゆったりと縫物がしたくなる、そんな優しい雰囲気の裁縫箱。上段が左右に立体的に開き、全体が見渡せるので、使いやすさも抜群です。年月とともに味わいを増し、次の世代にも受け渡せる本物。こだわりの雑貨ブランド「倉敷意匠」のものです。
あえて虫喰いの木材を使った、味のある壁掛け時計。時間がゆっくり流れるような、柔らかな表情をたたえています。あわただしい日々の暮らしに、やすらぎを。写真のように置いて使うのもインテリアのようでいいですね。
昔懐かしい棕櫚ほうき。その中でも最高級の、鬼毛と呼ばれる希少部位を使った長ぼうきは、しっとりとした感触でほこりをからめ取り、とくにクリーナーなどが入りにくい隅にもするりと入り、汚れをかき出します。しかも、棕櫚繊維の油分はワックス効果も。畳にもフローリングにも使えます。
こちらは、年輪が細かく木目が美しい吉野桧のちりとり。掃き入れ口は、幅広の30㎝で、約10度の傾斜がつけるなど使いやすさのための工夫がされています。また、吊り下げて収納できるように革ひもも付いています。
いま再注目されている洗濯板。頑固な汚れも生地を傷めずきれいになり、そのうえ節水・節電になるエコアイテムとして人気です。今日は洗濯しないけれど、下着と靴下だけは洗いたい…そんなときにとても重宝します。
ひのきのすがすがしい香りに心安らぐバスマット。四万十ひのきは、油分が多く水切れが早いので、変色しにくいのが特徴。もちろん、ひのきの抗菌パワーでカビなどの発生も抑え、清潔に使えます。ひのき風呂のような気持ちよさを、おうちで手軽にいかがでしょうか?
長い歴史を誇る日本橋の江戸刷毛の老舗「江戸屋」の歯ブラシ。天然毛がぎっしりと植えられた歯ブラシは、歯茎に当たったときの感触がなんともいえず気持ちいいのだとか。歯茎のマッサージや、歯茎の弱っている方にもおすすめ。馬毛と豚毛があります。
木を薄く美しく削り出す高い技術をもつ石川県の山中。その薄挽きの技を生かしたランプシェードです。まろやかな光が透けて、まるで木漏れ日のよう♪ナチュラルな木目も存分に愉しめます。もちろん、灯りを消しているときのたたずまいも美しく、そっとあたりを包み込むような優しさがあります。
杢の入った栴檀(せんだん)という木に、漆塗りを施した落ち着きのあるランプ。漆掛けと研ぎ出しを16工程重ねて仕上げているそうです。ゆったりとお茶など愉しみたい、そんなやすらぎのスペースにいかがでしょう。
ほのかな炎の揺らめきをゆるりと愉しむオイルランプ。こちらのランプは、ろうそくを溶かしたオイルを使っており、とても安心。煙りやニオイもほぼ出ないので、お部屋の中でも気軽に使えます。国内でただ一社、日本製ランプのみを製造する「Winged Wheel」のものです。
秋の夜長は、ちょっとだけ照明を落として、虫の声に耳を傾けてみるのも素敵な時間の過ごし方ですね。そんなときには、風情ある和ろうそくの灯はいかがでしょう?和ろうそくは、人が心地よさを感じるゆらぎのリズムを持つといわれ、そのほかにもススが出にくく、炎が消えにくいというメリットも。
こちらは、櫨(はぜ)の実を搾って作られるハゼロウから作たれた和ろうそくで、能登の七尾和ろうそくの老舗「高澤ろうそく店」のものです。植物ロウは、人にも環境にも優しく、とても安心。和ろうそくは、芯が太いのでロウの吸い上げがよく、炎も大きくてのびやかです。
時間に追われるあわただしい毎日。そんな日常生活の中に、田舎暮らしを感じさせてくれるような道具を取り入れると、ほっと一息つけそうな気がします。簡素だけれど心豊かな、ほんとうの意味で贅沢な暮らしを叶えてみませんか?
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いつかはしてみたい田舎暮らしも、現実にはなかなか…。でも、都会にいても、日々の生活に田舎暮らし風の心地いいエッセンスを取り入れることはできます。簡素だけれど豊かな、昔ながらの道具に囲まれて、ゆったりとした日常を過ごしてみませんか?