秋になると和食器が恋しい
今回は、食欲の秋をよりおいしく演出するおすすめ和食器を、「色・モチーフ・柄」とキーワードごとに紹介します。お気に入りをぜひ見つけてみてください♪
こっくりとした「秋色」で温かみを
飴釉(あめゆう)
どこか懐かしさを感じるレトロなテイストは、洋食にも違和感なく合わせられます。
ベージュ
秋らしさ満点の炊き込みご飯を、ベージュの土鍋で炊いて。土鍋は、キッチンで調理して、食卓にそのままサーブすることができます。蓋を取ると、歓声が上がりそうですね!
秋を連想させる「モチーフ」
動物
こちらの猫モチーフの手皿・豆皿(小)は、おつまみやお菓子をのせるのにちょうどよいサイズ感です。秋らしい深みのある色合いなので、おやつの時間も眺めているだけでほっこりとした気分になりますね。
秋鮭をかかえた熊さんの箸置きです。一つ一つ異なる表情がとても愛らしいですね。
秋らしいこっくりとした色合いのちょっと珍しいうずらを描いたお皿です。ケーキ1切れがちょうどのる程度の大きさで、食べ終わるとひょっこり顔をのぞかせるのがまたキュートですね。
温かい料理がよく似合う「柄物」
スリップウエア
スタルジックな雰囲気漂う柄は、洋食も和食もどちらもよく合います。ただ焼いただけのシンプルなトーストも、おいしそうに見えますね。
菊花(きっか)
秋を代表する花の一つ「菊」。菊の文様には不老不死、延命長寿の意味が込められていて、おめでたい柄でもあります。あたたかみのある白に菊花紋が重なり合う様は、和食器独特のわびさびのある奥ゆかしい美しさです。
赤絵
紅葉したもみじを思わせる赤絵の蕎麦猪口です。ハッとするような赤の蕎麦猪口を湯飲みとして平皿とセットで使用すると、さつまいもや栗など、秋の和菓子の食材にとても馴染みますね。
秋の料理によく似合う「質感」
粉引(こひき)
温もりを感じる柔らかい質感と、マットな白さが特徴の粉引きです。器のほっこりとした土の質感が、お茶漬けなどの和食にとても合います。
粉引の存在感のある白でコーディネートすると、シンプルなおかずも食材の色が差し色となり、食卓を引き立たせます。
マット
マットな質感の平皿に、根菜たっぷりのカレーを盛り付けて。渋みのある色合いの和皿とカレーの艶のコントラストが印象的ですね。
漆器
漆器は木製なので、料理の熱が伝わりにくいという特徴もあります。味噌汁や煮物の銘々皿として使うのはもちろんですが、具沢山のクリーミーなミルクスープなど、洋食のメニューを盛り付けてもいいですね。
食欲の秋はこだわりの器でよりおいしく!
色柄・モチーフ・質感など季節感を演出できるのも和食器のいいところです。少し買い足したり入れ替えたりして、秋の食卓に新鮮な風を送り込んでみてはいかがでしょうか。秋らしさを感じるポイントはさまざまですから、感性にピンとくるものをぜひ探してみましょう。
栗・さつまいも・れんこん・きのこ・秋刀魚、かぼちゃ、そして新米。実り豊かな秋の食材を使ったお料理には、ほっこり柔らかい表情の「和食器」がよく似合います。