ドリッパーの種類で珈琲の風味が変わる!
まずは器具の違いを知ろう

コーヒードリッパー"3つのチェックポイント"
その①:コーヒーが抽出される穴の数

コーヒードリッパーには、底の部分にコーヒーを抽出する穴があいています。この穴の数はメーカーによってそれぞれですが、だいたい1つか3つであることがほとんどです。
1つならお湯がゆっくりとコーヒーの粉に触れながら落ちるためコクのある濃いめのコーヒーに。3つならお湯が落ちるスピードが上がるためスッキリとした薄めの仕上がりになります。
穴の大きさが大きければ、1つでもスッキリ感のあるコーヒーが作れますよ!
その②:コーヒードリッパーの形状

コーヒードリッパーには大きく分けて”台形型”と”円錐型”の2種類があります。
台形型は、広範囲にお湯を浸透させながら抽出するためコクのあるコーヒーを淹れることができます。打って変わって円錐型は、お湯がスーッと落ちていくような構造になっているのでスッキリとした仕上がりになります。
その③:コーヒードリッパーの素材

コーヒードリッパーの素材も、陶器製やステンレスなどの金属製、ガラス製にプラスチック製といくつか種類があります。それぞれの特徴は、
*陶器製・・・耐久性があり長期間使える
*金属製・・・熱伝導に優れているので一定温度で抽出可能
*ガラス製・・・陶器製と同じく耐久性がある
*プラスチック製・・・軽量で割れにくい
ハンドドリップ初心者さんなら、お値段もリーズナブルなプラスチック製がおすすめです。
人気者はやっぱり優秀!絶対外せないコーヒードリッパー3選

コーヒードリッパーの種類についてお話しましたが、結局どれを選んでいいのかわからなくなってきませんか?
ハンドドリップは実はとても奥が深い世界。チェックポイントを知ったところですぐに選べない方もいるはず。
そこでまずはハンドドリップ初心者さんのために、ロングセラーの人気者コーヒードリッパーを3つご紹介します。気になるアイテムはチェックしてみてくださいね!
注ぎ方で風味の調節が可能:【ハリオ】V60 透過コーヒードリッパー 02
コーヒードリッパーといったら必ず名前があがってくるブランド「ハリオ」。コーヒーの粉に長時間触れ、成分をしっかりと抽出してくれる”V6"という円錐形をしています。お湯の注ぎ方で風味を調節できるので、1台で様々なコーヒーを楽しむことができますよ。
初心者さん向け:【カリタ】陶器製 コーヒー ドリッパー
陶器製のカリタのコーヒードリッパーは、雑味を極力おさえつつコーヒーの美味しさだけを抽出できる構造になっています。その秘密は抽出中のコーヒーをドリッパーにためない3つの穴。「誰にでも美味しいコーヒーが淹れられるように」と作られたコーヒードリッパーなので、初心者さんにはとくにおすすめです。
正確な抽出時間をキープ:【メリタ】陶器製 コーヒードリッパー
メリタの陶器製コーヒードリッパーは、発売以来100年近く愛され続ける伝統的なスタイル。内側に刻まれたミゾの深さやフィルターの角度など流体力学を考慮した計算された構造なので、コーヒーが抽出される時間は正確です。お湯を注ぐスピードにムラが出ても美味しいコーヒーが毎回できますよ。
一人用なら”マイクロコーヒードリッパー”もおすすめ!

一人暮らしの方におすすめしたいコーヒードリッパーは、手軽に1杯分のコーヒーを抽出できるマイクロドリッパーです。
マグカップにそのまま抽出:【カリタ 】1人用カフェ・トール
カリタの「カフェ・トール」は、そのままマグカップに抽出できるコーヒードリッパーです。構造は陶器製とほぼ同じ。「カフェ・トール」は手を汚さず使用済みのフィルターを捨てられるので使い勝手も◎です。色の種類も豊富で、キッチンに置いていてもオシャレさがあります。
アウトドア向けなら”折りたたみ式コーヒードリッパー”がおすすめ!

「キャンプでも美味しいコーヒーが飲みたい!」そのようなキャンパーさんには、持ち運び便利な折りたたみ式のコーヒードリッパーがおすすめです。
携帯性・安定性に優れている:【ミュニーク】テトラドリップ
テトラポッドのような形状をしているミュニークの携帯用コーヒードリッパー。持ち運びのしやすさだけでなく、安定性やコーヒーの美味しさにもこだわっているため、アウトドア好きな珈琲愛好家からとても愛されています。素材はステンレススチールなので丈夫。無駄のない洗練されたデザインも人気の秘密です。
ゴミが出ないペーパーレスなコーヒードリッパーならこれ!

基本的にコーヒードリッパーは専用のペーパーを使いますが、最近ではその専用ペーパーなしでもコーヒーが淹れられるペーパーレスドリッパーも販売されています。キャンプなどの外でもゴミが出ないので便利!
インテリアとしてもおすすめ:【KINTO(キントー)】ステンレスコーヒーカラフェセット
キントーのコーヒードリッパーは、とてもスタイリッシュなデザインでオシャレさがあります。ステンレス製のフィルターは何度も使える上に、コーヒー豆の旨味成分をダイレクトに抽出してくれます。こちらは、抽出したコーヒーを受ける透明カラフェと、ドリッパーのホルダーがセットになっているので揃える手間も省けます!
キャンプにもおすすめ:【コールマン】金属製パルテノンコーヒードリッパー
コールマンのペーパーレスコーヒードリッパーは錆びにくいステンレス製です。使い方は、粉を入れたフィルター付きの容器に、穴のあいたもう1つの容器を被せてお湯を注ぐだけ。コーヒー本来の風味やコクを味わえるため、コーヒー好きさんも納得のドリッパーです。ペーパーのゴミが出ないのでキャンプなどにもおすすめ!
コンパクトでオフィスにもおすすめ:【リバーズ】マイクロコーヒードリッパー
リバースのマイクロコーヒードリッパーは、お一人様用のとても小さなコーヒードリッパーです。素材はステンレスメッシュ採用で丈夫。使い方も簡単で、マグカップにポンっとのせてお湯を注ぐだけです。元々はアウトドア用に開発された商品ですが、あまりの使いやすさに日常的に使っている人が続出中。ゴミも出ず、シリコン製ホルダーは二つ折りにできるので何処へでも持っていけますよ!
ひと味違うコーヒーが楽しめるコーヒードリッパー
ペーパーレスでエコ:【カルディ】ベトナムコーヒー専用ドリッパー
カルディでは、本格的なベトナム式コーヒーを淹れられるドリッパーが販売されています。ドリップ専用ペーパーもいらずエコ。マグカップにそのままコーヒーを抽出できるので、簡単に美味しいベトナムコーヒーを楽しめますよ。
コーヒードリッパーとセットで揃えたいアイテム
高さ調節が可能:【カリタ】コーヒースタンド
カリタのコーヒースタンドはインテリアの邪魔にならないシンプルなデザイン。土台の部分は取り外しができるためお手入れも簡単です。土台は2段階の高さ調節ができるので、コーヒーを入れるジャグの大きさに合わせて使い分けられます。
持ち運びにも便利:【カリタ】コーヒーミル
カリタのコーヒーミルは、キャンプなどにも持っていけるアウトドア向け携帯ミルです。刃の部分はコーヒーの風味を損なわないセラミック製。取り外し可能な刃なのでお手入れも簡単です。
注ぎ口がドリップ向け:【BALMUDA(バルミューダ)】電気ケトル
デザインもオシャレなバルミューダの電気ケトルは、お湯の注ぎ口が細くハンドドリップに適した形をしています。そのため、沸騰したお湯をそのままを使うことができますよ。ドリップ専用ポットを別に用意する必要はありません!
世界でたった一つの自作コースターはいかが?
100均「ダイソー」のガラスタイルや「セリア」のジェルシールでDIY
コーヒードリッパーの使い方
忙しい時はコーヒードリップバッグを代用!
無印のコーヒードリップバッグは味もコスパも◎
あなた好みのコーヒードリッパーで最高の一杯を。

コーヒードリッパーはとても奥が深いです。なので、ハンドドリップ初心者さんはリーズナブルなドリッパーから使い始めるといいでしょう。
経験者さんは、コーヒードリッパーとあわせてスタンドやケトルにもこだわりを持ってみるといいですよ!より理想的な一杯に近づけます。
どうか、皆さんにとって最高の一杯の答えが見つかりますように。
皆さん、コーヒードリッパーってどれも同じだと思っていませんか?
基本的な構造は確かに同じです。でも、実はコーヒーが抽出される「穴の数」や「ドリッパーの形状」、また「素材」には少しずつ違いがあるんです。ハンドドリップのスペシャリストたちは、数あるコーヒードリッパーの中から自分の理想的な風味を引き出してくれる器具を的確に選んでいるんですよ。