「そうだ 京都、行こう」の始まり
【パリやロスにちょっと詳しいより、京都にうんと詳しいほうがかっこいいかもしれないな。】
初CMの年。1993年、秋は「清水寺」
1993年「天龍寺」
1993年「伏見稲荷大社」
1993年「龍安寺」
1994年「金閣寺(鹿苑寺)」
1994年「銀閣寺(慈照寺)」
1995年「東寺(教王護国寺)」
1996年「大徳寺(高桐院)」
1996年「永観堂(禅林寺)」
1997年「知恩院」
1998年「八坂神社」
1999年大仙院
2000年「光明院(東福寺)」
2002年「真如堂」
2005年「善峯寺」
2008年「大原・三千院」
2009年「光明寺」
2012年「二尊院」
2013年「南禅寺・天授庵」
2014年「源光庵」
【紅葉が宇宙や人の一生の話になってしまうとは、思ってもみませんでした。丸い悟りの窓、四角い迷いの窓。心の窓を通して眺める 紅葉なのですね。そうか、ここへはあの人を誘ってくればよかった。】
そして今年2014年のCMで紹介されている「源光庵」です。
「四角い迷いの窓」は人が生まれ、一生を全うするまで逃れることのできない「人間の生涯」を4つの角で象徴しています。この「迷い」とは「釈迦の四苦」のことで、この窓が生老病死の四苦八苦を表しているといわれています。
「悟りの窓」は「禅と円通」の心が表されています。ありのままの自然の姿、清らか、偏見のない姿、つまり悟りの境地を開くことができ、丸い形(円)は大宇宙を表現しています。
もともとは794年の平安京遷都から1200年目に当たる1994年の平安建都1200年事業に合わせたキャンペーンで、その前年度の1993年から始まりました。当時から撮影は高崎勝二さん、コピーは太田恵美さん、ナレーターは長塚京三さんのタッグは変わらないまま。
BGMにはサウンドオブミュージックの「私のお気に入り」が使われていますが、その時々でアレンジが異なっているので毎回CMの雰囲気はガラリと変わります。