蔵の落ち着いた空間に、パッと花が咲いたような黄色いソファ。爽やかな気持ちで過ごせる明るいカフェですね。

明治時代に建てられた蔵は、欄間の装飾が美しく惚れ惚れとしてしまいます。時代を感じさせる階段箪笥が味わい深い。大人レトロを満喫できる静かなお店ですよ。

酒造併設の蔵カフェらしく、"日本酒"を感じるメニューがいっぱい。水出しコーヒーは、枡に入ったグラスへ注いでいただきます。大吟醸シフォンケーキは、ふんわりした食感の中にほのかに日本酒の香りが。大吟醸を使ったゼリーなどもありますよ。

岐阜城のふもとにある風情ある町家の観光スポット、川原町。「川原町屋」は130年を超える町家造りで、母屋、離れ、蔵があり、一歩足を踏み入ればタイムスリップしたかのよう。すぐそばを鵜飼で有名な長良川が流れています。

蔵カフェの中へは靴を脱いであがります。温もりあふれる木造りの店内で、天井が高く開放的。日本の蔵なのに、かわいいインテリアで異国のような雰囲気を感じるから不思議。2階のソファ席は上品な空気で、いつまでも居たくなっちゃう。

カフェの1階奥にはグランドピアノ。オレンジのライトに照らされて、心地よいジャズかシャンソンが聞こえてきそう。そんなヨーロピアンなインテリアながら、壁にかかった絵画は髪を結い上げた着物の日本女性。大正ロマンを凝縮した空間です。

スイーツメニューだけでなくお食事メニューもあるので、ランチに立ち寄るのもおすすめ。こちらはミニケーキもセットになったお重ランチです。カレーやオムライスなどの洋食メニューもありますよ。鵜飼が有名な土地らしい、鮎のお粥も見逃せません。

大分県中津市で長年愛される食事処「武庵花福」の別館が、蔵をリノベーションしたカフェ「月蔵」です。「そうそう、蔵と言ったらコレ！」という、悠久の時を感じさせる外観。

開店から午後3時まではランチメニューを提供しています。月蔵ランチとはも飯弁当の2つからチョイス。ドリンクは紅茶メニューが豊富で、紅茶好きに人気ですよ。ランチにはワンドリンクがセットになっているので、気になった紅茶をチョイスしてみてくださいね。

カウンターの向こうは、さまざまなボトルが所狭しと並び、これぞバーという光景です。カウンターの中で静かにお酒を作るバーテンダーも、凄腕の方なのだとか。その所作に見惚れてしまいますね。

本格的なバーって、何を頼んだらいいのか戸惑ってしまう人もいるのでは？ そんなときはバーテンダーさんに聞いてみてくださいね。お酒の好みにあわせて美味しく楽しめるメニューを選んでくれます。バーテンダーさんが、全国バーテンダー技能競技大会で優勝したカクテル、「乙女撫子」も注目ですよ。

終戦後にできた蔵をリノベーションした店内は、古民家風の風情ある内装。光を抑えた優しい照明で、大人のアルコールタイムを演出します。知る人ぞ知る名店は、リピーターでいっぱいになることもありますよ。