鮮やかな城の色彩が山の緑に映えるペーナ宮殿。イスラム・ゴシック・ルネッサンスなど多国籍の様式が混ざり合っている唯一無二の建築です。

いたるところに見られるタイルのデザインが美しく、細部まで装飾に手が込んでいます。ペーナ宮殿があるシントラは街そのものが世界遺産に登録されているので、周辺エリアもぜひ観光してみてください。

2019年に着工500周年を迎えたシャンボール城。300以上も古城が現存しているというロワール地方の中で、最も大きな城です。部屋数は実に440！そのうち約60室の見学ができます。建築家は定かではないそうですが、レオナルド・ダ・ヴィンチが関わっていたとされる説もあるとか。
実写版『美女と野獣』のモデルとなったとも言われています。

庭園は2017年に修復工事が完成し、18世紀ルイ15世時代の風景が見事に再現されました。5440ヘクタールという巨大な敷地を誇り、迷子になる広さ。圧巻の景色です。

現在でも王族が実際に暮らしている城として、世界最古であり最大規模でもあるウィンザー城。ロンドンから車で約1時間の距離にあり、ロイヤルファミリーが週末を過ごす城として約900年の歴史を持っています。現エリザベス女王もお気に入りの場所だそう。

セント・ジョージ礼拝堂前にある広場では、午前中に衛兵交代式が行われています。軍楽隊の行進や伴奏が無料で見学できる人気の観光スポット。通常朝11時から始まりますが、季節や曜日にもよるので事前にチェックしておきましょう。

ドラキュラ伝説の怪しさとはうって変わって、周辺の田舎風景は平和で牧歌的。高台から見渡せば、遥か遠くまで美しい自然とのどかな暮らしを眺めることができます。

海に囲まれた孤島に建つモンサンミッシェル。ここは修道院なのですが、まるで魔法にかけられた城のような神秘を備えています。干潮時には建物まで歩くことができ、満潮時には周囲の水面が上がるため海に浮かんで見えます。早朝の朝焼け、日中の霧に包まれる様子、日没後のライトアップ、それぞれに魅力があります。