「ハルビン」という場所をご存知ですか?中国の北端にある地なのですが、あまり聞いたことがない人が多いかもしれません。中国に旅行に行くとなると、上海や北京に集中しがち。そこで今回は、筆者が実際に行ったからこそオススメできる「ハルビン」の魅力をご紹介します!行ったことのない場所に行ってみたい、他の人と違う少し変わった場所に旅行したい方、次の旅行先にハルビンを候補に入れてみてください♪2019年09月08日作成
みなさん、「ハルビン」という都市をご存知ですか?中国の北端にある、歴史と発展を感じることのできる都市。こちらの画像に並ぶ建物のように、中国でありながら、アジアとロシアの雰囲気を味わえる場所なのです。歴史ある建造物、冬には有名な氷雪祭りなど見所も満載。今回は、そんな魅力たっぷりの「ハルビン」についてご紹介していきます♪
約150年前、農村集落の地域だったこのあたり。現在は、歴史ある建造物と近代の開発された街並みが混在する不思議な雰囲気がありますが、この近年のハルビンが生まれたのは、シベリア鉄道が開通する頃からになります。
1986年にシベリア鉄道の一部が開通した際、さらなる工事の拡大のために当時のロシア皇帝が満州を横断する東清鉄道を開設しようと注目したのが、ハルビンでした。
1898年に東清鉄道が敷かれたことにより都市となって賑やかになったハルビン。当時はロシアの人々も多く住んでいたそうです。街にはロシアを感じさせる、一見して中国とは思えない建物も多く残っています。
さらにハルビンは、日本とも深い関わりがあります。1909年、伊藤博文が満州・朝鮮問題について話し合うためハルビン駅に降り立ったところで暗殺された歴史があります。こちらがハルビン駅で伊藤博文が立っていた場所だそうです。
ハルビンへのアクセスですが、日本からは飛行機でハルビン空港へ行くのが主な手段となります。筆者は成田空港からハルピン太平国際空港まで飛行機で行きました。成田からですと、乗り換えなしで3時間ほどで到着します。時差も1時間なので、時差ボケの心配もありません。
空港に着いたら、まずは市街地まで移動しなければなりません。空港からは市街地までのシャトルバスも出ているようです。タクシーを使う場合、日本語はもちろん英語も通じないことがほとんどなので、Wi-Fiを繋いでスマホで通訳のアプリを起動しておくことをおすすめします。市街地での滞在は、歩きや電車、バス、タクシーで移動することが多いです。物価が安いので、電車やバスの移動は慣れればかなりお得で便利です。
ホテルも市街地に数多くあります。大体の観光名所や市場やごはん屋さんも市街地に集まっているので、近くのホテルを取っておけば間違いないでしょう。ちなみに中国語で「酒店」はホテルや旅館のこと。ですので、ハルビンでも「酒店」とあるのはホテルになります。
ハルビンの代表的な観光スポットの一つである「聖ソフィア大教堂」。1907年に建てられたロシア正教会の聖堂です。現在は聖堂としては使用されていませんが、芸術館として中に入ることもできます。建物の周りは広場になっており、記念写真や憩いの場として観光客にも地元の人にも愛されるスポットです。
筆者が特におすすめしたいのは「中央大街」です。全長約1450mの道のりに、ショップや飲食店が並んでいます。現地の若者が多く、栄えている印象でした。また、ヨーロピアンなBGMが流れており、中国にいるのを忘れてしまうほどの雰囲気です♪
中央大街を抜けると、そこには大きな銅像が。1957年に起こった、松花江の氾濫による洪水を食い止めた功績を記念して建てられた「防洪紀念塔」です。
ハルビンといえば「ハルビン国際氷雪祭」です!この氷雪祭りは、札幌、カナダのケベックと並ぶ「世界三大雪祭り」のひとつで有名なもの。会場はかなり広く、敷地内にはご覧のように馬車が走っています。
大きい!雪像の横に立つ人の大きさを見てみると、規模の大きさがわかりますね。中国の建築ような雪像の中に、どことなくロシアの雰囲気もあるのがハルビンらしいですね。とても綺麗なのでハルビンに行った際はぜひ見ていただきたいですが、かなり寒いのでお気をつけください。冬のハルビン、本当に寒いです。ロシアだと思って覚悟した方がいいかもしれません…!
「ハルビン国際氷雪祭」の期間中、太陽島公園では有料で雪像が見られます。入場料は300元ほど。ハルビン価格にしては少しお高めですが、フレームに納まりきらないほどの特大な雪像は一見の価値ありです。
ハルビンではあちらこちらに市場があります。この写真は、大聖堂の向かいにある「道理茉市場」。地下にある市場ですが、中は広くてさまざまな食べ物が売られています。市場では饅頭やパンを買って食べ歩くのがオススメです♪
そしてこれ、ハルビンに来たらぜひ食べていただきたい「ロシアンソーセージ」!中央大街に足を踏み入れると、そこかしこに売られているハルビン名物のひとつです。大きなソーセージに香辛料がまぶしてあり、なかなか日本では味わうことのできない味。クセになります。
ロシアの雰囲気があると言っても、やっぱり中華料理は美味しいです。餃子はしっかり本場の味がしますよ!焼き餃子ももちろん美味しいですが、ハルビンではぜひ水餃子をお試しください♪
美味しいご飯には美味しいお酒!ということで、ハルビンで欠かせないのが「ハルビンビール」です♪ハルビンビールは中国最古のビールという歴史深いお酒。女性でもどんどん飲めてしまう口当たりです。ハルビン料理には、ぜひハルビンビールをご一緒に!
ロシアとの国境も近く、また歴史のつながりもあるハルビンでは、マトリョーシカをお土産として売っているところもあるようです。どことなく表情や柄が中国テイストなマトリョーシカは、ハルビンならではのお土産になりそうです。
まず気になるのが宿泊費ですよね。筆者が泊まったホテルだと、3泊で1万円以内!しかも内装はかなりおしゃれで、清潔感溢れるお部屋。バスタブもトイレも洗面台もついていて、冷蔵庫なども使えるかなり良心的なホテルでした。中央大街などからはやや離れていたので、市街地に行くともう少し値段が上がるかもしれませんが、タクシーで10元(約150円)でいくことができたので、それを考慮してもお安く泊まることができました。素敵でお値ごろなホテルが多いようなので、ぜひじっくり選んでみてください♪
宿泊代に続き驚くのが、食べ物の安さ!日本だったら「お高そうだな…」という感じの店構えのお店でも、高くて1品600円程度。しかも中国は大皿を何人かでシェアして食べるスタイルなので、1品が大きくて量が多いです。何人かでさまざまな料理を食べても、大体1人1000円ほど。値段を気にせず頼めるのも、ハルビンの素敵なところです。
ハルビンに行く際に必ず頭に入れて行って欲しいのが、「日本語が通じない」ということです。ハルビンの公用語は中国語(主に普通話)。ですので日本語はもちろんのこと、英語を話せる人もほぼいないと考えた方がいいです。そのため、空港に着いて換金をするのもひと苦労。筆者が行った時は、スマホを海外利用できるようにしていたので、翻訳アプリでなんとか会話をしていました。簡単な中国語は覚えておくと、旅行の際によさそうですね。
ハルビンに旅行に行った際は1度は利用するであろうタクシー。しかしタクシー運転手の中には、観光客だとわかると高額な料金を請求してくる人もいます。一般的にハルビンのタクシーの初乗りは3キロまで9元ほど、その後1キロごとに1.9元程度とされています。もし目的地に到着した際に明らかに高い値段を請求された場合は、スマホの電卓機能で希望の金額を提示するのもひとつの方法です。
いかがでしたか?初めて行くには少し不安もあるかもしれないハルビンですが、行ってみると「来てよかった」と必ず思える場所だと思います。道に迷った時も、近くにいた人が駆け寄って道を示してくれるような、ハルビンの人はそんな親切な人で溢れいている街。ロシアの歴史や中国の食べ物など、他の国よりさまざまな体験ができる都市です。メジャーな都市の旅行に飽きた方、お金はないけどどこか旅行に行きたい方、ぜひ次の旅行先にハルビンを視野に入れてみてください♪
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みなさん、「ハルビン」という都市をご存知ですか?中国の北端にある、歴史と発展を感じることのできる都市。こちらの画像に並ぶ建物のように、中国でありながら、アジアとロシアの雰囲気を味わえる場所なのです。歴史ある建造物、冬には有名な氷雪祭りなど見所も満載。今回は、そんな魅力たっぷりの「ハルビン」についてご紹介していきます♪