アンコール遺跡群とは?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
アンコール・トム
バイヨン
アンコール・トムのほぼ中央部分にあり、「美しい塔」という意味を持つバイヨンは、ヒンドゥー教と仏教が融合した寺院遺跡です。
象のテラス
像のテラスは、12世紀末頃に、クメール王朝の国王、ジャヤーヴァルマン7世の命によって築かれたものです。高さ3メートル、長さ300メートルに及ぶ巨大なテラスには、その名の通り象のレリーフが彫られています。
ライ王のテラス
ライ王のテラスは、象のテラスと同じく12世紀末頃に、ジャヤーヴァルマン7世の命によって築かれたテラスです。テラスに施された神々、象、蛇などの緻密で繊細なレリーフの美しさは、訪れる人々を圧倒します。
タ・プローム
タ・プロームは、大自然の脅威を体感できるようにするため、最低限の修復しかされておりません。この遺跡はガジュマルの樹の根で覆われており、遺跡が巨木に飲み込まれつつあるかのような印象を受けます。
ここは、映画「トゥーム・レイダー」のロケが行われた場所でもあり、アンコール・ワットやアンコール・トムとは違った神秘的な魅力がある遺跡です。
バンテ・アイスレイ
「女の砦」という意味を持つバンテ・アイスレイは、郊外遺跡の中でも特におすすめの遺跡です。シヴァ神とヴィシュヌ神にささげられたこの寺院は、遺跡の規模としては小さい方となります。しかし、この遺跡でみることができる彫刻は、緻密でかつ洗練された優美さがあり、アンコール遺跡群の中でも抜群の造形美を誇っています。
中でも一番の見所は、「東洋のモナリザ」の異名を持つ美しいデバター像のレリーフです。慈母のように優しく微笑む女神の姿は、観る者すべてに癒しを与えてくれるかのような不思議な印象を与えます。赤茶色をした美しい「東洋のモナリザ」を眺めていると、なぜか心が美しく清らかになっていくかのような気がすることでしょう。
カンボジア北西部にあるトンレサップ湖近郊の街、シェムリアップ郊外に点在するアンコール遺跡群は、9世紀から15世紀にかけて繁栄したクメール王朝の遺構です。