「CASICA（カシカ）」と名付けられた、このお店のコンセプトは「生きた時間と空間を“可視化”する」。古い家具やインテリア小物で空間が飾られていて、見ているだけでも想像力が膨らんできます。

古い倉庫をリノベーションして生まれた総合施設。ショップのほか、古家具の修理も行うアトリエ、薬膳を取り入れたメニューを揃えたカフェ、ギャラリー、レコーディングルーム、オフィスなどが入っています。外観も雰囲気があってかっこいいです。

高い壁に取り付けられている木の棚に並んだ生まれも個性も違うアイテムたち。年代ものも作家ものも掘り出しものも、すべてが“今”という時を共有しているのが心地良く、また、それが新しくも見えてきます。

国立ある古道具店「LET 'EM IN（レット エム イン）」は、センスの良さに一目惚れしてしまうお店です。日本の骨董品からヨーロッパ・アジアのアンティークまで、幅広くセレクトされています。

昭和テイストの家具がかっこよかったり、素朴なホーローが温かかったり、無骨なふりして情を感じるニクい小物も。アイテムすべて全く違う個性があるものの、共通して品があり質が高いところに、オーナーさんの審美眼の高さが伺えます。

イギリス、ベルギーを中心に集められた古い家具と雑貨が並ぶ「THE GLOBE（ザ・グローブ）」。お店のイメージをひとことで表せば「きらびやか」。華のあるアンティークを探すなら、この店へ。エレガントなディスプレイも参考になります。

それぞれのお店のオーナーさんたちが各地に足を運んで自ら選んできているという、そんなアイテムに対する思いも、古道具屋にはあふれています。だから空間に温もりがあり、立ち寄るだけで落ち着けます。

巡り巡ってあなたの目に止まることとなる古道具が、これらのお店で待っているかもしれませんね。