出典: 上空から眺めれば、京の都は、平地の部分が思いの他狭く、緑地である山地が多くを占めています。
北方には、愛宕山系から周山、鞍馬や貴船、大原や八瀬、比叡山へと続く北山連峰。西方には、高雄から嵐山、松尾、西山へと連なる愛宕山を最高峰とする西山連峰。そして、東方を眺めれば、北は比叡山に始まり、南は稲荷山で終わる「東山三十六峰」が続いています。
この南北に伸びる東山連峰を代表するのが「大文字山(如意ヶ嶽)」です。
出典:www.flickr.com(@Chris Gladis) 【大文字山は、正式には*如意ヶ嶽の支峰で、標高466m。(*如意ヶ嶽の山頂は、大文字山の1.3km東方に位置する。)】
大文字山は、「五山送り火」で有名な“右大文字”の火床が置かれる山。
大文字山は、京都市街の至る所で視界に入る、東方を示すランドマーク。古くから崇敬を集めてきた山であり、京都の人々に最も親しまれている郷土の山です。
出典: 【“五山送り火”の筆頭、大文字山の「右大文字」。鴨川三角デルタからの眺め。】
京都市における建築基準は、町並みや眺望といった古都ならではの景観を守るために細かく規制されています。
“大文字”もその例の一つで、鴨川や桂川から、山頂付近に設置されている「大文字」の火床を眺めた時に、人の視線と「大文字」を直接結んで建物が重なる場合は、その部分を除去するために、高さを制限するか、もしくは形状を変更しなければならないという規則が設けられています。
景観や環境保護という目的ではありますが、細かく規制がかけられる程に、「大文字山」が、都人にとって、如何に「大文字山」が、大切で重要だということが理解されます。
出典: “大文字山”というと、下方から仰ぎ見る山、古都の背景の一部と思ってしまいますが、「大文字山」は、京都ではポピュラーな登山スポットです。遠足地として、健脚な市民の憩いの場として親しまれている山の一つです。
【画像手前は、“大”の字の中心となる「金尾(かなわ)」と称される火床。】
大文字山登山の醍醐味は、何と言っても、送り火の「火床」からの眺望です。
「大文字」は、市街至る所から眺められると先述しましたが、その逆、つまり「大文字」側に立てば、京の都を一望出来るということになります。
「五山送り火」の筆頭である「(右)大文字」の火床(松明が焚かれる場所)は、山頂から下がった山腹にありますが、この場所からは、京の都を眼下におさめることが出来るばかりか、東山、北山、愛宕山系の深い山並まで遠く見晴らすことが出来ます。
出典: また東山名所の裏山にあたる当該地域は、地元の人々によって古くから保全されてきたため、市街地に近くても緑多く、自然豊かです。木漏れ日落ちる山道に入れば、鳥の囀りや葉ずれの音を耳にしながら、ハンキングを満喫出来ます。
【山道は、整備されているので概ね歩きやすく、初心者でも挑戦しやすいコースです。】
出典: さらに、東山の裾野やその周辺には、南禅寺や銀閣寺、平安神宮や哲学の道等など、京都を代表する名所や観光スポットが目白押しです。ハイキング前後に観光を組み合わせれば、東山の名所めぐりも楽しめます。
本記事の前半では、蹴上(けあげ)と銀閣寺(東山慈照寺)を結ぶモデルコースに沿って、登山の見所や名所、史跡や道標等などを詳しく案内します。
出典: そして、記事後半では、登山前にうってつけの美味しいモーニングが頂けるカフェ、ハイキングのお伴を調達するのに便利なベーカリーや弁当店、また登山後の空きっ腹を満たすのにぴったりな食堂等など、京都ならではの飲食店の数々を紹介します。
出典: 【京都・三条の人気老舗喫茶「スマート珈琲店」は、朝8時からの営業。画像は、名物の「フレンチトースト」。】
出典: 【登山後に頂くなら、お腹にガツンと響くのが一番!画像は、昭和の香り漂う京都の人気食堂・篠田屋の「チャーシュー麺」。】
大文字山は、下から仰ぎ見るだけでなく、上っても楽しめる京都人の心の山。一汗をかいて眺める、千年の都も格別です。豊かな自然に囲まれた京都を望みに、ぜひチャレンジしてみましょう。
出典: ■■本記事の目次■■
1.モデルコース&アクセス
2.千年の都を見渡しに。「大文字山」へ、いざ出発!
2-1.蹴上駅→「ねじりまんぼ」 →「インクライン」
2-2.大神宮橋→日向大神宮→七福思案処→四つ辻
2-3.山頂へ到着!眺望を楽しみながらお弁当タイム!
2-4.絶景!!の展望台(大文字山火床)
2-5.展望台→千人塚→銀閣寺
3.銀閣寺から登るなら。コース入口案内&トワイライトトレッキング
3-1.銀閣寺の登山口
3-2.トワイライトトレッキング
4.登山の注意
5.五山送り火&護摩木奉納
6.登山前後も。山頂でも。美味しい京都を味わいましょう。
6-1-1.モーニング&テイクアウト◆三条~蹴上編
進々堂 三条河原町店・スマート珈琲店・イノダコーヒ 三条店・志津屋 京阪三条店・Le bac a sable(ルバカサブル)・餅寅・Coffee Club 高木屋
6-1-2.空きっ腹にエネルギーを充填。◆蹴上~三条編
大明神総本舗 神宮道店・マルシン飯店・篠田屋
6-2-1.モーニング&テイクアウト◆銀閣寺編
ワールドコーヒー 白川本店・松・八瀬 大岩 銀閣寺店・
6-2-2.空きっ腹にエネルギーを充填。◆銀閣寺編
銀閣寺キャンデー店・大銀食堂・中華そば ますたに 今出川店・麺や向日葵
旅のおわりに
今記事で紹介するのは、南禅寺の最寄り駅「蹴上(けあげ)駅」近くの登山口からスタートし、大文字山・山頂へと上がり、火床が設置された展望台を経て、銀閣寺へと下ります。このコースは、もちろん逆走することも可能です。
【緑色の線が今記事で紹介するモデルコース。始点となる「蹴上」と、終点の「銀閣寺(東山慈照寺)」の周辺には、南禅寺や平安神宮等など名所や観光スポットが沢山あります。青色のラインで示したのは、日本の道100選の一つ「哲学の道」】
◆大文字プチトレッキング・モデルコース◆
蹴上駅→「ねじりまんぼ」*No.31 →(「インクライン」)【徒歩4分】→(疎水大神宮橋No.32)→【徒歩8分】→「日向大神宮」No.33→【徒歩20分】→(七福思案処No.38 )→【徒歩55分】→(四つ辻No.45)→【徒歩5分】→「大文字山山頂」→【徒歩20分】→「大文字山火床(展望台)」→【徒歩10分】→(千人塚)→【徒歩20分】→銀閣寺
※モデルコースに示したNo.は「京都一周トレイル」のもの。「蹴上」から「四ツ辻」までは、「京都一周トレイル・東山コース」と重なっています。
出典: 【コース上には、要所要所に標識や目印となる史跡があるので、日中の明るい時であれば、道に迷うことはありません。】
登山口から下山口まで、歩行時間は2時間半程度、途中で休憩やランチタイムを入れても3時間から3時間半、登山前後に名所めぐりや食事を入れて4~6時間程度。半日あれば、プチトレッキング+東山観光が十分に楽しめます。
出典: ◆電車利用の場合:京都駅→市営地下鉄烏丸線→烏丸御池駅→市営地下鉄東西線→[蹴上駅]約20分。
◆バス利用の場合:京都駅→市営バス(約24分から30分弱)→三条京阪前→徒歩約20分→[蹴上駅]
(もしくは、三条京阪から、市バス又は東西線に乗り換え。)
◆南禅寺方面のバスを利用:京都駅→市営バス→南禅寺・永観堂道バス停→徒歩約20分→[蹴上駅]
出典: 【京都市内の観光をするのなら「市バス・京都バス一日乗車券カード」を購入するのがお得で便利。大人500円で市内の大部分が乗り放題。主要観光名所を示したマップ付きなので、一枚あると重宝します。売り場などの詳細については、以下のサイトで確認のこと。】
2.千年の都を見渡しに。「大文字山」へ、いざ出発!
2-1.蹴上駅→「ねじりまんぼ」 →「インクライン」
出典: 蹴上駅は、南禅寺の最寄り駅として知られていますが、この駅の周辺には「琵琶湖疏水」に関係する施設や、歴史的な建造物が多く、散策が楽しめる場所です。また花の名所でもあり、「インクライン」の桜並木と「蹴上浄水場」のツツジは特に有名です。
【画像は、蹴上駅近くにある明治中期建造の「蹴上水力発電所跡」。発電された電気は、インクラインの動力源として用いられました。】
出典: 蹴上駅を出たら、琵琶湖疏水トンネル「ねじりまんぼ」を潜り抜けます。「インクライン」は、このトンネルの上です。
出典: 「ねじりまんぼ」という名前は、トンネル内のれんがの積み方に由来しています。レンガを平積みせず、ねじれるように斜めに積んで強度を増しています。
出典: トンネルを抜けたら、「インクライン」の石垣に沿って坂道を上がります。
出典: 「インクライン」とは、琵琶湖疏水事業の伴って設置された“傾斜鉄道”のこと。現役時代には、高低差36mある蹴上船留と南禅寺船留間を、船ごと台車にのせて昇降させていました。インクラインは、近代遺産に指定されています。
出典: 全長582mにも及ぶインクラインは、世界最長の傾斜鉄道跡。春は桜のアーチが続く名所となり、多くの人で賑わいます。
出典: 疎水に架かる「大神宮橋」を渡ったら、いよいよ登山のスタートです。
出典: 出典: 大神宮橋を渡り、しばらくすると「日向大神宮」の二の鳥居があるので、鳥居をくぐって参道を進みます。
【画像右手方向に進む。左は、安養寺へ通じる石段。】
出典: 「日向大神宮」は、平安遷都以前の顕宗天皇(けんそうてんのう)の時代に、日向国高千穂ノ峰の神跡を移して創建されたと伝わります。【登山コースは、画像の石段を上り、境内を進みます。】
出典: “京の伊勢”として知られ、社殿は伊勢神宮と同じ“神明造”で、外宮と内宮の二つの本殿があります。【内宮参拝もコースの内です。内宮へと続く階段へ進みます。(画像の手前は「外宮」。石段の先に見えるのが内宮。)】
出典: 内宮の御祭神は、天照大御神(アマテラスオオミカミ)・多紀理毘賣命(タギリヒメノミコト)・市寸島比賣命(イチキシマヒメノミコト)・多岐都比賣命(タギツヒメノミコト)の四神。交通安全や開運、厄除けや縁結びのご利益が授かるとして、広く信仰されています。【画像は、内宮本殿前の遥拝所。】
出典: 旅の無事を祈願したら、内宮脇にある山道を進むと、日向大神宮のパワースポット「天の岩戸」があります。この「天の岩戸」は、コースの途上に位置していますので、岩戸をくぐり抜けて進みます。
京都で一番いう方もいる程、強力なパワーが漲っていると誉れ高い「天の岩戸」は、トンネルを通り抜けると厄払い、運気上昇のご利益が授かると云われています。内部には、天の岩戸を開けたという天手力男(アメノタジカラオノミコト)を祀る戸隠神社があります。【天の岩戸は、 太陽神の天照大神が隠れてしまい、世界が真っ暗になった“岩戸隠れ”の伝説の舞台。天の岩戸は、全国各地にあります。】
出典: 京都一周トレイルでは、日向大神宮の入口で分かれています。どちらを選んでも大文字山へ至ることができますが、今記事では北側のコースを選んでいます。
出典: 出典: 「日向大神宮」から山道を20分程進むと、「七福思案処」に到着します。この辺りは明るく、ベンチも設置されているので、一休みしましょう。
出典: “思案処”というように、ここは南禅寺・山科・大文字方面の交差点。進行方向を間違えないように。
出典: 「七福思案処」を過ぎると、なだらかな尾根道が続きます。
出典: 「四つ辻」は、「京都一周トレイル・東山コース」の進路と、「大文字山山頂」へ続く山道が別れるところです。「四つ辻」までくれば、山頂はすぐ目の前です。
出典: 「京都一周トレイル」(No.46~51)に沿って進むと、霊鑑寺・法然院・哲学の道方面へと至ります。【「東山トレイルに進まずに、大文字山三角点へと進みます。(画像上部の点線の矢印に向かいます)】
2-3.山頂へ到着!眺望を楽しみながらお弁当タイム!
出典: 「四つ辻」を過ぎ、5分ほど歩けば、山頂広場に到着します。広場には、丸太のベンチが置かれているので、眺望を楽しみながら、持参のお弁当を頂きましょう。
出典: 山頂からは、東山連峰や京都市街が一望できるだけでなく、天候に恵まれれば遠く大阪方面まで見渡せます。
【画像左側が、東山から稲荷山へと続く東山連峰、右側が京都市街。】
出典: 山頂から「大文字の火床」までは、険しい下り坂が続きますが、負けず歩み進めば、絶景が広がる展望台(火床の中心点)に到着です。【画像は、大文字の一番上に当たる火床。】
出典: 火床とは、割木(薪)を組み上げる土台の部分のことで、大文字山には、、精霊の送り火「大」の字形に沿って、全部で75基設置されています。【画像は、“左大文字”の送り火当日の様子。(本記事で扱っているのは“右大文字”)】
出典: 「大」の第一画は80m、左払いの第二画は160m、右払いの第三画は、120mの長さにも及びます。
出典: 大の字の天辺から、急勾配の階段が下方に続いています。一段一段下ると「展望台」に到着します。展望台には、弘法大師を祀る「大師堂」があり、その前に「大」の字の中心「金尾」(かなわ)が設置されています。
出典: そして眼下には、三方の山並に囲まれた京都の街並みが広がります。京都タワーや京都御所、下鴨神社等など、京都の名所を見つけるのもここならではの楽しみです。【火床からの西方の眺望。左に浮かぶのは、京都大学と吉田山。】
出典: 中心の「金尾」からは、左はらい、右はらいの火床が南北に向かって伸びています。【画像は、「右はらい」。】
出典: 展望台からのパノラマを楽しんだら、銀閣寺方面へと下りましょう。銀閣寺へは、北側の「左はらい(第二画)」の火床に沿った石段を降りていきます。
出典: 急勾配ですが、石段は歩きやすく、視界が開けているので、空中散歩をしているような気分に浸れるかもしれません。
火床から10分程下ると、「千人塚」に到着。「千人塚」の辺りは、ナラ枯れの被害木を伐採しているため明るい場所です。
【画像中央が「千人塚」。ここには、足利義輝が三好、松永の軍と戦で破れた時の兵士の遺骨が埋葬されていると伝わります。】
出典: 銀閣寺方面へは、緩やかで歩きやすい山道が続いています。
出典: 銀閣寺手前の林道には、飲用できる「お助け水」があります。ここまでくれば、銀閣寺までもう少し。
出典: 「千人塚」から、なだらかな林道を20分程下れば、銀閣寺の登山口へ到着です。
出典: 以下では、「銀閣寺」から逆走する方向けに、コース入口を案内します。【画像は、銀閣寺(東山慈照寺)。】
3.銀閣寺から登るなら。コース入口案内&トワイライトトレッキング
出典: 「銀閣寺(慈照寺)」からスタートするのなら、銀閣寺門前を左へ進みます。左側へと進むと、正面に銀閣寺の鎮守社「八神社」が見えます。【画像は、銀閣寺門前】
出典: 「八神社」の鳥居をくぐらずに、その手前の道を右手に折れてしばらく進むと、二股の分岐があります。右側が、大文字へと通じる道です。道なりに進めば、登山スタートです。
出典: 高層ビルやホテルの最上階から望むのと異なり、山の上から眺める古都の夜景も素晴らしいものです。
出典: 銀閣寺の登山口を利用すれば、火床のある展望台までは時間がかからずに往復できます。夕刻明るい内に火床まで行き、そのまま日の入りまで滞在して、トワイライトと夜景の絶景を楽しんだら、来た道を辿って銀閣寺へと下ります。
◆※◆但し!夜景を楽しむ際は、必ずヘッドライト等、足元を照らす灯りを各自持参し、男女問わずグループで登るのが基本です。天候の悪い時は、絶対に避けましょう。
出典: 1.登山未経験者、女性は、道に迷ったり、怪我など不足の事態が発生した場合があるのでグループで登りましょう。
2.低山といえでも、山の天候は変わりやすいため、晴れた日の朝から登り始め、昼頃に山頂に到着し、日が明るい内に下山するのが基本です。山の日暮れは平地と異なり早いので、タイム計画はきちんとしましょう。
3.体調が悪い時は中止し、体調が良くても、一時間おきに休憩しましょう。
出典: 4.自分の足にあう登山用の靴を着用し、しっかり靴紐を結びましょう。歩調はゆっくりと進むこと。靴や履き方、歩き方が悪いと、捻挫や怪我に繋がります。
5.山道は、譲り合いの精神で。山では、原則的に登り優先です。すれ違う時は、下山者が必ず道を譲りましょう。
6.ゴミは必ず持ち帰ること。人も自然も思いやりの心で接しましょう。
出典: 全国に知られる「五山送り火」は、祇園祭と並ぶ、京都の夏を彩る風物詩。送り火が終わると、猛暑の夏とお別れです。
“送り火”は、招き入れた先祖の霊や精霊を冥府へと送り返す宗教行事です。各戸の前や墓前等で個々に行うものから、海や山で大規模に集団で行うものまで様々です。場所や灯し方、“送り火”の意味合いや由来も、地域それぞれで違いがあります。
【画像は、“左大文字”の送り火当日の様子。】
出典: 京都では、古くから山で送り火を灯し、地域全体で精霊を見送っています。
送り火は、東山「大文字山」の“右大文字”が最も有名ですが、“五山”とある通り、大文字山(“右大文字”)の他に、金閣寺の北隣の「大北山(大文字山)」(“左大文字”)、北方の「松ケ崎西山(万灯籠山)・東山(大黒天山)」(“妙法”)、「西賀茂船山」(“船形”)、「上嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)」(“鳥居形”)があります。
五山それぞれに由来や歴史が伝えられていますが、その起源については、平安初期とも江戸初期とも云われて明確な記録はありません。【画像は、嵐山の灯篭流しと上嵯峨仙翁寺山(万灯籠山)の“鳥居形”。】
出典:www.flickr.com(@Takeshi Kuboki) また大文字山の送り火が、なぜ「大」の字なのかについても定かではありません。神の化身とみなす北極星を象った「大」の字を山に灯したのが起源であるとか、弘法大師が「大」の字型に護摩壇を組んだからとか、幾つかの説が伝わります。
【“五山送り火”の筆頭、大文字山の「右大文字」】
出典:www.flickr.com(@Nullumayulife) 何れにせよ、「五山送り火」は、地元に暮らす京都の人々によって、古くから受け継がれてきた伝統行事です。それは、今もなお地域住民とボランディアの人々によって支えられています。
【画像は、松ケ崎の西山(万灯籠山)と東山(大黒天山)の“妙・法”。】
出典: 送り火用の護摩木は、各自奉納することが出来ます。大文字の送り火は、古くから護摩木に氏名と病名を認め、火床の割木で焚かれると病が治り、消し炭を粉末にして服用すると持病が癒えると伝えられています。
護摩木は、点火資材として、大文字山の火床へと運ばれます。当日の7時からは、先述した「弘法大師堂」にて燈明が灯され、大文字寺(浄土院)の住職や有志の方々によって般若心経があげられます。燈明が親火に移された後、定刻8時に一斉に点火されます。
受付は、送り火の前方の志納所にて。大文字は、銀閣寺門前、左大文字は、金閣寺門前、鳥居形は化野念仏寺、舟形は西賀茂西方寺で受付しています。各山とも300円です。受付日時、場所の詳細は以下のサイトへ。
【画像は、願文を認める多くの人で賑わう銀閣寺門前の護摩木受付所。】
6.登山前後も。山頂でも。美味しい京都を味わいましょう。
「大文字山」は、初心者でも気軽に登れる山ですが、低山といえども、山の天候は平地と較べて天候が変わりやすいものです。登山中に雨に降られてしまうと、歩きやすい山道も滑りやすい悪路となってしまうため、出来るだけ晴れた午前中から登り始め、昼頃に山頂に到着するようにします。
今記事のモデルコースは、基本通りに、午前中(朝食後)から始動することを想定しています。
出典: 【三条の老舗喫茶「スマート珈琲」のホットケーキ。エネルギーチャージにぴったりの朝食です。】
もし、遠方から京都へわざわざ足を運んでいるのなら、京都ならではの食事も登山とともに楽しみましょう。
モデルコースの始点である蹴上駅周辺は飲食店が少ないため、朝食を頂くのなら、三条駅や東山駅で下車し、周辺にあるカフェや喫茶店を利用します。
出典: 【東山の人気ベーカリー「Le bac a sable(ルバカサブル)」】
その後、山頂で食べるランチを調達しながら、日中混雑する「南禅寺」や「平安神宮」「知恩院」等を散策し、大文字山を登るのがお勧めです。三条駅から蹴上駅までは、三条通をまっすぐに進めば、歩いて20分程度です。
出典: 以下では、逆走する方にも便利なように、三条駅・東山駅・蹴上駅、銀閣寺周辺のモーニング提供店、テイクアウト店の数々と、下山後の空きっ腹を満足させる、お財布に優しく美味しい人気の食事処を幾つか紹介します。記事を参考に、ぜひ美味しい食事も楽しんで下さい。(※先に、三条から蹴上駅周辺、その後、銀閣寺周辺を紹介します。)
出典: 一汗かいた後のビールは、甘露の味。【画像は、昭和レトロな雰囲気が魅力の食堂「篠田屋」。】
出典: 空きっ腹に美味しく感じるのは、こんなメニュー。【東山駅近くの人気中華料理店「マルシン飯店」の焼き餃子。】
6-1-1.モーニング&テイクアウト◆三条~蹴上編
出典: 三条駅から徒歩5分程にある京都の有名ベーカリー「進々堂」。ロイヤルパークホテルザ京都の1階に三条河原町店があります。
出典: 「三条河原町店」は、レストラン、イートイン、ショップが入り、朝から夜まで、用途に応じて活用できる便利な店です。
【画像は、種類豊富に並べられたショップコーナー。】
出典: 「進々堂」の魅力は、料理の種類が多く、美味しいパンをお腹いっぱい頂けること。
トーストセットやプレートセット、サンドセットや贅沢なプレミアムブレックファースト等など、モーニングだけで多様多様なメニューが用意され、スープやサラダといったサイドメニューも充実しています。
【画像は、定番で人気の“スペシャルブレックファースト”の「スクランブルエッグセット」。もちろんパンは食べ放題です。】
出典: 山頂のランチを調達するのにも「進々堂」は便利なお店です。
カレーパンやピロシキといった調理パン。アンパンやクリームパン等の菓子パン、作りたてのサンドイッチ、シュークリームやパイといった洋菓子等など、実に種類豊富です。
【営業時間】7:00~22:00(L.O.21:00)
【定休日】無休
出典: 三条駅から徒歩5分程、寺町商店街にある「スマート珈琲店」は、昭和初期創業の老舗喫茶店。地域に根付いた店ですが、週末には店前に行列が出来る程に、観光客にも大人気の店です。
店の1階が喫茶、2階が洋食のランチが頂けるレストランです。珈琲の香りに包まれた店内は、ログハウス風で落ち着いた雰囲気。
出典: 遠方から訪れる方々の多くが注文するのは、名物の「フレンチトースト」。
しっかり焼かれた厚いフレンチトーストは、中ふんわり。一口頬張れば、パンと玉子液の芳醇な旨味と香りが口いっぱいに広がります。甘さ控え目でパンの食感もしっかりと味わえるフレンチトーストです。
出典: フレンチトーストとホットケーキ、自家製プリンが、人気メニューですが、ドリンクも軽食もしっかり種類が揃っています。サンドイッチなら、これがイチオシ。ふわふわの卵焼きを挟んだ「タマゴサンド」。
店内で焙煎しているオリジナルブレンドコーヒーも酸味が少なく、さっぱりした味わいと評判です。
【営業時間】喫茶8:00~19:00 ランチ11:00~14:30(L.O)
【定休日】1月1日~2日(ランチのみ火曜日定休)
出典: “京都の朝は、イノダコーヒの香りから”というキャッチフレーズの通り、イノダコーヒで迎える朝は格別です。
イノダコーヒの本店が最も有名ですが、これから登山をスタートするなら、本店よりも気軽な雰囲気が魅力の三条店がお勧めです。本店から歩いてわずか1分の場所に三条店があります。最寄り駅は、烏丸御池駅ですが、三条駅からなら歩いて10分程です。
出典: 三条店の魅力は、店内奥にある円形のカウンター席。席数は15程で、円卓の内側では、熟練の店員がコーヒーを淹れ、テキパキと軽食を作っています。その手際を眺めるのも楽しいものです。
出典: 「イノダコーヒ」のモーニングと言えば、豪華な「京の朝食」が有名ですが、三条店ならカジュアルで美味しいモーニングセットが味わえます。
【画像は、三条店のモーニング、内容は、珈琲にトースト。生ハム・クリームチーズ・スクランブルエッグ・サラダ。】
出典: 登山のエネルギーチャージには、分厚いチーズが挟まった「チーズトースト」が断然お勧め。瑞々しいきゅうりと濃厚なチーズのシンプルなサンドイッチは、辛子マヨネーズの風味が効いて絶品!と評判です。
【営業時間】10:00~20:00
【定休日】年中無休
出典: 「志津屋」も、京都の人気ベーカリー。市内各所に店舗がありますが、三条駅のコンコース内にも店舗があります。
【画像は、志津屋人気の、フランスパンにロースハムと玉ねぎを挟んだ「カルネ」。マーガリンが独特のアクセントで癖になる味わい。】
出典: ランチ用に購入するのなら、志津屋自慢の「元祖ビーフカツサンド」がお勧め。
“元祖”と名が付いている通り、創業以来守り続けている志津屋の伝統の味。肉は厚めで柔らかくボリューミー。トーストしたパンも、特製ソースも志津屋ならではの味わいで美味しいと人気のサンドイッチです。
出典: これもお勧め。ふんわりと焼き上げられたオムレツが挟まった「オムレツサンド」。関西風の玉子サンドが好きな方なら、ぜひ一度はためしてたいサンドイッチです。
【営業時間】7:00~22:00
【店休日】1月1日
出典: 東山駅から徒歩1分の「ルバカサブル」は、パン好きに知られる人気店。
出典: フランス人店主が焼き上げるパンは、日本人好みの味わいで、生地がモッチリとして美味と評判。食事系のハードパンとデニッシュ系が中心ですが、種類は実に豊富です。登山のランチ用なら、デニッシュ生地の惣菜系や、果物やクリームがのった菓子パン系がお勧め。
【朝一番では、全部焼きあがっていないので、テイクアウトに訪れるのなら、9時以降が良いとの情報あり。】
出典: 本場フランスさながらの店内には、イートインスペースもあり、美味しい「朝ごはん」も頂けます。
モーニングセットは、2種類。お勧めは数種のパン(バター&自家製ジャム付)と有機栽培コーヒー&フレッシュジュースが付いたAセット。ハード系の素朴なパンは、やっぱりバターとジャムが一番です。Bセットは、クロワッサンのセットです。
出典: 東山駅から徒歩5分程。京都の情趣漂う白川沿いの店をかまえる「餅寅」は、“光秀饅頭”で知られる和菓子店。明智光秀の首塚「明智祠」を代々守ってきたことでもよく知られています。
出典: 「餅寅」は、小腹を満足させる饅頭や餅菓子が主力の和菓子店。朝早くから営業されているので、立ち寄るのにぴったり。
出典: 名物は、テレビ等のメディアでも取り上げられることが多い、明智光秀にちなんだ「光秀饅頭」です。
出典: 光秀の家紋“桔梗”が焼印された「光秀饅頭」は、2種類。粒あん入りの「黒糖」と京風白みそあん入りの「抹茶」です。小ぶりな風貌でも、ずっしりと食べ応えがあり、豊かな風味とコクが味わえると評判です。
東山 / 和菓子
- 住所
- 京都市東山区白川筋三条下る梅宮町475
- 営業時間
- [月]
09:00 - 17:00
[火]
09:00 - 17:00
[水]
09:00 - 17:00
[木]
09:00 - 17:00
[金]
09:00 - 17:00
[土]
09:00 - 17:00
[日]
09:00 - 17:00
■ 定休日
不定休
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 蹴上駅周辺は、飲食店が少ない地域ですが、ウェスティンホテル隣に店を構える「Coffee Club 高木屋」では、リーズナブルで家庭的なモーニングセットが頂けます。サイフォンで淹れる珈琲は、香り豊かで美味と評判。
【モーニングセットは3種。画像は、フワッとトロとした優しい味わいのオムレツとトースト、サラダ、フルーツがセットになった「モーニングCセット」。】
蹴上 / 喫茶店
- 住所
- 京都市東山区三条神宮道東入3丁東町24 ウェスティン都ホテル西
- 営業時間
- [月]
08:00 - 11:00
11:00 - 14:00
14:00 - 18:00
[火]
08:00 - 11:00
11:00 - 14:00
14:00 - 18:00
[水]
08:00 - 11:00
11:00 - 14:00
14:00 - 18:00
[木]
08:00 - 11:00
11:00 - 14:00
14:00 - 18:00
[金]
08:00 - 11:00
11:00 - 14:00
14:00 - 18:00
[土]
08:00 - 11:00
11:00 - 14:00
14:00 - 18:00
[日]
08:00 - 11:00
11:00 - 14:00
14:00 - 18:00
■ 定休日
・不定休
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 6-1-2.空きっ腹にエネルギーを充填。◆蹴上~三条編
出典: 東山駅から徒歩5分にある「大明神総本舗 神宮道店」は、リーズナブルに美味しい京風のうどん頂けると評判の人気店。
出典: 大明神総本舗のうどんは、“塩、砂糖を一切使用しない自慢の出汁と国産小麦100%のおうどん”。京風うどんは概ね柔らか目ですが、ここのうどんは、モチモチっとしてコシがあり、風味豊かと評判です。【画像は「卵とじうどん」】
出典: 看板料理は熱々の「鍋焼き」うどんですが、鰊や生湯葉、九条ねぎといった京都ならではの食材を用いたうどんも各種揃っています。【画像は「九条葱ときざみ揚げうどん」】
出典: うどんメニューの他にも、鰊の棒炊きやお刺身湯葉、生姜ご飯といった天種やうどん種、サイドメニューも充実。
【画像は、海老天や海苔天等がのった、人気の逸品「天けいらんうどん」。右は生姜ご飯。】
出典: 一汗流した後に頂くビールと熱々の焼き餃子は、取りわけ美味しいものです。
「マルシン飯店」は、東山駅から徒歩1分。ランチタイムから翌朝まで営業する地元で大人気の中華料理店です。
メニューは、麺料理、点心、ご飯物、一品料理等、ジャンルもメニューの数も実に豊富。そしてどの料理も、実にリーズナブルな価格です!グループで出掛けて、色々頼んでシェアするのがお勧めです。
店の大人気メニューは、なんといっても、パリッパリで、中ジューシーの“熟成餃子。マルシン飯店の焼き餃子は2種類。熟成餃子は、京都の有名肉店の熟成肉を用いたもので、旨味たっぷりと大評判。
出典: そして、もう一つ。この店に行ったら一度は試してみたい「天津飯」。トロットロの玉子がたっぷりかかった中華餡は、京風で昔ながらの優しい味わい。鶏ガラスープの旨味と醤油の味わいがしっかりしていて美味しいと評判です。
【営業時間】11:00~翌06:00(LO5:45)
【定休日】火曜日
東山 / 中華料理
- 住所
- 京都市東山区東大路三条下る南西海子町431-3
- 営業時間
- [月]
11:00 - 06:00(L.O. 05:45)
[火]
定休日
[水]
11:00 - 06:00(L.O. 05:45)
[木]
11:00 - 06:00(L.O. 05:45)
[金]
11:00 - 06:00(L.O. 05:45)
[土]
11:00 - 06:00(L.O. 05:45)
[日]
11:00 - 06:00(L.O. 05:45)
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 三条駅徒歩1分の「篠田屋」は、昭和レトロな雰囲気と味が魅力の人気食堂。
出典: 常連客で賑わう店内は、比較的広く、ゆったり。メニューは、にしんそばやたまごとじうどん等の麺類、丼もの等などで、京都の食堂らしいラインナップです。
出典: 「篠田屋」の看板人気メニューは、「中華そば」と「皿盛」。
「中華そば」は、見た目通りの“昔ながら”の味わい。鶏ガラの旨味がきいた醤油味のスープに、柔らか目の麺、チャーシュー、メンマ、ネギと、シンプル・イズ・ベストな中華そばです。
出典: もう一つの大人気メニューが「皿盛」です。カレーうどんの餡を、トンカツライスの上にたっぷりとかけた逸品です。
出典: トロミがしっかりとしたカレー餡は、サックリと揚げられたカツとご飯によく馴染んで美味しいと人気です。
【営業時間】(月~金)10:00-15:00 16:30-19:00(日、祝)10:30-15:00 16:30-19:00
【定休日】土曜日
三条 / 食堂
- 住所
- 京都市東山区三条通大橋東入大橋町111
- 営業時間
- [月]
11:30 - 15:00
[火]
11:30 - 15:00
[水]
11:30 - 15:00
[木]
11:30 - 15:00
[金]
11:30 - 15:00
[土]
定休日
[日]
11:30 - 15:00
■ 営業時間
祝日は関係なく曜日通りの営業
- 定休日
- 土曜日
- 平均予算
- ~¥999 /~¥999
データ提供: 出典: 銀閣寺から徒歩10分程。白川通沿いにある「ワールドコーヒー」は、地元に根付いた大型喫茶店。
出典: 長年京都で商う「ワールドコーヒー」は、その店名通りに、世界各地から高品質の珈琲豆を厳選輸入し、自家焙煎しています。
自慢の珈琲は、香り豊かで飲みやすく、美味しいと評判。白川本店では、本店でしか味わえないブレンドコーヒーが頂けます。
出典: 「ワールドコーヒー」は、珈琲だけでなく、モーニングも有名で人気。人気の理由は、そのボリューム。
大きなボール状の器には、サラダがたっぷりと盛られ、その上に、ベーコン、スクランブルエッグ、ソーセージ、ハッシュポテトがのり、サクサクと香ばしく焼かれた厚切りトーストが添えられています。自慢の珈琲も付いて、価格もリーズナブル。大満足のモーニングセットと評判です。
【営業時間】7時~21時(モーニング 7時〜11時・ランチ 12時〜14時)
【定休日】無休
出典: 「松」は、白川通と今出川通の交差点傍にある、地元で人気のベーカリー。
和風な佇まいの店内には、食事系や惣菜系、デニッシュ系や菓子パン系、サンドイッチと、実にバラエティー豊かなパンの数々が並んでいます。どのパンも、丁寧に作られて香りも風味も豊かと人気です。
出典: ランチ用なら、具材もパンも美味しい、惣菜パンやサンドイッチがお勧めですが、せっかくなら、この店ならではの「抹茶パン」や「玉露と栗」といった和テイストなパンもおやつ用に購入してみましょう。
【画像の真ん中が、生地とクリームが絶妙と絶賛の「抹茶パン」。】
出典: 大文字山を象った「大文字」は、登頂記念の御土産にお勧め。抹茶と小豆が練り込んである風味豊かなブリオッシュです。
元田中 / パン
- 住所
- 京都市左京区浄土寺西田町73
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
07:00 - 19:00
[水]
07:00 - 19:00
[木]
定休日
[金]
07:00 - 19:00
[土]
07:00 - 19:00
[日]
07:00 - 19:00
売り切れ次第閉店
- 定休日
- 月曜日、木曜日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 「八瀬大岩」は、京都で有名な寿司店。市内各所に店舗がありますが、銀閣寺店は、銀閣寺から徒歩7分程。白川通沿いに店があります。
八瀬大岩と言えば“鯖寿司”ですが、登山のお伴にするのなら、食べやすくて美味しい「京のごまおいなりさん」がお勧め。ジューシーに煮上げたお揚げの中に、黒胡麻がたっぷりと入った酢飯が入っています。胡麻の風味とお揚げの味わいがとても美味しいと評判です。
出典: 「かわり巻き」もお勧めの一本。
海老や鰻、お揚げ、玉子、胡瓜等など具材たっぷり入った太巻きは、八瀬大岩ならではの味。隠し味の梅干しもアクセントになっていて、味わい豊かと評判です。
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】水曜日
6-2-2.空きっ腹にエネルギーを充填。◆銀閣寺編
出典: 「銀閣寺キャンデー店」は、地元の方々にも、観光客にも人気の自家製アイスキャンディーのスタンド店。トレッキングや散策の合間に小腹を満たすのにちょうど良いお店です。【画像は、ミルク濃厚な「パイン」のアイスキャンディー。】
出典: アイスキャンディーは、バナナやバニラといったミルク系と、氷アイスタイプのアイスソーダ等などで、種類豊富。
アイスキャンディーは、昭和の香り漂う、昔ながらの素朴な味わい。
【画像は、ミルク系「ミカン」のアイスキャンディー。ミルクが濃厚で、ミカンの味わいがしっかりと評判。】
出典: 暑い季節なら断然アイスキャンディーですが、寒い季節なら、生地が薄めで、たっぷりと粒餡が詰まった「大文字焼き」がお勧め。エネルギーチャージにぴったりです。
【営業時間】(月・水~金)11:00~19:00(土)11:00~22:00(日)13:00~22:00
【定休日】火曜、第2日曜・月曜
出典: 銀閣寺から徒歩7分程、今出川通沿いにある「大銀食堂」は、地元の常連客と観光客で賑わう食堂です。
地域に根付いた食堂ですが、店内は広く清々しい雰囲気です。
【画像は、副菜がしっかりついた「ハンバーグ定食」】
出典: メニューは、定食や麺類、丼もの等など実に豊富。チキンライスやオムライスといった洋風メニューや、煮物や冷奴といった一品料理も充実しています。昼夜問わず、使い勝手の良いお店と人気です。
【画像は、「玉子とじうどん」】
元田中 / 食堂
- 住所
- 京都市左京区浄土寺東田町60
- 営業時間
- [月]
11:00 - 20:40
[火]
11:00 - 20:40
[水]
定休日
[木]
11:00 - 20:40
[金]
11:00 - 20:40
[土]
11:00 - 20:40
[日]
11:00 - 20:40
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 京都で屈指の人気を誇る「中華そば ますたに」は、銀閣寺から徒歩で7,8分程。白川疎水通沿いの住宅街にあります。メニューは実にシンプル。ラーメンとチャーシュー麺の並盛りと大盛り。ライスと漬物のみ。
出典: 細いストレート麺は、スープとの相性が抜群。豚骨スープは、見た目はコッテリでも、コクがあるのにあっさりで、スープの下に潜んだ辛味の味噌も良いアクセントと評判です。箸を持つ手が止まらない、癖になる味わい、ヤミツキなる一杯と、大人気の中華そばです。
【営業時間】([平日)10:00~19:00(日・祝日)10:00~18:00 ※売切次第終了
【定休日】月曜・第3火曜
出典: 「麺や向日葵」は、銀閣寺から徒歩10分程。今出川通沿いに店舗があります。京都では新しい店ではですが、評価の高い人気店です。
この店の自慢の逸品は「塩ラーメン」。スープは、鶏がら、豚骨、魚介のトリプルスープ。厳選素材をバランスよく用いたスープは、すっきりと澄んでいて、塩味と旨味がしっかりと感じられて美味しいと評判です。
出典: 麺は細麺ストレート。保存料無添加の熟成麺です。麺そのものも美味しく、スープの旨味、モンゴル岩塩のキレのある味とよく合い旨い!と評判です。
出典: 塩ラーメンが自慢ですが、醤油味も素晴らしいと人気。ツルツルとした食感の細麺が、濃い目の醤油とよく合い、チャーシューも食べ応え十分と評判です。
【営業時間】11:30~14:30( L.O.14:15)18:00~23:00 ※売り切れ次第終了
【定休日】水曜日
元田中 / ラーメン
- 住所
- 京都市左京区浄土寺西田町100-28
- 営業時間
- 11:30~14:30 L.O.14:15
18:00~23:00
(売り切れ次第終了)
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999 /~¥999
データ提供: 出典:www.flickr.com(@Norihiro Kataoka) 山の頂きから見えるのは、自然に抱かれた京都の姿。
山からの眺めを味わえば、自然とともにある私たちの姿も、見えるかもしれません。
大文字山は、天候に恵まれれば、春夏秋冬楽しめる山。
偶には、浮世の雑事を忘れて、眼下に広がる千年の都を、心ゆくまで眺めてみましょう。
【大文字山は、正式には*如意ヶ嶽の支峰で、標高466m。(*如意ヶ嶽の山頂は、大文字山の1.3km東方に位置する。)】