海に向かって斜面につくられた棚田の一部。美しい曲線と昔ながらの農法を伝え続けている風景は、まさに「日本の原風景」ですね。

夕日を浴びて黄金に輝く白米千枚田。年間を通してわずかな期間しか見ることのできない風景なので、旅行に行く際には日没時間等をリサーチしておくのがベターです。

五箇山の集落には、32戸の合掌造り家屋が現存しています。ここで聞こえてくるのは、風のざわめきや鳥の声、そしてそこに暮らす人々の営みだけ。同じ日本であることを忘れてしまいそうです。

五箇山の冬景色は「圧巻」の一言につきます。雪深く覆われる山の麓の集落でも、藁葺き屋根に雪が積もることはありません。昔の人の知恵が今もこうして息づいています。

朝日を浴びて輝く合掌造りの藁葺き屋根。何代にも渡って厳しい自然と共存してきた五箇山の人々の強さが、美しい風景となって残されています。

新緑のゆたかな沿線といすみ鉄道。地域の人々の「足」として約30年間ひたむきに走り続けているローカルトレインです。

春〜夏にかけてが特におすすめ。春は菜の花の黄色い絨毯の上を、夏は突き抜けるような真っ青な空の下を黙々と走る誠実な姿に心癒されます。

桜と菜の花のトンネルを走り抜ける春。この景色を見るために、大勢の人が訪れます。

1時間〜1時間半に1本程度の本数しかないのもローカル線の味というもの。菜の花の咲く季節は、駅のホームで電車が来るのを今かいまかと待つ人たちであふれます。

茅葺屋根と新緑のコントラストが美しい風景です。鉄道や大きな商業施設もない美山町で、地元の方が受け継いできた「日常の暮らし」を体験できます。

あたたかな光が灯された夜の美山町。都会のイルミネーションとは違った美しさに心洗われます。

美山町全体を望む景色。「なにもない」ことがどれほど贅沢なことなのかを教えてくれます。

春と秋の年2回、里が水のカーテンで覆われます。これは防火用放水銃の点検で行われるもの。観光客も見学することが可能です。