「ちゃうちゃう、"テンロク"やって！」
「大阪市内以外にも、ええとこあるよー」
スパイシー？野菜ドッサリ？インド風？欧風？お好みのカレーは、どれでしょうか？
「ほな、大阪カレー食べ歩き、一緒に行こか♪」
@本町（ホンマチ）～谷町4丁目（タニヨン）
寒さに負けない体を目指す！ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
■ボタニカリー（BOTANI:CURRY）
大阪No.1としても名前の上がるのが、ココ『ボタニカリー』。本格派スパイスカリーのお店です。
大阪市営地下鉄、御堂筋線・中央線・四つ橋線が乗り入れる本町駅から、徒歩5分。……という立地ながら、雑居ビルの中の店舗なので、すこーし見つけにくいのが難点、にもかかわらず、入店には整理券が配られるほどの人気♪
店内の至るところに、お洒落にディスプレイされたスパイスのボトルが、カレーへのこだわりをヒシヒシと伝えてくれます。スパイスといっても、人工の添加物や、化学調味料は全く使われていませんよ♪
お皿イッパイに華やかでアートのような盛り付けも、こだわりの1つです。
お店自慢の『玉子のピクルス』と『自家製クリームチーズ豆腐』を豪華にトッピングすれば、スパイシーなカレーにまろやかさが加わって、味わい方も2倍、3倍に膨らみます♪
お店のすぐ近くには、バラ園で有名な『靭（うつぼ）公園』もあります♪でも、『ボタニカリー』は、売切れ次第、時間に関係なくクローズとなってしまうので、「遊び過ぎて、時間忘れたらアカンよー！」
■nidomi（ニドミ）
「歩けばカレー屋さんに当たる」なんて言われるほど、カレー屋さんが立ち並んでいるのが『通称：タニヨン』と呼ばれる、谷町四丁目周辺の谷町筋沿い。『裏谷四』なんて呼ばれ方もしています。この『nidomi（ニドミ）』も、その1つ。
大阪市営地下鉄谷町線・谷町四丁目駅、もしくは、同じく堺筋線・堺筋本町駅で下車したら、こんな看板を探してみてください。
「"ニドミ"って、変わった名前やなぁ……、って思ったら、ホンマに"二度見"やん！」って、思わず突っ込みたくなるような、この看板がお店の入り口ですよ！
気取らず、どことなく手作り感の漂う店内。常連さん達が集う風景が目に浮かぶ、そんな空間です。
日替わりのスパイスカレー2種類＆スリランカのお惣菜をワンプレートでいただけちゃう『夜のおまかせnidomiカレー』は、人気メニュー。「真ん中に立ってる、パリッパリのパパダンも美味しいねん♪」
もう一つの人気は、特製の牛スジカレーをリゾット仕立てにした、その名も『焼きカレー』。焦がしチーズに、トロトロ温泉玉子と、ご一緒しちゃってください♪
■ダルバート食堂
お店の名前にもなっている"ダルバート"とは、ネパールの代表的な家庭料理のこと。ご飯と、豆のスープ、カレーで味付けをしたお野菜のおかずにお漬物、といった、所謂、"カレー定食"といった感じでしょうか。
『ダルバート食堂』は、タニヨン（大阪市営地下鉄谷町線・谷町四丁目駅）とタニロク（同・谷町六丁目駅）の、ちょうど中間あたり、『nidomi』を少し南に下ったところにあります。
店内に入ると、温かい色で統一された優しい空気が迎えてくれます。一気に日常の忙しさを忘れさせてくれるような、そんなお店です。
カレーメニューは週替わり。ドッサリのマトンカレーは、絶妙のスパイスで羊肉の臭みなんて微塵も感じられません。ガツッとかぶりついてください。
定食にサイドメニューを加えても、もちろんOK！ドサッとプレート全体にカレーをかけ、混ぜていただくのがダルバートですよ。「ココも、売切れ次第クローズやから、食べたい時は早めに行くのがええよー」
■スパイスカリー バビルの塔
「ん？あれ？なんか、この名前、聞いたことあるんやけど？」……それは、恐らく某アニメにも登場する"バベルの塔"のことでしょうか？
この、ちょっとラテン系な看板と、レモンイエローが爽やかな、お店の買い出し＆営業車"バビル2号"クンが、『バビルの塔』の目印です。名前は、決して間違えているわけではなく『バ・ビ・ル』であっているんですよ！
採光に恵まれた店内は、スッキリと爽やかな雰囲気。
でも、よーく見ると、そこここに愉快な雑貨たちの姿！ちなみに、専門はインドカリーです。
メニューは、肉カリーと豆カリー。でも、どんな素材が使われているかは、日替わりメニュー表を見てのお楽しみ♪
白ご飯orスパイスライス、または、色鮮やかにハーフ＆ハーフでも楽しめますよ！
堺筋本町とタニヨンが最寄駅。『ダルバート食堂』の北側、『nidomi』からなら、西へすぐ。本当に食べ歩きが出来そうです。
というなら、実は意外に近い大阪城公園で、フラッと腹ごなしをしてみるのはいかがでしょうか？
■CURRY家 Ghar （ガル）
タニヨンから御堂筋を渡って西へ、中央区のお隣、西区にある『CURRY家 Ghar（ガル）』を覗いてみましょうか。
大阪市営地下鉄四つ橋線・肥後橋駅、もしくは本町駅下車。靭（うつぼ）公園の北側に位置するので、実は『ボタニカリー』とは、わりとご近所です。この四ツ橋筋周辺、大阪の中ではそんなに目立つ場所ではないかもしれませんが、知る人ぞ知る、オシャレなお店が意外に多いんです。このお店も、その1つですね♪
辛いのが苦手な方にも、ラム肉のキーマカレーはお勧め。辛くなくてもスパイスと素材の旨みはしっかり！色鮮やかな盛り付けで、食欲もそそられますね♪
■cafe婆沙羅
とても味わい深いブラックカレー、『100時間カレー』をいただけるのは『cafe婆沙羅（ばさら）』。少しクセのあるスパイスが、病みつきになります。
先程の『Ghar』の最寄駅、肥後橋から2駅南へ下って四ツ橋駅へ。もしくは地下鉄鶴見緑地線・西大橋で下車したところにある、レトロでノスタルジックなカフェです。すぐ近くには『ORIX劇場』があります。
店内には、とてもゆったりとした時間が流れているように感じます。
ゴロッとした野菜たちは、カレーと一緒には煮込まずに素揚げで。油と相性よく、甘みの増した野菜は100時間カレーともよく合います。
ライスの代わりに、モチモチのナンと一緒にもいただけますよ！
カレーのあとは、こちらも『婆沙羅』ご自慢のスイーツはいかが？アイスクリームの上に手作りのあずきあんや、白玉だんご、焼きリンゴにサツマイモチップなどを飾った、優しい甘さの『ノスタルジック和パフェ』は、「食べやすくて、男の人にも大人気やねん♪」
＠天神橋筋六丁目（テンロク）～梅田（ウメダ）
■本格カレー工房 カルダモン.
そんな天神橋筋商店街の入り口六丁目。駅名は、天神橋"筋"ですが、町名は"天神橋"六丁目、そこにある『本格カレー工房 カルダモン.』は、本格欧風カレーのお店です。
商店街を南に向かい、路地を左に入ったところに、クールにお待ちしています。
見た目もやっぱり本格的なカレーは、辛さの中にタップリ野菜の旨味がジンワリと染み渡ります。
カレー、カツカレー、和牛厚切りカレー。自身があるからこそのシンプルな3種類のスタンダードメニューの他にも、人気を誇るのが【期間限定メニュー】。賑やかな天神橋筋商店街で、大阪弁のキャッチボールを楽しんだら、コク深い『カルダモン.』のカレーで、お腹を満たしましょ♪
■アイリッシュカレー中津店
"アイリッシュ"というからには、ヨーロッパはアイルランド、欧風カレーのお店。そして、アイルランドといえば、ギネスビール！ここ『アイリッシュカレー中津店』のイチオシメニュー『アイリッシュポークカレー』は、そのギネスビールでコトコトコト……と、ポークをトロトロに煮込んだカレーなんです。
『中津』は、聞き慣れない地名かもしれませんが、大阪・梅田から歩いて行ける、いわば"お隣さん"です。一応、最寄駅は地下鉄御堂筋線・中津駅なんですけどね。
いかにもヨーロッパ風に彩られた店内は、ポンとアイルランドの街中のパブにでも迷い込んだような気分にさせてくれます。
カレーのコクの元となっているのもギネスビールなら、シュリンプの衣も、やはりギネスビールでカリッと揚げています。
ぜひ、お供にどうぞ！
■野菜を食べるカレーcamp エキマルシェ大阪店
さて、大阪・梅田に到着！梅田といえば、"キタ"と呼ばれる地域の中心地。星の数ほどある飲食店の中から、駅直結のコチラにご案内♪
ここ『camp』は、JR大阪駅の"エキナカ"エキマルシェの一角に店舗を構えています。もちろん、地下鉄やその他私鉄・梅田駅からも直ぐです。
なんてったって"キャンプ"ですから、カレーの種類は無国籍。タイ風から、南インド風まで、色々な味が楽しめます！
でも、『camp』の人気の秘密はコレ。成人が1日に必要な野菜が、このワンプレートで摂れちゃう11品目の野菜が入った『1日分の野菜カレー』。これはちょっと、"キャンプ"では味わえませんね。
そして、もう一つの名物『牛スジの大阪カレー』は、まるで"どて焼き"。「大阪店限定のメニューやねん！食べてってなー♪」
「どうやった？好みのカレーは見つかった？」
これできっと、"粉もん"以外の大阪を、楽しんでいただけるのではないでしょうか？
なーんて、大阪人でも迷っちゃうくらい、実は大阪には美味しいカレー屋さんがイッパイ！