精進料理とは?
宗派ごとの発展
ひとくちに「精進料理」といっても、宗派ごとに独自の発展をしてきています。
大別すると、日本の精進料理は次のようになる。奈良仏教と呼ばれる東大寺をはじめとする寺々のもの。平安仏教と呼ばれる比叡山や高野山を主峰とする寺々のもの。そして、鎌倉仏教と呼ばれる浄土宗、日蓮宗、禅宗、真宗のそれぞれの宗派の寺々のものから出発したもの。
お寺で味わう精進料理
【大徳寺】泉仙(いづせん)
大慈院店
紫野店
公式サイトです。店舗の案内などがあります。京都駅の伊勢丹にも出店しており、お弁当や惣菜を買うことができます。
【妙心寺】阿じろ 本店
公式ウェブサイト。店舗案内や、精進料理レシピなどが掲載されています。
黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ)
「普茶」とは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味を示すところから生まれた言葉です。
(中略)
席に上下の隔たりなく一卓に四人が座して和気藹藹のうちに料理を残さず食するのが普茶の作法です。
萬福寺の公式サイトです。普茶料理の予約についての案内があります。
伝統ある寺院が多く存在する京都では、さまざまな宗派の隆盛にともない、精進料理も発展してきました。せっかく京都を訪れたなら、お寺の拝観も楽しみつつ、境内やお寺のすぐそばでゆっくりと精進料理を味わってみてはいかがでしょうか。