○丸久小山園 西洞院店 茶房「元庵」○
こちらの建物は、築100年以上の町家を改装したもの。
店内は当時の赴きを残した、とっても居心地のいい空気が流れています。
ここで味わえるのは、もちろん「丸久 小山園」の上質な宇治茶や抹茶。お茶製造の直営店だけあって、スウィーツにも抹茶がたくさん使われています。
栽培から製造、販売までを手掛けているため、品質も安心。
京都ならではの可愛らしい和菓子は、目で見ても楽しむことができますね。
お店で一番人気なのが、こちらの抹茶ケーキと本格抹茶のセット。
ロールケーキは、挽きたてのお茶を使っていて、とっても良い香り。
抹茶のクリームもとろーっと溢れてきます。
こちらは店内でのみ頂くことができるのだそう。
○茂庵○
京都・吉田山の山頂にあるこの建物は、大正時代に建造されたもの。
1階は待合室。階段を上ると、窓から美しい景色が一望できる、とっても気持ちの良いカフェになっているんです！
茂庵のサブタイトルは『市中の山居』。
日常の中に、非日常の空間を取り込み、その時間を楽しんでほしいという想いが込められているのだそう。
このカフェで大人気なのが、こちらのカウンター席。山の中に浮いているような不思議な感覚。
東側の窓からは、大文字山を眺めることができるのだとか。
景色だけでなく、時代を感じさせる建物も、わくわくします。
インテリアや小物などはほとんど置いていなく、小さな花器とお花が出迎えてくれるのも素敵ですね。
このお店で人気ナンバーワンなのが、ひんやりバニラアイスに、熱い抹茶をかけて頂く、京都らしいスウィーツ。
抹茶の苦味が、甘みと合わさってとっても深い味わいなんです。
抹茶の上に、ふんわりと柔らかなミルクがのった抹茶ミルクも人気。
見た目からもほっと安らげますね。
軽食やランチも頂くことができるから、ここを旅の目的地にしている人も多いのだそう。
ゆっくり過ごす贅沢な時間。
心も身体もリフレッシュさせてくれそうです。
○細見美術館 茶室「古香庵」○
建築家 大江匡氏が設計したことでも知られる、「細見美術館」。
その最上階にあるのが、「茶室 古香庵」です。
美しさと清々しさのある茶室では、老舗の「一保堂茶舖」の抹茶とともに、お菓子を頂くことができます。
「古香庵」で人気が高いのが、実際に抹茶をたてられる体験！
修学旅行生や外国の観光客も体験でき、ちょっと敷居の高い茶道が身近に感じられますね。
お菓子は、美術館併設の茶室らしく、展覧会のテーマに合わせて作られるものも。
芸術を目でも口でも楽しむことができます。
○茶寮 宝泉○
観光地からは少し離れた、下鴨神社の北、住宅街の一角にあるのが、和菓子店【宝泉堂】本店。
丹波大納言小豆・丹波黒大豆などを素材に、一つ一つに心をこめたお菓子作りを続けているお店です。
この本店から少し歩いたところに、【茶寮 宝泉】があります。
ここでは、宝泉堂で作られたお菓子と本格的な抹茶を頂くことができます。
こちらで頂く抹茶は、味わいはもちろんですが、たて方に好評があります。
一般の人はもちろん、お茶を習っている人も思わずうなるほどの絶妙な味わい。
そして抹茶と一緒に頂きたいのが、ここの一番人気のメニューである、お店手作りの「わらびもち」。
注文を受けてから作り始めるため、約15分待ってから頂きます。
まるで黒い宝石のようにキラキラと輝くわらびもち。
暑い日には、アイスの抹茶も。
甘いわらびもちと一緒に頂くと、口の中もすっきり。あまりのおいしさにゴクゴクと飲みたくなっちゃいます。
どの席に座っても、素敵な日本庭園を眺められるつくりになっています。
美しい景色を眺めながら頂くこの時間は、なんとも贅沢な時間になりそう。
実は、京都駅構内でもこのおいしさを味わうことができるんです。
早朝に工房で手作りしたお菓子を駅ナカでも楽しむことができるため、わざわざ入場券を買って訪れる人も多いのだそう！
おわりに
いかがでしたか？
本格抹茶って、ちょっと手が届かないかも・・と思っていた方も、気楽に味わえるお店が京都にはたくさんあるんです。
有名な観光地やお土産だけでなく、こんな素敵なカフェを目的地に、旅を楽しんでみるのも素敵ですね！
元禄に創業した、由緒ある『丸久小山園』。耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか？
その「丸久小山園 西洞院店」に併設した、日本茶カフェ『茶房 元庵』をご紹介します。