眼前に広がる青の世界に息をのむ「龍泉洞」
岩手県岩泉町にある「龍泉洞」とは？
日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞は国の天然記念物に指定されています。
知られている所だけでも洞内は3,600mもあり、そのなかで公開されているのは700m！見所はなんといっても、青い輝きが幻想的な地底湖です。
圧巻の光景の連続
龍泉洞の中に入ると次から次へと圧巻の光景が！こちらは「百間廊下」と呼ばれる場所で、昔、龍が通ってできた通路だと言われています。本当に龍が現れてもおかしくないくらい神秘的。
洞窟の奥へ向かって続くこの直線的な通路は、断層に沿って形成されました。昔、龍が通ってこの細長い道ができたという逸話もあります。
龍泉洞が現在の様に観光地として開発されていなかった頃には、若者たちが松明をかざし、舟を漕ぎ、洞窟奥の上流へ探検した出発地点でした。
こちらは洞床の鍾乳石が、まるで月の世界を思わせることから「月宮殿」と名づけられています。平成23年にLED照明に改修され、５色の光がより幻想的な雰囲気を醸し出しています。
横に長いだけでなく、吸い込まれそうな空間も。小さい頃あこがれた冒険の世界が目の前に展開され、大人でも冒険心を刺激されてワクワクしそう。
青の世界がどこまでも神秘的な３つの地底湖
地底湖は第一から第三まであり、どれも青い輝きが神秘的でずっと眺めていられます・・・暑い夏に龍泉洞の青い世界で癒されるのも素敵ですね。
第一地底湖
こちらは第一地底湖。水深35mの世界は、覗いていると吸い込まれそう！神秘的な地底湖の青は、本当に美しすぎです。
水深35ｍ。龍泉洞は昔から大量の水が湧く底知れない洞窟として知られていましたが、なかなか中には入れませんでした。龍泉洞探検は1920年代から始まり、やがて小舟を浮かべての観光も行われるようになりました。1959年、この地底湖の上の崖からゴムボートを降ろして第一地底湖の調査が行われました。
美しい光景を堪能できる展望台もあります。高所恐怖症の方だと足がすくんでしまいそうなアングルですね。
第二地底湖
1962年に越智研一郎氏による潜水調査で発見された、水深38ｍの第二地底湖。こちらも眼下に深い青の色が広がっています。
水深38ｍ。この地底湖は、1962年越智研一郎氏による潜水調査で発見されました。龍泉洞の地底湖の水は、北に広がる森林地帯から集まったものだとわかっています。水の集まる最も遠い地点は直線距離で14kmも離れていて、集水面積はおよそ43㎡です。
第三地底湖
公開されている第三地底湖は、その青の美しさから「ドラゴンブルー」と呼ばれているそうです。水深は98メートルもあり、世界有数の透明度を誇るこの地底湖の水は、地域の方の水道水としても活躍しています。このあまりにも美しい青の世界を存分に味わって下さい。
水深98ｍ。この第三地底湖は、1967年の潜水調査で発見されました。現在、ここが観光コースの最終地点になっています。この奥にはさらにいくつかの地底湖が確認されていて、現在も調査が進められています。
迫力満点の鍾乳洞「秋芳洞」
光と岩のコントラストに、鏡のように澄んだ水面、どこを見ても驚くほど神秘的。
山口県美祢市秋芳町にある「秋芳洞」とは？
秋吉台の山麓にある日本屈指の鍾乳洞「秋芳洞」。総延長が約 10kmもあり、観光ルートとして公開されているコースは1kmほどですが、黄金柱や百枚皿と呼ばれる見所が点在しています。
洞内は一年中約17℃くらいに保たれているので、いつ訪れても快適に観光できるのも魅力的。
まるで冒険しているような壮大さ！
中は広くて頭上もこんなにく、水面に映る岩、時と自然が織りなすハーモニーは一生心に残るほどの美しさです。
映画の世界そのもののワクワクするような体験ができそうです。鍾乳洞の観光というよりも、冒険と言ったほうがぴったり！実際に、懐中電灯を片手に岩肌を登って行く「冒険コース」もあります。
秋芳洞洞内、正面入口近くの「青天井」付近左手側から岩肌を登っていくコースです。
料金箱に料金を入れ、備え付けの懐中電灯を持って入ります。はしごを登ったり、鍾乳石の間をすり抜けたりと距離は短いですが、ちょっとしたケービング気分が味わえます。
よほど洞内の水の量が多くない限りは、いつでも体験できます。
まさに鍾乳洞のイメージそのものの光景も。
見所のひとつ「百枚皿」。自然の力のすごさを実感できます。さすが日本でも屈指の鍾乳洞は規模が違いますね。
黒谷入口から洞くつに向かう途中にある「 3億年のタイムトンネル」。全長187メートルの人工トンネルには、地球誕生から現代までの秋吉台をイメージした、56枚の絵が飾られていてタイムスリップしたかのような空間が広がっています。
太古のロマンを存分に満喫出来る「龍河洞」
時の流れの重さを実感できる鍾乳洞です。
高知県香美市にある「龍河洞」とは？
日本三大鍾乳洞の一つである龍河洞は国の天然記念物に指定されています。総延長は4kmあり、そのなかで公開されているのは約1kmです。また、前日までの要予約で木のはしごを登ったり、狭いところをすすむ冒険コースもあります。
観光コースの途中より冒険コースに挑戦、距離にして約200メートルのコースを狭いところをはって進んだり、木の梯子を上ったり、時には何も施設の作られていないところにも挑戦、又まっくら闇も体験できます。
頭上まで大迫力の光景が！
1億7500万年もの気が遠くなるほどの時が作り上げた芸術にただただ圧倒。
ライトアップされたミステリアスな空間も。また、クリスマスシーズンには、キャンドルナイトのイベントなども行われるので、ホームページをチェックして、イベントに合わせて訪れるのもいいですね♪
おわりに
いかがでしたか？
さすが日本三大鍾乳洞と言われるだけあり、それぞれとても魅力的です。
ぜひ今度のお休みは、美しく幻想的な鍾乳洞で太古の世界に思いを馳せてはいかがでしょうか。
ここはどこ？まるでファンタジー映画の世界に入り込んだようです。