出典: 関東二大窯業地の一つ、茨城県「笠間」。
【笠間焼の人気ショップ「回廊ギャラリー門」展示のカップアンドソーサー(河野カイ/河野陶房)】
出典: 栃木県「益子」と並び、全国的に知られる焼物の町です。【「回廊ギャラリー門」店内】
出典: 窯業地として有名ですが、ここ「笠間」は、日本三大稲荷の一つ「笠間稲荷神社」や「愛宕山」、「稲田御坊」等など、数々の名所が点在するように、遥か古から栄えてきた由緒ある土地です。
【「笠間稲荷神社」参道と、重層入母屋造の「楼門」。参道両脇に伸びるのは、いなり寿司や饅頭、煎餅等を並べる土産物店や甘味処が並ぶ「仲見世通り」。】
出典: また、四方を山々に囲まれた「笠間」は、古くから栄えつつも、今もなお自然豊か。当地では、恵まれた自然環境を活かした農畜産業が盛んです。【11月上旬の笠間市福原】
出典: 笠間市内を見渡せば、ここかしこに田畑が広がり、心懐かしい里山の風景が広がっています。
現在でも、米や蕎麦といった穀物から、野菜や果物、花卉や肉類、漬物や菓子といった加工品まで、様々な農畜産物が生産されています。
【笠間市内に鎮座する「常陸国出雲大社」境内展望台からの田園風景。画像奥の峰々は、日本百名山、茨城県のシンボルの一つ「筑波嶺(つくばね=筑波山)」。富士山と対比して“西に富士、東に筑波”と称される。】
出典: 「笠間」の農産物の中で、全国的に知られているのが“栗”。大粒で光沢がある“笠間の栗”は、その名が栗の優良ブランドとして市場に通る程に、良質で美味です。【笠間市内栗園】
出典: 生栗の生産だけでなく、むき栗や焼き栗、栗ペーストといった栗の加工品、栗饅頭や栗羊羹、モンブランやロールケーキといった栗の銘菓や栗スウィーツも笠間の特産品として人気を博しています。
【笠間で有名な栗加工の専門店「岩間の栗や・小田喜商店」。焼き栗や甘露煮等の他、栗の旨味いっぱいの創作菓子やアイスクリーム等、様々な地栗を用いた加工品を製造販売している。(画像は2015年9月撮影)】
出典: さらに、鳥居前町、城下町として栄えた歴史をもち、農畜産業に携わる人々や食器製造の窯元も多い「笠間」は、食に対する意識が殊更高く、地元への愛情が深いのが特徴的です。
【「笠間工芸の丘」内の「クラフトカフェ(CAFE LOUNGE)」の『ケーキセット』。カフェの器は全て笠間焼。(画像のケーキは、笠間の人気洋菓子店「グリュイエール」の『笠間地栗のモンブラン』。】
出典: 「笠間」市内には、餅米や小豆、栗やさつま芋、葡萄や苺等など、地産の美味しい食材や地元で焼かれた笠間焼を用いる菓子店やカフェ、豊かな環境を活かした眺めや雰囲気の良い店が数多く点在しています。
【食事もスウィーツも笠間焼の器使いも評判の人気カフェ「陶之助+」の自家製『ゆずのロールケーキ』。】
出典: 名所やスポットを訪ね歩けば、自然豊かで歴史深い「笠間」の、のどかな雰囲気や景色とともに、当地ならではの銘菓やとびきりのスウィーツと出会えます。
【笠間市内には、豊かな自然を満喫出来る公園や宿泊施設が散在している。画像は、愛宕山の山頂にある宿泊施設「あたご天狗の森 スカイロッジ」。眺望も夜景も抜群なロケーションで、一年を通して利用可能。(車内のアイスは、先の「岩間の栗や・小田喜商店」の人気商品『いわまの栗アイス』。栗の甘みと旨味が凝縮された評判の一品。】
出典: 茨城県のちょうど中央部に位置する“笠間”は、都心部から日帰り旅行するのに、ちょうど良い旅先。都心部からの直通バス、主要スポットを巡るバスも運行しているので、電車、マイカー問わず、アクセスが抜群です。
【「笠間」市内の駅と主要スポットを繋ぐ周遊バス。殆どの観光スポットを網羅し、安価で利用できるので便利。(画像は、笠間日動美術館別館「春風萬里荘」前)】
出典: 今記事では、[1.焼き物の里“笠間”]として、「笠間焼」の魅力や焼き物関連のお勧め観光スポット、[2.福招きの里“笠間”]として、「笠間稲荷神社」とその界隈の立ち寄りスポット、そして[3.のどやかな里山の風景]として、自然景観が楽しめるお勧めのスポットを、先に案内します。
次いで[4.栗の里“笠間”]として、笠間の栗の特徴とその魅力をお伝えし、最後に[5.栗スウィーツの都“笠間”]として、地産の絶品栗を用いた菓子やスウィーツが味わえる、笠間市内の名店の数々を紹介します。
【「陶と暮らし。」は、秋に開催される“暮らしを彩るうつわと手仕事の祭典”で、笠間で最近人気の催事となっている。(画像は2019年開催時のもの)】
出典: 「笠間」は、訪れて楽しめる観光スポットや名所、魅力ある文化施設や商業施設が沢山あるだけでなく、心も身体もほっと寛げる里山。春夏秋冬、その時々で美しく、心懐かしい景色が広がります。
また、農畜産業が盛んで、栗の特産地「笠間」ならば、季節折々の旬の美味や、とびきりの栗スウィーツを、一年を通して楽しめます。思い立ったら、それがあなたの吉日です。ぜひ“笠間”へ足を運び、地産の美味とともに、心豊かになる一日を楽しんで下さい。
【北大路魯山人の北鎌倉の旧宅を移築した笠間日動美術館別館「春風萬里荘」。建築、庭、設えと北大路魯山人の才能と、里山の風情をゆったり楽しめる。】
出典: “笠間”は、北接する益子と並んで、関東二大窯業地の一つとして広く知られる焼物の里です。
【国道355号線「やきもの通り」にある『登り窯広場』】
出典: 江戸中期に信楽の陶工の指導によって始まったと伝わる「笠間焼」は、江戸期を通じて笠間藩に保護され、幕末から明治にかけては、江戸・東京に向けた日用雑器が大量生産され、流通していた焼き物です。
【2019年開催の「笠間の陶炎祭(ひまつり)」の販売ブース】
出典: 明治以降は紆余曲折を経ながらも、今もなお関東を代表する焼物で、その人気は衰えることを知りません。「陶炎祭」は、笠間を代表する催事の一つですが、年々出店数も来場者数も伸び続けています。
【昭和期から続くこの陶器市では、笠間の作家や窯元が一同に揃い、掘り出し物から逸品物まで、個性豊かな陶器が各ブースに所狭しと並び、多くの買い物客で賑わう。画像は、2016年「陶炎祭」開催時のテントブース内。窯元は、冒頭で紹介した「河野陶苑(河野カイ)』。】
出典: 「笠間焼」は、“民藝”調の益子焼とは異なり、作家や窯元にそれぞれの個性が際立ち、“多彩”であることが大きな特徴となっています。かつては、他の窯業地同様に地元の土を用い、地域の人々によって焼かれていましたが、全国から作家が集う現在の「笠間」では、自由に作陶する気風が定着し、各々の作品に合わせて、様々な土や釉薬が用いられています。【2019年の「陶炎祭」に展示された笠間の陶芸作家・須藤忠隆(東風舎)の作品】
出典: 笠間市内には、陶芸に特化した美術館や工房やショップからなる複合施設の他、個々の窯元やギャラリー等など、“笠間焼”を軸とした観光スポット、商業施設が、焼物の里らしく数多く点在しています。【笠間市福原の「R工房」】
出典: 春秋の陶器市へ足を運んで、掘り出し物を探すのも良いですが、本当に欲しい物を探したい、笠間焼をじっくりと鑑賞したいというリピーターの方なら、陶器市の期間を外すのがお勧めです。人の熱気に気圧されることなく、冷静に選べ、また器と落ち着いて向き合えます。【2018年11月「R工房」仲本律子・自宅展】
1-1.陶芸も。緑も。芸術も。「笠間芸術の森公園」
出典: 「笠間芸術の森公園」は、“伝統工芸と新しい造形美術”をテーマにした“茨城の新しい文化”を発信する公園です。
【毎年GWに開催の「陶炎祭」は、当園内「イベント広場」で開かれる(画像は、2019年開催時の園内)。】
出典: 緑豊かな広大な園内には、コンサートや陶器市等、様々なイベントが開催される広場がある他、陶製オブジェが森の中に点在する『陶の杜』、遊具で遊べる『遊びの杜(天空の砦)』や『水辺の広場』などが散在しています。
【芸術の森内「陶の杜」に点在する陶製のオブジェ】
◆4月29日~5月5日 笠間陶炎祭(かさまのひまつり)
出典: 「笠間の陶炎祭(ひまつり)」は、例年ゴールデンウイーク期間中に「笠間芸術の森公園」イベント広場で開催される全国的に知られる焼き物市。笠間の窯元、陶芸家の作品展示と販売が行われます。地元名産品を用いた菓子や料理も販売され、約200もの店舗が出店します。
出典: 「笠間芸術の森公園」の西側の小高い丘にあるのが、笠間焼の複合施設「笠間工芸の丘」です。
【「笠間陶芸の丘」(画像奥の建物は、年に一度、薪が焼べられる「登り窯」)】
出典: 展示室やショップ、体験工房や広場からなる「笠間工芸の丘」では、観る、作る、食べると“笠間焼”を通して、様々な体験ができます。
【「笠間工芸の丘」内『松井康成の展示室』。長野県佐久市生まれの松井康成(1927-2003)は、戦時中に笠間に疎開、30歳で月崇寺(笠間市)の住職となり、33歳で寺内に築窯し、住職を務めながら作陶に励んだ異色の陶芸家。「練上手(ねりあげで/異なる色の粘土を練り合わせ、その伸び縮みで模様を表す陶芸技法)」で人間国宝に認定された。】
出典: 【「クラフトヒルズギャラリー」では、入館無料で笠間の陶芸作品や工芸品が公開されている。(画像は、企画展示会を常時開催している「クラフトヒルズギャラリーⅡ」)】
出典: 中でも人気なのが、“ろくろ”や”手ひねり”、“絵付け”といった陶芸を気楽に挑戦できる「陶芸体験」です。基本料金も焼成代もリーズナブル。インストラクターの指導付きで、ちょっとやってみたいなという方にお勧めです。
【「笠間工芸の丘」内にある体験施設「ふれあい工房」(画像は「ロクロ体験」コース】
出典: 「笠間工芸の丘」でランチや休憩するのなら、丘の上に位置するセンタープラザ内の「クラフトカフェ(CAFE LOUNGE)」がおすすめです。テラス席のある店は、眺めも味も良いと評判。
【笠間工芸の丘「クラフトカフェ」の期間限定販売の『栗のソフトクリーム』。栗の風味が濃厚で抜群の美味しさ。】
出典: ハンバーグやパスタ、蕎麦やうどんといった定番の食事メニューの他、ケーキやパフェといったスウィーツも各種揃い、公の施設でも、メニューは実に豊富です。ランチでも、カフェでも利用できます。
嬉しいのが、笠間の有名人気菓子店「グリュイエール」のケーキや焼き菓子が販売されていること。店内で、ドリンクとセットのメニューで頂けます。【笠間焼でサーブされる「グリュイエール」の『朝焼きシュー』とアイスコーヒー】
笠間 / カフェ
- 住所
- 笠間市笠間2388-1 笠間芸術の森公園内
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
10:00 - 17:00
[水]
10:00 - 17:00
[木]
10:00 - 17:00
[金]
10:00 - 17:00
[土]
10:00 - 17:00
[日]
10:00 - 17:00
■ 定休日
月曜日(祝日の場合は翌日休)
- 定休日
- 月曜日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 「陶と暮らし。」は、“暮らしを彩るうつわと手仕事の祭典”。
例年秋に「笠間工芸の丘」で開催されるこのイベントでは、笠間の陶芸家らの作品や、来場者参加のワークショップ、伝統工芸士によるロクロの実演などが行われ、地元の美味しいものも出品される楽しい“陶器市”です。
【画像は、2017年開催の作家ブース】
出典: 「笠間工芸の丘」の東側正面に位置するのが、「茨城県陶芸美術館」。“伝統工芸と新しい造形美術”をテーマにした、東日本で初めての陶芸専門の公立の美術館です。
近代陶芸の祖・板谷波山」や人間国宝・松井康成の作品などが常設展示される他、日本を代表する名だたる陶芸家らの作品が並び、陶芸好きなら一度は足を運びたい美術館です。ミュージアムショップでは、笠間焼やグッズも購入できます。
1-2.お気に入りを探しに。陶房・ショップ・カフェ
出典: お気に入りの器を探すのなら、ショップや工房が並ぶ「ギャラリーロード」や「陶の小径」を散策するのがお勧め。陶房やギャラリーは、慣れないと入りづらいですが、気になる店があったら、気後れせずに入ってみましょう。
【ギャラリーロードの「回廊ギャラリー門」の展示作品】
出典: また、散策路には、ランチやティーブレイクに丁度良いカフェや食事処も点在しています。殆どのカフェや食事処では、地産の器を積極的に用いています。食事やカフェを楽しみながら、“器使い”のヒントも得てみましょう。
以下で紹介するのは、芸術の森公園近辺にあるショップやカフェのごく一部です。他にも魅力的なショップや工房が沢山あるので、貴方好みの器やカフェを探り当てて下さい。
【カフェ「陶之助+ 」のランチの自家製プチデザート『グレープフルーツゼリー』】
◆笠間の「やきもの通り」、「陶の小径」、「ギャラリーロード」の散策マップが掲載。年間のイベントスケジュールや、各店舗の紹介がされています。
出典: 蔵のような外観の「回廊ギャラリー門」は、笠間で屈指の人気を誇るショップ&ギャラリーです。
出典: 穏やかな雰囲気が魅力の中庭を囲む“回廊”には、人気作家から若手作家まで、様々な器が展示販売され、回廊の一角では、作家作品の常設展示、企画展が開催されています。ゆったりと回廊を巡りながら、お気に入りを探してみましょう。
出典: 1997年創業の「SPACE NICO」は、笠間焼・益子焼を軸に、全国の陶磁器やガラス製品を店主のセンスで集めたセレクトショップ。
出典: 洒落た一軒家の店内には、ギャラリーも併設され、常設展示の他、定期的に企画展示が開催されています。若手作家の作品、個性的な器が揃っていると評判のショップです。
出典: 「きらら館」は、笠間焼きを中心とした全国の焼き物が並ぶ、笠間で一番の規模を誇るショップです。
明るく、広い店内には、作家約500名、1万点以上の器が所狭しと並び、ギャラリースペースでは、週替りで企画展が開催されています。セルフサービスのカフェも併設され、駐車場も広いので、立ち寄り休憩にも便利です。
出典: 「向山釜(こうざんがま)」は、5人の伝統工芸士を含む作家らが常に10名以上所属する窯元の直営店です。
笠間の老舗窯元でも、自由な作陶の気風があり、店内には、笠間の伝統的なものから、新鋭作家らの個性際立つものまで、多彩な作品が並んでいます。
出典: 笠間ののんびりした里山の風情を楽しむなら「cafe 柚の木 (カフェ ユズノキ)」はお勧めのお店です。
【田畑広がる中にぽつんと建つ「cafe 柚の木」。一軒家の店内は、天井が高く開放的。】
出典: 「cafe 柚の木」は、笠間でも人気の隠れ家カフェ。
予約必須の店で人気なのが、手作りで美味しいと評判の4種の「ランチプレート」。ハンバーグ・お魚・生姜焼き・ドリアから好みのメインが選べ、色とりどりの副菜がついてきます。料理もスウィーツも、笠間焼の器に美しく盛られ、ゆったりとした気分で食事が頂けると評判です。【味噌汁・ご飯付きの『ハンバーグランチプレート』】
出典: 「ランチプレート」には、ドリンクとデザートをお得にセットできます。
食事メニューは、「ランチのプレート」の他に、キーマカレーやホットサンド、ナンピザプレート(ドリンク付き)もあります。【ランチにセットの『チョコバナナパフェ』】
笠間 / カフェ
- 住所
- 笠間市笠間4472
- 営業時間
- [月]
11:30 - 16:00(L.O. 14:30)
[火]
定休日
[水]
11:30 - 16:00(L.O. 14:30)
[木]
11:30 - 16:00(L.O. 14:30)
[金]
11:30 - 16:00(L.O. 14:30)
[土]
定休日
[日]
11:30 - 16:00(L.O. 14:30)
■ 定休日
加えて不定休あり
- 定休日
- 火曜日、土曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 「Cafe Gallery せらヴぃ」は、画家であるオーナーの作品や笠間焼が飾られたギャラリー併設のカフェ。
地元産の新鮮野菜や自家栽培の有機野菜を使ったサラダやハヤシライスといった食事メニュー他、ドリンクメニューが各種揃っています。お勧めは、ベイクドチーズケーキやガトーショコラ、シフォンケーキなどの自家製のケーキ。
テラス席がある一軒家の店内は、オーナーが描かれた絵が飾られ、地元笠間の器も愛らしく、ゆったりと過ごすのに丁度良いと評判です。
【ドリンク+自家製ケーキの「ケーキセット」(手前は『キャラメルロール』)】
笠間 / カフェ
- 住所
- 笠間市笠間2777-9
- 営業時間
- [月]
10:00 - 18:00
[火]
10:00 - 18:00
[水]
10:00 - 18:00
[木]
10:00 - 18:00
[金]
定休日
[土]
10:00 - 18:00
[日]
10:00 - 18:00
- 定休日
- 金曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 「芸術の森公園」の傍らにある「cafe wasugazen 笠間店 (カフェ ワスガゼン)」は、都内・芝公園にある映画予告編制作会社が手掛ける人気カフェの2号店です。【緑豊かな中庭、テラス席付きの「cafe wasugazen」】
出典: 豊かな緑と、明るく広々とした空間が心地良い店で供されるのは、地元産の新鮮食材を用いたヘルシー料理。食事は、人気のワンプレートランチの他、ビーフカレーやハヤシビーフ、ピザなど多彩です。
【地元産のジューシーな「ローズポーク」のソテーとポテトサラダ、付け合せが盛られた『ワンプレートメニュー(ローズポーク)』(ライス、スープ付き)。ドリンクのセット可。】
出典: チーズケーキやタルトなど自家製ケーキやパフェといったスウィーツ、ドリンクも各種揃っているので、ゆったりと休憩するのにもお勧めです。
店内の雰囲気も、また笠間らしい様々な器を使いこなすセンスも素晴らしく、食を通して、ゆったりとした一時が味わえます。
笠間 / カフェ
- 住所
- 笠間市笠間2501-2
- 営業時間
- [月]
11:00 - 17:00
[火]
11:00 - 17:00
[水]
11:00 - 17:00
[木]
11:00 - 17:00
[金]
11:00 - 17:00
[土]
11:00 - 17:00
[日]
11:00 - 17:00
■ 営業時間
日頃より当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。当分の間、下記の時間にて営業いたします。
営業時間:11:00~16:00(L.O.15:30)
定休日:木曜日・金曜日
お客様にはご不便をおかけ致しますが、ご理解とご協力の程宜しくお願いいたします。
ーーーーーーー
営業時間11:00~17:00
ランチタイム11時〜14時
デザートタイム14時〜17時
ラストオーダー16時30分
■ 定休日
不定休
- 定休日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 「言の葉 KOTONOHA」は、「笠間工芸の丘」からは車で10分程と少々離れていますが、健康と食に関心がある方なら、お勧めのお店です。【一軒家のカフェ「言の葉」】
出典: 水戸市内から移転してきた「言の葉」は、“ふと寄り道をしたり、立ち止まれる一時を…出会いと集いを楽しめる場”。
食事を楽しめる他、定期不定期で『「エドガー・ケイシー療法」のすすめ』や『豆まるしぇ』、『みんなつながってまんまる「発酵まるしぇ」』等など、健康や食に関する様々なイベントや講座が開かれています。
【のどやかな里山らしい庭が望める店内テーブル席】
出典: 店の一番人気は、季節折々で内容が変わる『滋味ごはん』。豆や麩といった身体に良い食材や発酵食品を用いたワンプレートランチです。
食事メニューの他、『じゃがいも白玉ぜんざい』や「野茶いコーヒー』など、体に良い甘味や飲み物も提供しています。店内では、豆や茶などの自然食品や健康食品、雑貨なども販売しています。
【畑のお肉の唐揚げ、惣菜、ご飯、具沢山の味噌汁などがワンプレートになった『秋の滋味ごはん』】
笠間 / カフェ
- 住所
- 笠間市笠間4170‐25
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
定休日
[水]
11:30 - 17:00
[木]
11:30 - 17:00
[金]
11:30 - 17:00
[土]
11:30 - 17:00
[日]
定休日
■ 営業時間
ランチは11:30~17:00(予約制)
カフェは11:30〜17:00
- 定休日
- 月曜日、火曜日、日曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 50号線沿いの異色の建物が目印の「陶之助+(トウノスケプラス)」は、笠間屈指の人気カフェレストラン。
陶芸家でもあるオーナー夫妻が自ら手がけたという店内は、居心地良く、シックで洒落た雰囲気。料理も飲み物も、全て地元笠間の作家、ご夫妻の手による器で提供されます。
【『野菜たっぷりスープのランチ』。豆や野菜、ベーコン等様々な食材を煮込んだ、具沢山のミネストローネスープに、海老のトースト、サラダがセットになった人気のランチメニュー。プチデザートとドリンク付き。】
出典: 食事メニューもスウィーツも、食材本来の風味を生かしたシンプルなもの。料理もデザート、ドレッシングやソースいたるまで、全て丁寧に手作りしています。
【サラダ、プチデザート、ドリンク付きの『スパイシーチキンカレー 』。オリジナルのカレーは、程良い辛さで、野菜本来の旨味がたっぷり感じられると評判。】
出典: カフェタイムのお勧めは、何と言っても自家製のケーキ。ランチメニューにお得にセットすることも可能です。
サクサクっとしたクランブル生地と胡桃の食感が小気味好い『バナナとクルミのクランブルケーキ』の他、『ガトーショコラ』や『本日のシフォンケーキ』等、数種用意されています。
【釉薬が美しい皿にのせられたニューヨークスタイルの『ベイクドチーズケーキ』】
出典: 焼き物の里“笠間”は、古くから「笠間稲荷神社」の鳥居前町として栄えてきた町でもあります。
歴史深い笠間には、稲荷神社の他にも「愛宕神社」や「六所神社」、「佐志能神社」等など、由緒ある神社が数多く点在しています。以下では、一度は足を運びたい「笠間稲荷神社」、平成に建立された出雲大社の分社「常陸国 出雲大社」の二社に絞って紹介します。【藤咲く5月初旬の「笠間稲荷神社」拝殿】
出典: 日本三大稲荷の一つ「笠間稲荷神社」は、651年創建と伝わる古社です。五穀豊穣、商売繁盛、厄除けのご利益があり、年間約350万人以上の参拝者が訪れる、関東屈指の人気パワースポットです。
出典: 御祭神である“稲荷神(お稲荷さん=ウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神)”は、その名の通り“稲”を象徴する穀物、農業の神様です。古くは、五穀豊穣を司る神様として信仰されてきましたが、現在は、商工業全般を含め、産業興隆、商売繁盛、家内安全、等など、幅広いご利益を神様としても信仰されています。
【江戸後期、文化13(1816)年に再建された入母屋造りの「笠間稲荷神社」の東門(総門)。東門の左右には、女性信者の毛髪と麻縄で撚った縄(毛綱)が奉納され、上部には『因幡の白兎』など、様々な彫刻が施されている。】
出典: 例年10月中旬から11月下旬に行われる「笠間の菊まつり」は、秋の笠間の代表イベント。「笠間稲荷神社」が本会場となり、境内は、色とりどり、艷やかな菊花、約1万鉢でで彩られます。
【画像は、菊まつり会期中に催される「舞楽祭」の中で奉納された、田植えの姿を表現した、神楽『稲荷舞』。会期中には、舞楽の他「神事流鏑馬」等が催される。】
出典: 「笠間稲荷神社」の見所は、神社建築の美と現代建築が融合した「拝殿」や、入母屋造りの「東門」、樹齢400年にも及ぶ拝殿前の「藤棚」等様々にありますが、中でも素晴らしいのが、江戸末期建立の「御本殿」。国の重要文化財に指定された入母屋造りの本殿は、地元大工や彫工らによって丁寧に作られています。とりわけ素晴らしいのが、精巧に施された壁面の彫刻です。
出典: 古くから栄えてきた稲荷前には、老舗和菓子店や酒蔵などがずらりと軒を連ねています。せっかく稲荷神社を詣でたのなら、稲荷前で、笠間らしい風情も味も楽しんでみましょう。【「笠間稲荷門前通り」】
出典: 「笠間稲荷」周辺の代表グルメのキーワードは、“いなり寿司”と“胡桃”。「笠間稲荷」近辺では、“胡桃”を用いた菓子などが、お土産として様々に販売されています。
【楼門傍らに立つ御神木である胡桃の木。当地は、その昔、胡桃の密林で覆われ、そこに稲荷大神を祀っていたことから、「胡桃下稲荷(くるみがしたいなり)」と呼ばれている。胡桃の土産が多いのは、御神木と土地の由来による。】
出典: 甘さ控え目で、小腹をちょっと満たすのに丁度良いのが「中屋総本店」の蒸したての饅頭『ふくふく饅頭』。
【蒸し立ての饅頭を提供する「中屋総本店」店頭】
出典: 黒糖の風味とふんわり熱々の皮生地、甘さ控え目の小豆餡のマリアージュが素晴らしいお饅頭。“とにかく、うまい。食べて満足。一度食べたら忘れぬ味”です。
滑らかな舌触りのこし餡と、食感が楽しめるつぶ餡の二種類があります。お土産にもお勧め。
【笠間産の栗がのせられた『ふくふく饅頭』】
笠間 / 和菓子
- 住所
- 笠間市笠間1356
- 営業時間
- [月]
08:00 - 20:00
[火]
08:00 - 20:00
[水]
08:00 - 20:00
[木]
08:00 - 20:00
[金]
08:00 - 20:00
[土]
08:00 - 20:00
[日]
08:00 - 20:00
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 「吉田屋」は、創業70年を誇る老舗和菓子店。鳥居前では胡桃を用いた菓子が名物と先に紹介しましたが、その胡桃を用いた名物が、ここ「吉田屋」の『元祖 胡桃饅頭』です。
出典: 『元祖 胡桃饅頭』は、遠方から遥々訪ねて買い求める客も多い、創業以来の素朴な味わいの蒸し饅頭です。
ふっかりと少し厚めの生地は、黒糖が練り込まれ、中には、すっきりと甘いこし餡がたっぷりと詰まっています。饅頭の上にのった渋皮付きの胡桃のコクと食感が良いアクセントになって、あと引く美味しさ。蒸したて、熱々を頂くのが一番です。
出典: もう一つの人気名物が、『元祖胡桃饅頭』を油でカリッと揚げた『かりんとう饅頭』。カリカリッとした食感が堪らない美味しさと評判です。
笠間 / 和菓子
- 住所
- 笠間市笠間1341
- 営業時間
- [月]
08:30 - 17:30
[火]
08:30 - 17:30
[水]
08:30 - 17:30
[木]
08:30 - 17:30
[金]
08:30 - 17:30
[土]
08:30 - 17:30
[日]
08:30 - 17:30
■ 定休日
不定休
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 白い狐の看板が目印の、創業110余年を数える鳥居前の名物寿司店「二ツ木」は、稲荷寿司の専門のテイクアウト店。昼食の弁当、土産購入にお勧めのお店です。
出典: 看板商品は、稲荷神社の別名“胡桃下稲荷”にちなんだ、胡桃入りの稲荷ずし『笠間いなり子ぎつね寿司』。
【いなり寿司ばかりの折詰の他、巻きずし等を混ぜた折詰も販売】
出典: 名物のいなり寿司は、しっかりと甘辛く味付けした油揚げの中に、香ばしい胡桃とごまがが入っています。酢飯の爽やかな酸味、こくのある胡桃の食感、甘辛い油揚げの味わいが、ぴったりと合って、くせになる味わいです。
出典: 「仲見世 丸井」は、神社参道に店を構える、創業120年の老舗土産物店。店内には500点以上のお土産が所狭しと並んでいます。
県産のコシヒカリと地元のおいしい水を使い、昔ながらに職人の手で一枚一枚焼き上げた『稲荷せんべい』が人気で看板商品。でも、甘いもの好き、栗好きなら、笠間の地栗をつかった、期間限定の『栗ソフトクリーム』がお勧め。栗の風味が良く美味しいと評判です。
笠間 / 和菓子
- 住所
- 笠間市笠間1272 笠間稲荷神社境内
- 営業時間
- [月]
09:00 - 17:00
[火]
09:00 - 17:00
[水]
09:00 - 17:00
[木]
09:00 - 17:00
[金]
09:00 - 17:00
[土]
09:00 - 17:00
[日]
09:00 - 17:00
■ 定休日
不定休
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 笠間神社すぐ近く、門前通りから一本入った場所に店を構える「和菓子処 松島」は、素朴ながらも上品な味わいが特徴。、遠方からのリピーターの多い笠間の名店の一つです。
出典: 代表銘菓は、胡桃下稲荷ならではの『開運笠間稲荷ゆべし』です。
歯応えの良い大粒の胡桃がたっぷり入ったお餅は、柔らかながらも、適度な弾力があり、厚みも十分で食べごたえがあります。醤油とみりんの風味も良く、上品な味わい。お土産に喜ばれる、笠間ならではの逸品です。
出典: 笠間稲荷神社参道の正門前に建つ「笹目宗兵衛商店」は、古くは、笠間藩主牧野家の醸造元であり、明治6年に藩主から経営を譲られ現在に至る、笠間稲荷神社の御神酒を造る老舗酒蔵です。
この酒蔵で仕込むのは、手造りの地酒「二波山 松緑(ふたばさんまつみどり)」。地元笠間の恵まれた自然環境を活かして生まれた笠間を代表する銘酒です。本醸造から大吟醸まで種類があり、酒好きの方へのお土産におすすめです。
出典: 店内では、自慢の日本酒の他、「手作り味噌」や「酒粕」、「酒ケーキ」等、新鮮で薫り高い酒を使った商品が、様々に販売されています。
出典: 甘いものが好きなら、やっぱりコレ!『甘酒ソフトクリーム』。米麹から作られた甘酒には、アルコールを全く含まないため、ドライバーも子供も美味しく頂けます。【麹の甘い薫りが感じられると評判の『甘酒ソフトクリーム』】
出典: 酒蔵には、休憩できる中庭もあるので、一休みするのにうってつけです。敷地内も自由に見学することが出来ます(但し、酒蔵内は要予約)寒い季節なら、身体がほっと温まる『甘酒』もお勧めです。
【「笹目宗兵衛商店」中庭。広い敷地には、甘酒やソフトクリームを販売する売店が設けられている。】
2-3.出雲まで行かなくても。「常陸国 出雲大社」
出典: 「常陸国 出雲大社」は、その名の通り「出雲大社(島根県)」から分霊し、当地に平成4(1992)年に竣功した大国主大神を主祭神とする神社です。
出典: 島根県の大社同様に“大しめ縄”が掛けられた拝殿があり、遠く出雲まで出向かなくても、関東圏で拝礼することが出来ます。【大社一番見所「拝殿」。圧倒的なスケールの“大しめ縄”は必見ポイント。】
出典: 総檜造り、大社造りの本殿に祀られるのは、「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」。一般に“大黒様(だいこくさま)”で知られる、“縁結び”の神様です。
縁を結ぶのは、単に男女の出会いを取り持つだけではなく、あらゆるものが幸福であるために、良き縁を繋げること。大黒様のご利益は、結婚や恋愛成就だけでなく、商売繁盛、厄除け、病気平癒など、あらゆる縁に対してのご利益があります。【島根・出雲大社と同じ、最古の建築様式“大社造り”の御本殿】
出典: 山の上に建つ「常陸国 出雲大社」は、ロケーション抜群。春の頃は桜が美しく、展望台からは、ゆったりとした笠間の景色が望めます。【晩秋の夕暮れ時の眺め】
出典: 焼き物で人気の町ですが、視点を引いて眺め直せば、「笠間」は、北西部には八溝山系の山脈が連なり、南西部は愛宕山を中心として丘陵地帯が広がる自然豊かな地です。
出典: 【市内が一望できる小高い山に整備された「笠間つつじ公園」は、麓から山頂まで、緩やかな散策路が整備されて、ハイキングが楽しめる。例年4月中旬から5月上旬まで、約8500株のツツジが山肌に咲き誇り、濃淡様々のツツジで彩られ、開花期間中は、祭りも開催。
他の季節でも、山頂の展望台からは笠間市内のどかな田園風景を一望出来、夜景も見事である。笠間稲荷神社から、展望台までは歩いて30分程度。途中には、古刹の「佐白山 正福寺」、「笠間城主下屋敷跡」坂本九の「九ちゃんの家」等の名所がある。】
出典: 周辺には、ハイキングや花見、散策に良い自然公園も多くあります。
笠間城跡のある「佐白山」、360度パノラマ展望台やキャンプ場で有名な「北山公園」は、特に景色が素晴らしく、笠間ならではの豊かな景観が楽しめます。【紅葉の頃の「北山公園」】
出典: 【JR友部駅から車で10分ほどにある「北山公園」は、笠間市民の憩いの場。茨城県観光百選にも選ばれている「白鳥湖」がある園内には、遊歩道が整備され、キャンプ場やバーベキュー場、ローラーすべり台や展望塔などがある。春は、桜の名所であり、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々に楽しめる。】
3-1.花見も。ハイキングも。天狗住むパワースポット「愛宕山」
出典: 自然散策もパワースポットも楽しみたいのなら、「愛宕神社」が鎮座する“愛宕山(あたごさん)”へ足を運んでみましょう。【難台山の山頂展望台から望む、山桜咲く頃の「愛宕山」(画像中央)。】
出典: 標高305m程の「愛宕山」は、吾国山(わがくにさん)を含め「吾国愛宕県立自然公園」であり、「吾国愛宕山ハイキングコース」は、茨城百景の一つ。自然と親しむのにお勧めのスポットです。
【愛宕山は、桜の名所と名高く、例年4月上旬頃から4月下旬頃まで、約20種類2,000本の桜が、麓から山頂へと段階的に咲き継いでいく。標高差があるため、長い期間桜が楽しめる。】
出典: 山腹には、市営の「あたご天狗の森公園」や「あたご天狗の森スカイロッジ」等があり、豊かな自然をゆったりと楽しむ事もできます。
【ここ「愛宕山」は、かつて、筑波山、加波山と並び、天狗の修験道場の一つだった伝説があり、山中には、天狗にまつわる場所が多く残っている。(八重桜が咲く頃の「あたご天狗の森公園」展望デッキ。手前は、天狗の団扇のオブジェ。】
出典: また、「愛宕山」は、日本三大火防神社の一社とされている「愛宕神社」があることで有名です。大同元(806)年に徳一大師に開山創建されたと伝わる古社で、全国に800以上もの数を誇る愛宕神社の中でも、有数の歴史を誇ります。
【“百階段”と呼ばれる拝殿前の石段】
出典: 「愛宕神社」の神域である山頂付近までは、車道が通じ、駐車場も完備しているので、麓から登山することなく参拝することも出来ます。【元旦の初詣で賑わう「愛宕神社」拝殿前。初日の出も拝めるため、リピーターも多い。】
出典: 「愛宕山」内には、他にも、「愛宕神社」裏に建つ「飯綱神社」や、その裏手にある、かつて住んでいた天狗を祀った伝わる「十三天狗のほこら」等など、見所が沢山あります。【「飯綱神社」の階段前に設置された石碑】
出典: 中でも「飯綱神社」は、日本三大奇祭の一つ「悪態まつり」が開催されることで、広く知られている社です。例年12月第3日曜日に開催され、多くの参詣者が遠方から集まります。【飯綱神社】
出典: 天狗がその昔当地に住んでいたという伝説がもとになったこのお祭りでは、白装束に烏帽子つけ天狗に扮した氏子総代らに、参拝者が「ばかやろう」 などと悪態をつき、投げられた供物を奪い合います。
個人名さえ使わなければ、どのような悪態もOKで、供物の奪い合いも必死となり、日頃の憂さを晴らすのに絶好のお祭りとなっています。
出典: 豊かな緑とともに、しっとりした風情を楽しむのなら、「稲田禅房 西念寺」がお勧めです。
“稲田御坊”で親しまれる「西念寺」は、*親鸞聖人が東国の布教活動の拠点として草庵を結んだのを始まりとする、浄土真宗立教開宗の聖地。浄土宗門徒の崇敬を集める、由緒ある仏教寺院です。
【「茅葺きの屋根の「西念寺」山門。欅の大木が聳える長い石畳の参道を抜けるとこの山門に辿り着く。(「西念寺」へは、水戸線「稲田駅」から徒歩で15分程度。車でなら北関東道笠間西インターより5分。)】
出典: 当寺院の魅力は、古刹ならではの厳かな雰囲気と、自然豊かな里山ならではの静けさがもたらす、しっとりとした風情です。【天保14(1843)年に建立された「太鼓堂」。堂内には、法要の開催などを近在の人々へ伝える際に使用された太鼓が収められている。】
出典: 広い境内の見所は、長い石畳の参道を抜けた先にある室町初期建立と伝わる茅葺きの「山門」。そして県の天然記念物指定の「お葉付き銀杏」。【「西念寺」本堂】
出典: 他に、親鸞聖人の遺骨が分骨されている「御頂骨堂」、聖徳太子を祀る「太子堂」、2尺8寸(役84センチ)の太鼓がある「太鼓堂」などがあります。【本尊「阿弥陀如来像」が祀られている「本堂」】
(*親鸞聖人(1173~1262)は、平安期から鎌倉期にかけて活躍した、浄土真宗の開祖。9歳で出家し、比叡山で仏道修行に入り、20年後に比叡山を下りて、法然の弟子となる。法然と親鸞の思想は、旧来の仏教とは対立的であったため、法然とともに弾圧を受け流刑となり、その後、越後から当地稲田へと招き入られ、40歳から60歳の20年間、自らの家族、地域の人々と共に暮らして、自らの信じる念仏の教えを説き布教活動を行った。全6巻からなる、浄土真宗の根本聖典『教行信証』(きょうぎょうしんしょう)』は、当地で草稿本が完成したと伝わる。)
3-3.里山の風情と芸術と。笠間必見スポット「春風萬里荘」
出典: 笠間日動美術館の分館「春風萬里荘」は、豊かな緑、里山のしっとりとした風情とともに、建築の粋、芸術世界を堪能できる笠間イチオシのスポットです。【「春風萬里荘」入り口。JR水戸線「笠間駅」から歩いて約20分程の距離にあるが、周遊バスを利用すれば、この入り口ソバで乗降出来る。】
出典: 「春風萬里荘」は、陶芸や絵画など多方面に才能を発揮した北大路魯山人の旧宅。北鎌倉から移築したこの茅葺き民家は、江戸中期に建てられた重厚なもので、元は豪族で大庄屋の母屋だったものです。
【周囲の自然環境に溶け込んだ「春風萬里荘」母屋。】
出典: 建物の内部には、魯山人の作品の他、高橋是清や草野心平らの書、朝倉文夫の彫刻等など、日動美術館の所蔵品が、様々に展示されています。【調度品も、設え方も、欄間などの建築細部まで美しい母屋内部】
出典: “万能の異才”と称された魯山人に興味があるのなら一度は足を運びたいスポットです。
【母屋では、木目の美しいタイルが敷き詰められた床や、自ら制作した陶板や陶製便器等など、隅々まで万事に凝り性だった魯山人の美的センスや審美眼をうかがうことが出来る。画像は、欅の「木レンガ」を敷きつめた洋間。】
出典: 当施設の見所は、異才・魯山人が緻密に一つひとつ積み上げることによって成し得た“美的空間”です。
のどやかな里山の景色に溶け込んだ母屋や庭園に佇めば、才人同様に心静かに“美”を感じることが出来るかもしれません。【裏千家の名茶室「又隠」を手本に、魯山人が自ら設計した茶室「夢境庵」から観る枯山水庭園】
出典: 魯山人設計の茶室「夢境庵」も、母屋同様に当施設のハイライト。用いられている建材も、仕上げも、全て凝り性であった魯山人らしく、細部まで見事です。
「春風萬里荘」内には、茶房「春風庵」があり、コーヒーやあんみつ等で一休みすることが出来ます。干菓子付きのお抹茶なら、石庭に面した縁側まで運んで貰えるので、時間があるのなら、抹茶で一服しながらゆったりと魯山人の世界に浸るのがお勧めです。【茶室縁側と京都・龍安寺を模してつくられた石庭】
森の中で一休み。「パン ド ムシャムシャ&コーヒー」
出典: 笠間市内には、豊かな自然環境に溶け込んだカフェが点在しています。「春風萬里荘」から車で5,6分。歩いて20分程にある「pain de musha musha and coffee」もその一つです。【庭に面した気持ち良いテラス席】
出典: 木立の中にある店は、ウッドデッキ付きのコテージで、四季折々に豊かな自然と共に、手作りの料理やスウィーツが楽しめるカフェです。
出典: 当店は、店名通りに、パンとドリンクをゆったり美味しく楽しむ店。
店内では、ハード系や菓子パン系等、手作りのパンが販売され、テイクアウトでも、ドリンクと一緒に席に座って食べることも出来ます。雰囲気抜群で、パンも料理も美味しいと評判です。
【サラダ、バケット、くるみパン付き『キッシュ』(奥の皿は、セットとは別途のあんぱんとシナモンロール)】
笠間 / パン
- 住所
- 笠間市南吉原408-2
- 営業時間
- [月]
10:00 - 17:30
[火]
定休日
[水]
定休日
[木]
10:00 - 17:30
[金]
10:00 - 17:30
[土]
10:00 - 17:30
[日]
10:00 - 17:30
- 定休日
- 火曜日、水曜日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 「笠間」は、奈良期に著された「常陸国風土記」に“笠間村”としてその名が登場するように、豊かな自然の恩恵を受け、古くから人々が暮らしを営んできた土地です。「笠間」では、そうした天地の恵みを大いに活かした農畜産業が盛んに行われています。【市内栗園】
出典: 葡萄や梅、柿等など、様々な特産農産物がありますが、その中で最も良く知られているのが、冒頭で紹介した通り“栗”です。
太平洋型で温暖な気候の「笠間市」は、保水や通気に優れた関東ローム層と呼ばれる火山灰層が広がる、栗栽培に適した土地です。生産量が物語るように、栗栽培に従事する農家が多く、市内を見渡せば、いたる所に栗林が連なっています。
出典: 地名そのものが“高品質な栗”を表すものとして市場に通る程に、「笠間」の栗は量だけでなく質が高いことでも良く知られています。
【笠間の農産物直売所「土からのたより」では、季節になると、笠間産の様々な種類の地栗が売り場に並ぶ。】
出典: 歴史ある産地だけあり「笠間」の農家は、栗生産へ意識が高く、収穫量ばかりを追いかけるのではなく、味の良い栗を如何につくるかに重点をおいて日々苦心されています。生産の工夫として特徴的なのが、多品種栽培と品種別収穫、貯蔵管理です。【笠間市・岩間の「小澤栗園」】
出典: 消費者である私たちは意識しませんが、栗には、他の果物同様に種類があり、品種によって形も味も違いがあります。また収穫期も微妙に異なり、*早生種から晩生種まで実に様々です。「笠間」では、初秋から晩秋までの長期間にわたって、その時々で美味しい旬の栗が収穫できるように、数多くの品種を栽培しています。
また、“栗拾い”に象徴されるように、栗栽培は、基本的に機械化出来ず、人の手を多く必要とします。「笠間」では、土壌改良や剪定はもちろんのこと、品種別収穫、貯蔵管理まで、一つ一つの作業に手間を惜しまず、最大限に美味しさを追求した栗を市場へ送り出しています。
【岩間「小澤栗園」の季節になると販売される『焼き栗』は、ホクホクとして、栗の風味が濃厚で、格別の美味しさ。】
*注[(笠間市内で生産される栗は、『丹沢』や『出雲』といった早生(わせ)、『利平』や『筑波』などの中生(なかて)、『石鎚』、『岸根』の晩生(おくて)など、品種によって成熟期が異なり、9月上旬から10月下旬と収穫時期も様々。(早生品種は、9月初旬から9月下旬、中生は9月下旬から10月上旬、晩生は10月上旬から下旬)。一般的に早生は色味が優れ加工向き。中生や晩生は甘み強い特徴がある。)]
*注[選別:栗の収穫は、熟して地面に落ちたものを拾うが、異種を同じ畑で育てると収穫の際に混じってしまうため、笠間では、品種が混交しないように、種類毎に畑を分けて栽培している。]
出典: そうした農家の手間と知恵を結集して完成したのが、笠間のブランド栗である、生栗の『極み』(販売者:JA常陸笠間営農経済センター)と、笠間の栗『愛樹(あいき)マロン』(販売者:あいきマロン株式会社)です。
【「笠間の焼栗 愛樹マロン」の『愛宕山 超特選』。甘味強く、ホクホクとした食感が秀逸な焼き栗。店内では、様々な種類の焼き栗が販売されている。】
出典: 栗の主成分の“デンプン”は、長期間低温貯蔵すると糖質へと変化し、甘みが強くなる性質がありますが、『極み』は、このデンプン質の変化を利用して仕上げた究極の栗。
笠間産の厳選大粒の栗を、零度で一ヶ月冷温貯蔵し、ゆっくりと熟成させ、甘みを“極み”に達するまでに最大限に引出しています。
【友部駅近くの洋菓子店「くりーむ」の人気商品『笠間のモンブラン』に君臨するのが、笠間のブランド栗「極み」の渋皮煮。大粒で旨味ぎっしり。(「くりーむ」は後述)】
◆25.生栗「笠間の栗『極み』」(販売者:JA常陸笠間営農経済センター)
出典: 『愛樹マロン』は、“矮化(わいか)栽培”という、特許取得の特別な栽培方法から生まれた笠間のブランド栗です。殺虫剤を用いずに育成された栗の木から生まれる実は、大粒で高糖度。栗本来の風味が強い美味しい栗です。
『愛樹マロン』の生産者「あいきマロン」では、期間限定販売の『生栗』、収穫後1ヶ月間低温熟成後に焼き上げた『焼き栗』の他、通年で購入できる『熟成むき栗』も販売しています。
【JR岩間駅から徒歩5分の「愛樹マロン販売店舗」では、焼き栗が試食出来る。】
出典: 栗好きなら、覚えておきたいのが、例年新栗が出回る9月下旬又は10月初旬に開かれる「かさま新栗まつり」です。
近年始まったこのイベントでは、栗の生産農家や加工業者、菓子店が一堂に会し、生栗や焼き栗、栗菓子の試食や販売が行われます。会場は、陶炎祭と同じ「笠間芸術の森公園」です。
出典: 生栗や栗菓子だけでなく、「栗おこわ」や「栗焼酎」といった栗関連の商品やアイデア料理等も出品され、栗スウィーツ作りや、栗拾いといった参加型の体験教室、栗を使ったゲームも開かれるので、家族連れも楽しめます。
【「富田菓子店」は、栗の和菓子で評判の岩間の和菓子店。「新栗まつり」では、『栗むしようかん』等、栗を使った定番の和菓子を並べる。画像は、笠間産の新栗を使った『栗おこわ』。もっちりとしたおこわの食味と餅米と豆の風味が栗の甘みを引き立てて美味しいと評判。】
岩間 / 和菓子
- 住所
- 笠間市押辺2023-8
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 月曜日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 地産の栗への思いは、栗農家だけでなく、地元笠間の加工業者や菓子店も同じです。
栗は、品種それぞれに個性があり、食味が異なります。それぞれの特徴を熟知して加工し、美味しく仕上げるには、経験と愛情なくしてはなりません。【大粒の地栗が入った「グリュイエール」の食べ応え満点の『ろまんパイ』】
出典: 「笠間」市内には、地産の栗を用いる加工業者や菓子店が多く、笠間の栗に惜しみない愛情を注いでいます。
栗羊羹や栗饅頭、モンブランはもちろんのこと、ソフトクリームやロールケーキ、せんべい等など、「笠間」の栗スウィーツは実に多彩です。
【しっとりした皮生地も美味な「ふる川製菓」の『栗入りどら焼き』】
出典: 栗菓子は、一般的に秋から冬の季節に出回ります。栗の貯蔵と加工に優れる「笠間」では、期間限定販売の商品ももちろんありますが、一年を通じて、様々な栗菓子が店頭に並んでいます。
【画像の菓子は、先に紹介した笠間稲荷近くの「和菓子処 松島」の『笠間の栗木立』。笠間の栗を栗あんで包み、小豆そぼろあんで巻き上げた贅沢菓子(通信販売可)。】
出典: 「笠間」市内には、地産の厳選栗を使った栗の加工品や栗スウィーツを並べる加工品店や菓子店が数多くあります。また、他の地域と異なり、産地で貯蔵技術の発達した笠間では、比較的長期にわたって(秋から冬、又は通年)頂ける栗菓子が多いのが特徴的です。
以下で紹介する店と栗スウィーツは、そのほんの一部です。他店も気になるのなら、毎年発行される『笠間てくてく栗図鑑』を参考にしてみましょう。
出典: 「小田喜商店(おだきしょうてん)」は、笠間市岩間の栗を主に扱う、食品加工製造店。業務用に卸販売する他、小売の店舗もあり、オリジナルのスウィーツも製造販売しています。
【JR岩間駅から徒歩15分程のにある小売店舗には、栗の甘露煮や栗の渋皮煮等、様々な栗加工品が並ぶ。】
出典: 店の人気商品は、季節限定販売の『焼き栗』と、焼き栗の旨味がぎゅっうと詰まった『ぎゅ』。栗と砂糖だけで作られたこの栗菓子は、栗本来の美味しさを堪能できる究極の味わい。濃厚でビターな風味が堪らない美味しさと、評判の逸品です。
出典: 『ぎゅ』と一緒に食すと極上の味わいになると評判なのが、『いわまの栗アイス』です。
香料やお酒で誤魔化さず、当社自慢の栗ペーストと地元茨城県の生乳をたっぷり使った、栗本来の風味が楽しめるアイスクリーム。『ぎゅ』と一緒に味わうとさらに風味が増して美味しいと評判です。
岩間 / 和菓子
- 住所
- 笠間市吉岡185-1
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
09:00 - 19:00
[水]
09:00 - 19:00
[木]
09:00 - 19:00
[金]
09:00 - 19:00
[土]
09:00 - 19:00
[日]
09:00 - 19:00
[祝日]
定休日
- 定休日
- 月曜日、祝日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 出典: 笠間駅すぐの「グリュイエール」は、地元にも観光客にも屈指の人気を誇る洋菓子店。
明るい店内には、地元特産の新鮮な果物や栗を使った洋菓子やパンが種類豊富に並んでいます。ショートケーキやロールケーキ、プリンといった生菓子、クッキーやマドレーヌ等の焼き菓子、クロワッサンやアップルパイ等など、実に多彩です。【店内ショーケースの一部。カフェ併設の店内は広く、商品の種類が非常に多い。】
出典: 居心地の良い店併設のカフェで頂くのなら、地元笠間産の美味しい栗を使った『笠間地栗のモンブラン』がやっぱりイチオシ。一般的にモンブランに使われる栗ペーストは、輸入加工品が多いものですが、せっかく特産地に来ているのならば、和栗ならではの滋味な風味をしっかり味わって帰りましょう。
出典: 一年を通して味わえる『笠間地栗のモンブラン』は、表面のクリームは濃厚ながらも甘さ控え目。洋酒が香って大人向けのモンブランです。
柔らかでふわったしたスポンジと生クリーム、サクサクっとした食感が小気味良いパイ生地が、栗クリームと相まって美味しいと評判です。
出典: お土産として評判が高いのは、店の代表銘菓でもある『五穀ろーる』ですが、栗の時期や栗好きなら、栗を使ったクッキーやマドレーヌ等の焼き菓子、栗が丸ごと味わえる『栗トリュフ』がお勧めです。
【しっかりとした栗の甘みとラム酒の香りが美味と評判の焼き菓子『栗マド』は、当店で一番人気。】
出典: 「菓子工房 福」は、「笠間稲荷神社」のすぐ近く。和モダンでスタイリッシュな外観のシュークリームの専門店。隣接する笠間の名レストランの主人が“レストラン提供のデセール(食後に頂くデザートの意)をもっと気軽に味わってもらいたい”という思いの下に、2018年にオープンさせたお店です。
【カウンターが伸びる1階が、ショップとキッチン、2階がカフェとなっている。カウンターでは様々な種類のシュークリームが、地元笠間焼の皿にのり、メニュー代わりに置かれている。】
出典: ふわっとしてサクサクっとした皮生地が美味と評判。栗好きなら、やはり笠間の栗をたっぷり使った『栗のシュークリーム』。【渋皮煮、カスタードクリーム、栗のクリームが入った『栗のシュークリーム』】
出典: 他に胡桃やカスタード、抹茶等。店舗2階のカフェでは、出来たての、美味しいシュークリームが頂けます。
【シュークリームなら生菓子でも持ち運びが楽。画像は、シュークリームの『全種類つめ合わせ』。栗の他、門前ならではの胡桃、季節の苺、キャラメル、カスタードが入った5個入り。】
笠間 / シュークリーム
- 住所
- 笠間市笠間1351-1
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
10:00 - 18:00
[水]
10:00 - 18:00
[木]
10:00 - 18:00
[金]
10:00 - 18:00
[土]
10:00 - 18:00
[日]
10:00 - 18:00
■ 営業時間
売り切れ次第終了の場合あり
2階カフェスペースは17時までの様子
■ 定休日
祝日の場合は営業、翌日定休
- 定休日
- 月曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 「笠間稲荷神社」から歩いて10分ほど、「旧笠間城八幡台櫓」すぐ近くにある「ふる川製菓」は、地元で古くから営む老舗菓子店です。和菓子も洋菓子も、オリジナリティに溢れ、遠方からのリピーターも多いお店です。
和モダンに改装した店は、洒落たカフェも併設され、店自慢の創作菓子とともに、ゆったりと味わえます。
【カフェでサーブされた『玄米茶』+店の名物菓子『夢ムース大福』。他に、煎茶や抹茶の他、珈琲や紅茶、ソフトドリンク類もあり種類豊富。『白玉クリームあんみつ』や『栗ぜんざい』、天然氷を使ったかき氷等の甘味もある。】
出典: 人気で名物なのが、具とムースを求肥で包んだ『夢のムース大福』。
求肥の柔らかさと、ふわっとしたムースが、中に入った具と良くあって美味しいと評判の逸品です。一番人気は、『苺ムース大福』ですが、地元産の栗も人気です。
出典: 栗好きで、持ち帰るのなら『かさま栗きんつば』がお勧め。丸ごと一個入ったホクホクとした栗の食味と上品なつぶ餡が良く合うと人気です。他に、栗がたっぷりのった『栗羊羹』や『栗どら焼き』、『栗大福』もあり、笠間ならではの栗の入った定番和菓子も満喫出来ます。
笠間 / 和菓子
- 住所
- 笠間市笠間309-2
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
08:00 - 18:00
[水]
08:00 - 18:00
[木]
08:00 - 18:00
[金]
08:00 - 18:00
[土]
08:00 - 18:00
[日]
08:00 - 18:00
■ 定休日
月曜日(祝日の場合翌日)
- 定休日
- 月曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 「くりーむ」は、地元で愛される笠間の人気洋菓子店。リーズナブルな価格で、ハイレベルな味と評判のお店です。
特に“栗”菓子には定評があり、栗の季節になると、4種類ものモンブランが店頭に並べられます。
人気でお勧めなのが、値は張っても、大満足の美味しさと評判の『笠間のモンブラン』。濃厚な栗のクリームの上に、笠間の地栗『極み』の渋皮煮を丸ごと一個のせた贅沢な逸品です。全体の調和も見事で、香り良く、風味豊かと人気です。
出典: お土産なら、笠間の高級栗「極み」だけを贅沢に使った焼き菓子『栗のテリーヌ「和心」』、タルトやドーナッツといった栗の焼き菓子がお勧めです。【マドレーヌのような食感で後を引く美味しさの『栗ドーナッツ』】
友部 / ケーキ
- 住所
- 笠間市東平1-9-13
- 営業時間
- [月]
10:00 - 19:00
[火]
10:00 - 19:00
[水]
定休日
[木]
10:00 - 19:00
[金]
10:00 - 19:00
[土]
10:00 - 19:00
[日]
10:00 - 19:00
■ 定休日
水曜日(祝日の場合は営業)、不定休(SNSにて告知)
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
データ提供: 5.電車でも。バスでも。マイカーでも。アクセス抜群!「笠間」
出典: 笠間市内の道路網は良く、南北に「常磐自動車道」、東西に「北関東自動車道」が伸び、4箇所のICが市内にあるので、マイカーでの移動が楽です。
また鉄道も、東京や水戸と結ぶJR「常磐線」、栃木方向へと繋ぐJR「水戸線」が市内を通り、2線が分岐する「友部駅」他に、市域には6つ駅を有しているので、電車でのアクセスも抜群です。
【北関東自動車道の上下線共通施設「笠間PA」の「KASAMA TERRACE」は、開放的で清潔な空間。笠間焼やいなり寿司等、笠間のお土産が種類豊富に揃い、コンパクトながらも充実の内容。】
出典: さらに、都内からの笠間のスポットへ直接通じる長距離バスもあるので、乗り換えのストレスなく笠間を訪れることが出来ます。
【『笠間栗おこわ弁当』は、例年9月下旬~11月下旬(栗の収穫状況による)に、常磐自動車道友部SA(上・下)、北関東自動車道笠間PAで、販売される季節限定の「どら弁」。笠間産の栗と茨城県産の餅米で作った栗おこわに、常陸牛の山椒煮等、茨城県の美味しい惣菜を添えた贅沢な弁当。】
出典: ■(東京方面)[上野駅]⇒JR常磐線70分⇒[友部駅]⇒JR水戸10分⇒[笠間駅]
※JR笠間駅で降りても良いが、市内を複数箇所観光するのであれば、[友部駅]から観光周遊(後述)バスを利用する方が乗り換えもなく、便利。
5-2.高速バスで。(東京方面から「関東やきものライナー」利用)
出典: 茨城交通「関東やきものライナー」は、東京と笠間・茂木・益子を繋ぐ高速バスです。1日5便(土日祝日6便)運行し、一部の便で予約が可能です。乗車賃も安価で、ダイレクトに笠間へ行けるので、都内在住の方に特にお勧めです。【JR秋葉原バス停】
出典: 乗車証明書を提示すると、市内の主なショップ等で割引を受けることが出来ます。
5-3.周遊バスを賢く使って。(かさま観光周遊バス)
出典: 先に述べたように、JR友部駅発着の「かさま観光周遊バス」は、笠間市内の主要観光施設を周るので使い勝手が抜群です。1回の乗車で100円(2019年11月現在)と低料金で利用でき、『1日自由乗車券』(2019年9月1日改定で300円)なら、1日自由に何度でも乗降可能な上、美術館などの入場割引も受けられ、お得です。
5-4.初めての観光なら。(主要スポットを周るモデルコース)
出典: 以下は、モデルコースの移動所要時間を「周遊バス」と「徒歩」の2通りの場合で示したものです。移動時間の目安と旅の参考にして下さい。
モデルコースは、笠間の主要人気スポット5箇所を周るコースです。
①「ギャラリーロード」⇒②「笠間工芸の丘(茨城県陶芸美術館)」⇒③「笠間日動美術館」⇒④「笠間稲荷神社」⇒⑤「春風萬里荘」
5-4-1.周遊バス利用の場合(友部駅からのモデルコース)
出典: ■[友部駅]→バス9分→[①ギャラリーロード]→バス4分→[②笠間工芸の丘(茨城県陶芸美術館)]→バス5分→[③笠間日動美術館]→バス2分→[④笠間稲荷神社]→バス8分→[笠間駅]→バス5分→[⑤春風萬里荘]
【「笠間日動美術館」は、分館である「春風萬里荘」とは、JR水戸線を挟んで反対方向で、「笠間稲荷神社」近辺。
(画像は、彫刻が点在する美術館内庭園)】
5-4-2.徒歩の場合(笠間駅からのモデルコース)
出典: ■[笠間駅]~徒歩20分~[①ギャラリーロード]~徒歩10分~[②笠間工芸の丘(茨城県陶芸美術館)]~徒歩30分~[③笠間日動美術館]~徒歩7分~[④笠間稲荷神社]~徒歩40分~[⑤春風萬里荘]
【「笠間日動美術館」は、東京「銀座日動画廊」の創業者・長谷川夫妻が、長谷川家ゆかりの地である笠間に、昭和47(1972)年に開設した美術館。収蔵品の中で異彩を放つのは、著名画家らが長年愛用したパレット画のコレクションで、その数300点以上にも上る。(「パレット館」展示室内)】
徒歩の場合の笠間駅~春風萬里荘までのルートを示しています。
出典: 焼物・カフェ・神社・自然・里山・栗・菓子と、「笠間」の魅力を盛り沢山に紹介しましたが、如何でしたか。
盛り沢山といっても、紹介したのは「笠間」のほんの一面にしか過ぎません。
四方を山々に囲まれ、盆地である「笠間」は、四季の変化、自然の移ろいがしっかりと味わえる豊かな土地。心懐かしい里山の景色は、季節のハイライトに向けて、グラデーションを描くように、日々変化しています。
また「笠間」は、その昔、親鸞が当地を拠点に布教活動を行い、多くの陶芸家らが根を下ろして築窯しているように、新しきを受け入れる度量があり、変化に対して前向きな土地柄です。
水に映る天空が、刻一刻と変化するように。
水面に降りた虫たちが、新しい波紋を広げていくように。
「笠間」の“今”は、日々移ろい、景色も食も人も、互いに呼応しあって変化しています。
「笠間」は、都心部からのアクセスが抜群。いつ出掛けても、新しい出会いと発見がある、豊かな里山です。記事を参考に、魅力ある「笠間」へ、ぜひ足を運んで下さい。
出典: 笠間を訪れるのなら、以下HPを参考にしてみましょう。
【GW頃の「笠間稲荷神社」境内。拝殿前の藤は、県の天然記念物にも指定されている樹齢約400年の『八重の藤』】
◆笠間焼と益子焼が良く分かるサイトです。パンフレットも掲載されています。
出典: 記事内で紹介した「愛宕山」の山頂には、見晴らしも星空も素晴らしい宿泊施設「あたご天狗の森 スカイロッジ」があります。バーベキュー施設も整い、笠間の豊かな自然を満喫するのにお勧めです。市内には、他に旅館やホテル、ビジネスホテルもあるので、先の観光協会HPを参考にしてみましょう。【「あたご天狗の森 スカイロッジ」内のログハウス】
関東二大窯業地の一つ、茨城県「笠間」。
【笠間焼の人気ショップ「回廊ギャラリー門」展示のカップアンドソーサー(河野カイ/河野陶房)】