あなたにとっての庭とは?
PART1:どんな庭を作りたいか知ろう
世界中の庭園を一気見できる贅沢な1冊!
ナチュラルガーデンの81事例
■『ナチュラルガーデン成功実例集』ブティック社 編(ブティック社)
ナチュラルガーデンとは、イギリス生まれのガーデンスタイル。できるだけ農薬などに頼らず、植物本来の力や美しさを最大限に引き出そうとする庭のことです。植物が生き生きできる庭づくりがしたい!という方は、ぜひ本書を参考にしてみてください。81のナチュラルガーデン事例を「雑木の庭」「フラワーガーデン」といったテーマごとに収録しており、きっと「これがいい!」というスタイルが見つかりますよ。
「おもてなし」の心に満ちた日本庭園
■『京都もてなしの庭 知られざる歴史と物語』烏賀陽百合(青幻舎)
料亭や老舗旅館、ホテルなどにつくられた27の庭園を、デザイナーが歴史やこだわりも含めて紹介している1冊です。どれも「おもてなし」の心が込められており、日本庭園ならではの心構えも知ることができるほか、灯籠や手水鉢など細部にわたる魅力もいっぱい。日本風の庭に興味がある方や、和室に合った庭づくりをしたい方にもおすすめです。
PART2:小さなスペースを活かすには?
どんなスペースも庭にできる!
■『一年中センスよく美しい 小さな庭づくり』朝日新聞出版 編(朝日新聞出版)
緑にあふれた家にしたいと思っても、実際にどうすればいいか分からない!と悩んでいる方におすすめなのが本書です。こちらの本では、玄関周辺はもちろん、テラスやちょっとした小さなスキマ、駐車場に至るまで、どこでも庭にできるアイディアを集めています。年間を通して、その場所での植え付けや剪定はどうするのか、害虫や雑草はどう対策するのかなども解説されており、庭づくりのアドバイスももらえますよ。
庭づくりから植物のことまで学べる!
■『「日陰の庭」から「ベランダ」、「室内」まで はじめての小さな庭』杉井志織(学研プラス)
ベランダや室内など、日当たりが悪く狭い空間は庭づくりには向いていないと思われがち。しかし本書では、そうした環境でも元気に育つ植物を取り入れ、心安らぐ空間に変える方法をご紹介しています。草花の作業カレンダーや選び方、品種などについて、写真を軸に分かりやすく解説されているのも特徴で、お世話の方法まで学べる1冊となっています。
狭い空間を素敵な庭に変身させるヒント
■『小さな庭を自分でつくる簡単アイデア』主婦と生活社 編(主婦と生活社)
玄関や壁、フェンス、駐車場など、庭にできるスポットは家の中のあちこちに存在しています。本書は、美しい写真とともに、そんな狭い場所でも素敵に見せるためのヒントや、ベランダを変身させるためのアイディアなどを多数紹介している1冊。実際のご家庭の例も載っているため、狭いスペースでもこんなに立派になるんだ!と思わせてくれ、自分の庭づくりがもっと楽しくなりますよ。
PART3:家や周囲に溶け込む庭づくりを学ぼう
間取り図と植栽図あり!庭づくりのコツもばっちり
■『緑と暮らす。-自然を感じる、心地いい庭のつくり方』エクスナレッジ篇(エクスナレッジ)
庭も含めた住まいづくりを考えている方に、ぜひ読んでほしい1冊です。本書では、緑いっぱいの住まいにするために建物のプランニングから考えられた、11の実例を紹介しています。ポイントは、狭い場所や日当たりが悪い場所でもしっかり緑を取り入れること。丁寧な間取り図や植栽図、実際に植えられた植物まで載っているため、庭づくりのヒントが丸分かりです!
緑を取り入れた”住まい”の一部としての庭
■『荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ』荻野寿也(エクスナレッジ)
本書では、「美しい住まい」をコンセプトに、造園家・荻野寿也さんが手がけてきた50以上の住宅実例を紹介しています。それぞれ写真や図面を使って、その住まいに込めた思いや演出のための工夫などが丁寧に解説されているほか、140種の植物図鑑も収録。専門的な内容もありますが、本格的に緑を取り入れた住まいを考える方にとっては、アイディアの宝庫となる1冊です。
植物が育つままに任せるカルチュラルガーデン
■『カルチュラル・ガーデン 育つままに、ほったらかしの庭づくり』グラフィック社編集部 編(グラフィック社)
隣の家の庭をじっくり見てみたい、と考えたことはありませんか?本書はそんな望みを叶えてくれる、個人宅の実例を多数紹介する1冊です。屋外と室内をつなげたり、資材集めから自分で作ったり。テーマを掲げて作られたガーデンなどもあり、そのスタイルは様々です。植物が育つままにする「カルチュラルガーデン」の実践的な方法も解説されており、周囲の自然に溶け込む庭づくりにも役立ってくれます。
PART4:こだわりを反映した庭づくりのために
日陰も草花でいっぱいにできる◎
■『咲かせたい! 四季の宿根草で庭づくり 日陰・酷暑・悪条件を解決!』荻原範雄(講談社)
草花を庭で育てようとする時、困ってしまうのが日陰や土壌などの条件が悪い”デッドスペース”。緑でいっぱいにしたいのに、そうしたスペースでは育てたい植物を育てることができません。本書では、そんな時に役立つ宿根草について解説!一度植えればあまり手間をかけずに毎年花を咲かせてくれる、宿根草。デッドスペースを鮮やかにしてくれるだけでなく、さまざまな種類の中から咲く季節の違う植物を選んで植えることで、一年を通して楽しめるようになります。
木に囲まれた庭づくりの方法
■『手間いらずで一年中美しい 樹木とリーフで小さな庭づくり』安元 祥恵 監(ナツメ社)
本格的に庭をつくりたい方にとって、どんな木を植えるか、どこに植えるかは悩みどころですよね。本書では、実例を通してツリーガーデンを作るためのポイントやヒントをなどを解説しています。実際に木を植えるのに必要なスペースや予算、手間なども教えてくれるほか、154種のツリー・リーフを図鑑スタイルで紹介。これ1冊で、木の選定から実際の庭づくりまでを助けてくれます。
自分の庭に苔を取り入れたいあなたへ
■『美しい苔庭づくり』アニー・マーティン 著、石黒千秋 訳(エクスナレッジ)
日本風の庭づくりに欠かせないのはもちろん、ちょっとしたスキマを埋めて全体を緑に染めてくれる、苔。お手入れが難しそうで自分の庭に取り入れるのは難しいと思われるかもしれませんが、本書では苔の基礎知識から植え付け、お手入れ方法、具体的な配置の方法まで丁寧に解説してくれています。苔のエキスパートである著者が厳選した25の苔図鑑も収録し、苔を取り入れたい人を優しく導いてくれますよ。
PART5:明日からできる実践的なテクニック
ベランダを植物で彩りたいあなたに
■『ベランダガーデンのつくり方 決定版』私のカントリー編集部 編(主婦と生活社)
アパートやマンション、団地などでも、ベランダなら気軽に庭づくりを楽しむことができます。本書では実例をはじめ、ベランダガーデンをする際の基礎やおすすめの植物、もっと素敵に見せるための演出、雑貨を使うアイディアなどを網羅。ベランダでもこんなに素敵な庭ができるんだ!という発見があるだけでなく、自分のベランダをよりよくするためのヒントも得られますよ。
手間のかからない庭づくりのヒント
■『一年中美しい 手間いらずの小さな庭づくり』天野麻里絵(家の光協会)
初めて庭づくりに取り掛かる方は必読!プランニングからゾーニング、木や草花の使い方、演出の方法、一年中花を楽しむための咲きまわしまで、写真やイラストともに丁寧に解説している1冊です。本書で目指しているのは、ずばり「手間いらず」!楽に管理できて、四季折々の植物と美しい景色を通年楽しめる、夢のような庭の実現を助けてくれます。
庭づくりもDIYも楽しもう◎
■『DIYを生かした 小さな庭づくり』有福 創 監(成美堂出版)
ゼロからDIYで庭をつくるのは難しい、と考える方も多いですよね。本書では、女性でも始めやすいDIYでの庭づくりのアイディアを数多く紹介しています。最大の魅力は、棚やプランター、ベンチ、フェンス、雑貨など、素敵に演出してくれるアイテムの作り方を、簡単に分かりやすく教えてくれていること。解説の写真に登場する植物の組み合わせや配置、配色なども美しく、色々な面で参考になる1冊です。
■『世界の美しい庭園図鑑』大野暁彦・鈴木弘樹 監修(エクスナレッジ)
理想の庭を探しに、まずは世界を巡ってみましょう!本書では、いつか一度は訪れてみたい世界22か国、55の有名な庭園を紹介しています。その歴史や背景だけでなく、「フランス式」や「イギリス式」といった様式の違いもイラストなどで丁寧に解説されており、庭づくりのために知っておきたい知識も満載。旅行気分を楽しみながら、自分の心がひかれる庭園を探してみてください。